2015年5月14日木曜日

辺野古 戦争法案 許すな! 戦後70年 5・15沖縄闘争へ



5/15~18沖縄闘争に立とう! 沖大生のメッセージ
 沖縄のゆいまーる精神を打ち砕き、強行されつつある辺野古新基地建設、許せません!
 沖縄の学生こそが、米軍基地撤去、戦争反対の意志を示していくべきではないのでしょうか!(福祉文化 3年)

戦争法案の閣議決定を許すな

 安倍政権は、日米の新たなガイドライン(防衛協力の指針)締結、28日の日米首脳会談を経て5月14日、10本もの戦争法案を閣議決定しようとしています。
 8~9日には中谷元防衛相が来県し、9日翁長知事との会談で「決定に関わった人間の一人として、どう考えても辺野古移設が唯一の解決策。全力で移設を進めていきたい」と居直りました。本当にふざけています。

国際連帯こそ戦争を止める力

 とりわけ今回、中谷は「A2AD」という軍事戦略用語を持ち出して、中国との戦争における「沖縄の地理的重要性」をアピールし、米軍基地建設とともに、与那国島に続く離島への自衛隊配備を宮古島から着手すると宣言しました。問答無用の暴力と「中国脅威論」で沖縄の新たな戦争拠点化(=戦場化だ!)を飲ませようということです。
 しかし、中谷自身が言っているように、「中国との緊張」なるものは「尖閣諸島(魚釣島)の国有化」によって日本政府自身が作ったものです。はっきりさせるべきは、大恐慌が米主導の戦後体制を崩壊させ、大国同士の抗争と戦争、核戦争の危機を現実化させる中で、安倍こそが最も自覚的な戦争の放火者になっているということです。
 あらゆる戦争が「自衛」の名で引き起こされます。しかし実際は「1%」の資本家の強盗的利益を守るためのものです。戦争を止める力は「99%」の民衆が戦争する自国政府をゼネストで倒し、国境を超えて団結する中にあります。

全国学生と5月15~18日行動に立とう

 安倍は自身の著書『この国を守る決意』の中で、「軍事同盟というのは“血の同盟”です」と書いています。この国のために日本の若者、学生は戦争で血を流せということです。誰が安倍のために血を流すか! 基地を造らせてたまるか! 声を上げ、行動すべきは今です!
 韓国の労働者民衆のゼネストは、パククネ政権だけではなく、沖縄の怒りと一体で安倍やオバマを追いつめています。東京でも戦争と基地建設への怒りが爆発し、5月15~18日、全国学生が沖縄に来ます。団結を固めて沖縄から学生が声を上げれば戦争、基地建設は絶対に止められます!
 5・15辺野古現地集会、16国際通りデモ、全国学生交流集会、労働者集会、17県民総決起大会に立ち上がろう! 18日は沖大キャンパスから声を上げよう!



基地を止める怒りはキャンパスにある

 開講日以来、沖大でも多くの学生がメッセージという形で「辺野古新基地建設反対!」「戦争絶対反対!」の声を上げてきました。「辺野古移せつ反対!!」「沖縄をまもろーう!!」「平和をかえせー」「捨て石にはしないでくれ」「あべつぶれろ!!」「辺野古をみんなで止めよう」「基地いらないです」「この世の中私たちが変えよう!!!!!」etc.
 また、授業前にクラスで訴える赤嶺委員長に対して、皆が真剣に聞き入り、中には拍手が出るクラスもありました。
 沖縄全土で沸き立っている基地建設、戦争への怒りはキャンパスにこそ渦巻いている。このことを確信しました。
 もちろん、「なんで反対なんですか? 自分も戦争は反対だけど、普天間が残ってしまうから仕方ないんじゃないか。国がやると言っている以上、止めるのは無理では?」という率直な疑問や、「基地は賛成。なくなったら中国に占領されるんじゃないか?」「戦争は反対だが、基地で働いている人もいる」というような反対意見も寄せられ、議論も活発化しています。
 はっきりしたのは、やはり沖大生は皆それぞれに危機感や時代の転換を感じ取り、真剣に考えている、議論し、声を上げ始めているということです。この声が一つの形、行動になれば、目の前で進む理不尽を覆す大きな力になるはずです。

学生をビデオ撮影する大学はおかしい

 しかし、許せないのは、それを阻んでいるのが、学生支援課を先頭とする沖大当局や授業でネガキャンをやっている教授たちだということです。よく「今の学生は無関心」「どうせ社会は変わらない」という俗論がありますが、そうではなく、学生の声や議論、行動を抑えつけているものが明白に存在する。それが今の大学だということです。
 周知の通り、「サークル新歓WEEK」が終わって以降、学生自治会の活動に対する沖大当局の妨害は、完全に“大学”とか“教育”とかいう限度を超えています。
 上原将司、金城慎介、新垣真一郎ら学生支援課の職員は、お昼休み、中庭で「辺野古新基地建設を止めよう」と訴える赤嶺委員長を終始監視し、ビデオカメラによる撮影までやっています。さらに5月1日には、「敷地内での許可無き拡声器の使用、ビラの配布は禁止します。やめてください」などという新たな看板を作って警備員に持たせ、赤嶺委員長の真横に立たせることまで始めました。
 完全に人権無視。犯罪者扱い。もはや「ルールを守れ」というレベルではなく、戦争反対、基地反対に対する敵意をむき出しにした弾圧です。
(そもそも、拡声器使用に許可が要るというのは学則にもないし、今年1月20日から勝手に言い出したことです。ビラの配布については一昨年の12月、学生の知らないところで大学当局が突然「全面禁止」を決め、昨年の自治会再建において学生として「禁止反対」の意思が示されています。そもそも、「全面禁止」を主張する大学が「許可を取れ」などということ自体が論理矛盾であり、「許可」する気などないことは明らかです。大学当局の本音は「オレがルールだ。学生は黙って従え」でしかありません。)

学生は団結して大学を変えよう

 今辺野古では、海上保安庁が抗議する市民をビデオカメラで撮影し、「犯罪者!」などと罵っています。学生支援課がキャンパスで学生にやっていることは、一体これと何が違うのでしょうか? 安倍が沖縄に基地を造り、沖縄全土が怒り、戦争を体験したおじい、おばあが体を張ってでも止めようとしている。基地で働く労働者、公務員労働者が基地建設への協力業務に抗議して立ち上がっている時に、学生がキャンパスで声を上げることを禁止する。安倍が「奨学金が返せない学生は自衛隊に行け」「若者は戦争で血を流せ」と言って戦争法を作ろうとしている時に、自衛隊の就職説明会は自由にやらせるが、学生の戦争反対は弾圧する。これのどこが「地域に寄り添う大学」ですか? 学問・教育ですか? 今の沖大が寄り添っているのは安倍政権ではないですか!
 学生は学生自治会のもとに団結して、こんな大学のあり方を変えよう! 辺野古とともに、全国、韓国の仲間とともにキャンパスから立ち上がろう!


5月沖縄闘争
5月15日(金)16:00 5・15辺野古現地全国集会
      (13:30県庁前出発) 
5月16日(土)10:00 南部戦跡めぐり
       15:00 国際通りデモ(県庁前出発)
       17:00 全国学生交流集会
       19:00「復帰」43年5・16沖縄集会 
5月17日(日)13:00 セルラースタジアムにて県民総決起大会
       16:00 県庁前総括集会 
5月18日(月)    沖大キャンパス集会を予定 

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