2014年6月27日金曜日

安倍を倒して戦争とめよう! 6月27日にまいたビラです。

https://drive.google.com/file/d/0B061J9_8Vc5DU09CaTNKUVc2cEE/edit?usp=sharing
 


安倍を倒して戦争とめよう!

安倍は絶対に許せない 

安倍政権は、「集団的自衛権」と称して、自衛隊の海外侵略派兵を全面解禁しようとしています。人びとが連日集会やデモで怒りの声をあげる中、7月1日にも憲法の「新解釈」を閣議決定し(事実上の憲法破棄!)、際限のない戦争に道を開こうとしています。とんでもない事態です。
 基地建設阻止のための辺野古のテントが何者かに荒らされました。犯人は不明ですが、真犯人は安倍政権です。7月にも基地建設に事実上着工しようとしている安倍政権が、辺野古沖の使用制限水域を拡大し、阻止行動を鎮圧するための訓練を連日やっている中で起きた事件です。
 安倍首相は23日、沖縄全戦没者追悼式に出席しました。反省や不戦の誓いのためではありません。私たちを再び戦争にかりたてるためです。靖国神社参拝や教科書検定で試みたように、沖縄戦戦没者を「軍隊(国)に殺された」のではなく、「国のために死んだ崇高な死」と描こうとしているのです。本当に許せません! 安倍首相の式辞を聞いた遺族は、「戦争は二度とやってはいけない。戦争につながる動きをする国は信用できない」「新基地を造らせてはいけない」と怒りをあらわにしています。
 福島では「核のゴミ捨て場」を押しつける石原伸晃環境相の「最後は金目でしょ」という発言に対して、「金じゃない。ふるさと返せ!」という怒りが爆発しています。
 本当に許せません。安倍なんかに殺されてたまるか! 今、怒りの声をあげるときです。赤嶺君は今週、「たおそう!安倍政権」を掲げて杉並区議補選を闘う北島邦彦さんを応援するために東京にかけつけています。全国-世界に渦巻く怒りと結びつき、今こそ安倍政権を倒そう!
 

「国民の命を守る」は大ウソ

安倍首相は、集団的自衛権の行使容認について、「国民の命と暮らしを守るため」と説明しています。しかし、国民を守るための戦争など真っ赤なウソです。
 戦前、日本は中国に「満州国」をデッチあげ、そこに貧しい農民を送り、中国の農民を追い出しました。しかし、敗戦間際にソ連軍が侵攻したとき、日本軍は数十万人の移民を置き去りにして橋を爆破し、我先に逃げました。沖縄戦でも、「軍官民共生共死の一体化」といわれて県民は根こそぎ動員されました。そして、捕虜になることも許されず「集団自決」が強制されました。スパイの疑いをかけられ、殺されもしました。軍隊は民衆を守らないのです。
 そもそも、沖縄戦や本土空襲、ヒロシマ・ナガサキなどの惨劇を招いたのはなぜか。敗戦が不可避になったのに、当時の政治家たちが自分たちの地位を守るために戦争を引き延ばしたからです。
 また彼らは、自分たちが批判され、倒されることをおそれて、兵士や民衆に、捕虜になることも生きて返ることも許しませんでした。日本兵は230万人が死んだとされますが、その6割が無残な餓死です。民間人も、沖縄でも中国でもサイパンでも、「集団自決」を強制されました。
 今の政治家たちは、あの第二次世界大戦の反省をしたことがありません。あの戦争を美しい戦争だと描いています。しかし、あの戦争は、日本の支配者が自分たちの延命のために起こした戦争なのです。

命を奪っているのは安倍だ

「国民の命を守る」と言いますが、今も福島で人びとの命を奪っているのは誰ですか? 震災から3年あまり。今も原発事故は収束せず、14万人が避難したままです。帰りたくても帰れず、避難民が仮設住宅で次々に体を壊し、亡くなっています。誰のせいですか? しかも、「除染」で放射線量は下がらず、多くの子どもからガンが見つかっているというのに、補償金だけはさっさとうち切って、汚染地に帰れというのです。これを棄民、殺人といわずになんというのでしょうか!
 さらに、安倍政権が発表した「成長戦略」の中身です。「残業代ゼロ」や「法人税減税」「医療・農業の規制緩和=ビジネス化」「外国人技能実習制度の拡充」「特区の活用」など、ぜんぶが資本のやりたい放題、労働者・学生にとっては地獄です。とくに、「残業代ゼロ」は、8時間労働制の廃止であり、大幅賃下げです。長時間労働の歯止めがなくなり、過労死が今以上に続出するといわれています。
 何が「国民の命を守る」ですか! 命を奪っているのは安倍じゃないか! この「命よりカネ」の政治の行き着いた先が戦争なのです。

団結こそ戦争とめる力

集団的自衛権を提言した安保法制懇は、中国の海洋進出など日本周辺の「安全保障環境が変化した」と言います。しかし、最も戦争を挑発しているのは安倍首相です。
 資本主義はもう限界です。世界大恐慌が進行し、ウクライナや東アジア情勢など、29年大恐慌から第二次世界大戦に行き着いたような市場・勢力圏をめぐる争いは激しくなる一方です。そうした中で、安倍政権こそ、事態を促進し、東アジアに戦争の危機をつくり出しているのです。
 では、どうしたら戦争を止められるか。労働者・学生の団結した闘いと国際連帯で安倍政権を倒すことです。
 それは空論ではなく現実に始まっています。福島のJR労働者の被曝労働拒否のストライキや「すき家」のストライキ、沖縄のコールセンターの雇い止め阻止ストライキが社会的注目を集めています。中国や韓国、ブラジルやトルコでも、労働者は生きるためにゼネストやデモに立ち上がっています。この生きるための団結、国境をこえた団結があれば、戦争だって止められます。
 そして、未来を握る学生の行動こそ決定的です。5月19日に沖大で事実上の反戦集会を行い、沖大に自治会を再建したことは、教職員が組織した「帰れ」コールを含め、ネットを通じた大ニュースになりました。シールの一票一票を通じて、沖縄に生きる学生として戦争・基地反対の声をあげたことが、沖縄-全国の仲間を励まし、安倍政権を揺るがしています。

処分撤回!大学を反戦の砦に

同時に決定的なのが、赤嶺君への不当な処分を撤回させ、ビラまき禁止の大学、戦争反対も自由に言えない大学を変えることです。沖大のリベラル教授たちは、安倍政権の横暴に対して人びとが「無関心」「批判力を失っている」のが問題だと新聞紙上で語っています。ビラまきを禁止し、実際に声をあげた学生を処分した連中が何を偉そうに言うのか!
 問題は大学です。ビラまき禁止の学則は昨年12月、秘密保護法と一体でつくられました。「集会的行為」を理由に赤嶺君を処分した春田吉備彦教授は、授業で「三菱樹脂の採用差別事件」を出して「学生運動をしていると就職できない」と言ったり、「何故私が『サヨク』なるものに消えてほしいと思っているのか」といった文書を配布したりしています。ふざけるな! 「無関心」ではなく、こうした御用学者の存在が、これまで学生の怒りと行動をつぶしてきたのです。これこそ、戦争の現実ではないですか。
 しかし沖大生は今年、大学の腐敗を暴き出し、屈することなく突き破りました。この夏、キャンパスから安倍打倒の行動にたちあがろう! 辺野古新基地建設を阻止しよう! 赤嶺君への処分を撤回させ、大学を反戦の砦にしよう!

2014年6月25日水曜日

法政大・武田君への起訴許すな! 6月24日にまいたビラです。

https://drive.google.com/file/d/0B061J9_8Vc5DTlk3ZHdQVzFBVmM/edit?usp=sharing

法政大・武田君への不当逮捕・起訴弾劾!
直ちに取り戻そう!


 赤嶺君に「訓告」処分が下された前日、東京では、法政大・武田君に対する不当な起訴が行われました。赤嶺処分と同じ、むき出しの政治弾圧であり、絶対に許せません!
 武田君本人の声と沖大自治会が出した抗議声明、法政大・首都圏の学生が出した声明を紹介します。ともに怒りの声をあげ、武田君を取り戻そう!

◆武田君本人の怒りの声


 本当に、メチャクチャな「暴行」起訴攻撃です。
 起訴状にすら、殴る、蹴るなどの行為や、それによるケガなどは書いてありません。
 まさに、公安と検事の学生運動潰しの政治弾圧であり、それに対応して被害届を出し、取り調べに応じた法大当局も同罪です。国家権力と田中優子体制との非和解性がこれ以上ないほどハッキリしたと思います。
 僕も覚悟を決めて頑張りますので、何としてもこの弾圧を最大の反撃の契機として利用しつくしてください。獄内外の壁はありますが、共に闘っていきましょう。


◆武田雄飛丸君への逮捕・起訴を弾劾し、即時釈放を求める声明

2014年6月18日
沖縄大学学生自治会

 沖縄大学学生自治会は、法政大学文化連盟委員長・武田雄飛丸君(国文3年)への不当な逮捕(5月13日)・起訴(6月3日)を弾劾し、武田君の即時釈放を求めます!
 今回の逮捕・起訴は、あまりにもデタラメな政治弾圧です。武田君は、全国でも最も激しく学生運動弾圧がおこなわれている法大で、処分を恐れず規制強化や原発御用学者と闘い抜いてきました。4・25法大集会では、大学当局による外濠校舎門の封鎖を打ち破る学生の決起を勝ちとりました。このことに恐怖した法大当局と国家権力が運動のリーダーである武田君に「器物損壊」をデッチあげ、不当に逮捕したのです。さらに彼らは、それが武田君の「完全黙秘」の闘いで完全に破綻するや、「暴行罪」に切り替えて起訴しました。なんとしても武田君を閉じ込めておきたいがために、デッチあげにデッチあげを重ねたのです。絶対に許せません!
 沖縄大学でも、この弾圧と一体で学生自治会委員長・赤嶺知晃君(法経2年)に対する「訓告」処分が下されました(6月4日)。とんでもない中身です。自治会再建に向けて、キャンパスで私たちが「戦争・改憲反対」の集会を行ったことが「学内の秩序を乱した」というのです。
 安倍政権は今、憲法9条の破棄に等しい集団的自衛権行使容認を閣議決定し、日本を侵略戦争国家へと大転換させようとしています。また、沖縄の怒りを無視して辺野古に新たな基地をつくろうとしています。こうしたとき、私たち沖縄の学生が戦争反対の集会を行うのは当たり前です! 法大・田中優子総長と沖大・仲地博学長はどちらも表向きは「改憲反対」「基地反対」を掲げています。しかし、国家権力と一体となり、学生を弾圧している姿は、安倍政権を支える戦争翼賛大学そのものです。
  こんな不当な弾圧・処分は、全国学生の怒りで燃やし尽くさなければなりません! 全国学生の団結で武田君・赤嶺君への攻撃を粉砕できれば、抑え込まれていた怒りは堰を切って爆発し、大学を、社会を変えることができます。首都圏の新入生が弾圧に臆することなく武田君奪還に向けて立ち上がっているように、沖大生が赤嶺君の処分撤回メッセージを続々と書いているように、学生は必ず立ち上がります。
 沖縄大学学生自治会は、武田君の即時釈放と赤嶺君の処分撤回をかちとり、辺野古新基地建設と改憲攻撃と阻止するため、沖大キャンパスから闘っていく決意です。ともに闘いましょう!

◆5・13法大弾圧に抗議し、武田雄飛丸君の即時釈放を求めます

法政大学文化連盟
山本一如(法政大学4年・文化連盟書記長)
井田敬(上智大学一年)
土田元哉(慶応大学一年)
細田正太(和光大学一年)
吉田耕(神奈川大学一年)
和光大学学生有志
早稲田大学学生有志

 6月3日、文化連盟委員長・武田雄飛丸君が「暴行」容疑でデッチあげの起訴をされたことを強く弾劾し、武田君の即時釈放を求めます。

○本件起訴の不当性

今回の起訴は、5月13日に行われた武田君に対する公安警察の「器物損壊」容疑での不当逮捕を発端としています。「現行犯逮捕」といいながら公安警察は罪状を明示せず、(動画http://www.youtube.com/watch?v=NHxnv62mmiI)武田君を不当にも拉致・連行していきました。
 しかし起訴段階になって突然「暴行」容疑に切り替わりました。「器物損壊」容疑は完全にデッチあげだったのです。「器物損壊」容疑での起訴ができないとわかってから、突然法政大学の職員が「暴行された」といいだしたのですから、こんなおかしいことはありません。これは武田君を運動から離すためだけに、獄中に閉じ込めておく弾圧に他なりません。
 「暴行」罪で起訴するためには、被害届を出さなければなりません。つまり、法政大学総長・田中優子は「器物損壊」のデッチあげが破産するや、武田君を起訴するためだけにもう一度職員をして「暴行」の被害届を出し、武田君を公安警察に売り渡したのです。「リベラル」を語る学者が国家権力の弾圧に手を貸すという、許しがたい癒着であり、我々はこの弾圧を決して許さず、武田君の即時奪還を目指します。

○不当逮捕・起訴の背景

法政大学では2006年以来、大学における学生への管理強化・大学の商業化をめぐって、8年間にわたって延べ126名の逮捕者がでており、停学・退学など処分者は13名にのぼっています。武田君自身、2010年に法政大学に入学して以来、そのような大学の惨状に怒って行動に立ち上がり、法政大学より「無期停学」処分を受けている学生の一人です。
 法政大学文化連盟が中心となって、今年4月25日、「処分撤回」を掲げたデモが行われ、法政大学に日本全国・首都圏のさまざまな大学の学生が結集し、法大生の多くの飛び入り参加もあり、大成功を収めました。また、このような法政大学の闘いが不屈に続くことで、京都大学や広島大学、沖縄大学で自治会の再建が進んでいます。今回の一連の弾圧は、処分を受けてもなお屈さずに行動する武田君への弾圧を通した、すべての学生への見せしめであり、絶対に許すことはできません。
 武田君が不当に逮捕された後も、5月29日に「武田君の奪還」を掲げた法大デモには、4月25日のデモに参加してくれた首都圏の学生や武田君のご家族も集まり、法大当局・公安警察による弾圧の狙いは崩壊しました。
 この起訴は「器物損壊」のデッチあげが破産し、それでもなお武田君を閉じ込め、運動の発展を妨害しようとする、凶暴な、しかし学生を説得する正当性を持たない法大当局と公安警察の弱さです。
 法政大学の現状は「戦争させない1000人委員会」に所属し、秘密保護法や原発に公式に反対の声を上げている田中優子氏が総長に就任してからもいっさい変わっていません。それどころか、田中優子総長は文化連盟が提出した内容証明付質問書や申入書を6度にわたって「受け取り拒絶」するなど、一切の対話を拒否しています。
 また、今年2月27日、5年間にわたる裁判の末、法政大学の看板を「壊した」とされた「暴処法」裁判において文化連盟の無罪が確定しました。法政大学は自らが冤罪をデッチあげたことが法的に確定しているにもかかわらず、8ヶ月にわたって長期勾留された学生たちに一切謝罪せず、完全に開き直っています。
 法政大学のあり方は今の社会の縮図です。職場やキャンパスで声をあげることができないのに、いったいどうやって戦争をとめることができるのでしょうか。原発もまた劣悪な労働条件の下、現場の労働者が声を上げられず、被曝労働が容認されることで成り立ってきました。理不尽だと感じても声をあげられない大学とそのような「教育」は、今の社会の基礎です。田中優子総長は、自他共に認める「リベラル」ですが、腐敗した労働組合が企業の労務管理の一部を担っているのと同様に、現実には安倍政権の戦争・改憲・労働破壊の政治の一部を担っているのです。私たちは自らの足元からの行動でこの構造を打ち破るべく行動していきます。

○救援活動への支援のお願い

私たちは、武田雄飛丸君の一刻も早い奪還へむけて、全力で活動します。この起訴は武田君を見せしめにした政治弾圧であるがゆえに、最大の反撃は運動の拡大です。カンパやビラ配りなど、ご支援をお願いすると共に、ぜひ共に行動しましょう。
カンパ送付先:みずほ銀行
口座名 法政大学文化連盟
市ヶ谷支店番号207
口座番号2017393

2014年6月16日月曜日

処分撤回メッセージ集まる! 6月16日にまいたビラです。

https://drive.google.com/file/d/0B061J9_8Vc5DMzFDVDZ0ZTBfT00/edit?usp=sharing

安倍と一体化する当局許すな


「集団的自衛権」の閣議決定を阻止しよう


 安倍政権は、全国で爆発する危機感と怒りを踏みにじり、あくまで「集団的自衛権の行使容認」を閣議決定しようとしています。自民党は13日、公明党に「武力行使の新三要件」を示しました。公明党も「慎重姿勢」を転換し、合意に動き始めています。これは戦後憲法を破壊し、この国を再び侵略戦争する国に大転換する攻撃です。辺野古新基地建設と一体です。怒りの声をあげ、絶対に阻止しよう!

盗撮・脅しを許すな


 他方、沖大当局は、こうした情勢の中でビラまきへの弾圧を強めています。
 赤嶺君が「大学で憲法を無視されているなんて、許せると思うのか!」と問いただすと、職員は「憲法はどこにでも適用されると思っているのか? 君は仲地学長より憲法に詳しいのか?」と開き直り、 「あと1回やったらどうなるかわかっているのか」と脅してきました。沖大に憲法はないということです!
 さらに、教授たちも「憲法は個人と公権力との間で結ばれるものであって、沖大では適用されない」「憲法は原則公権力に対してのものだから(ビラが禁止なのは)しょうがない」などと口をそろえて言い始めています。明白に処分と一体で、仲地学長のもと、大学の意思としてやっているのです。許せないのは、その同じ教授が、授業や新聞紙上で「解釈改憲の議論が尽くされていない」「安倍政権のやり方はおかしい」と、あたかも改憲に反対しているかのように言っていることです。こんなペテンがあるでしょうか! 沖大・仲地学長体制こそ、安倍政権のやっている憲法破壊・戦争国家化の最悪の協力者です!

メッセージ続々集まる


 しかし、これに対して、「赤嶺君への処分を撤回しろ」という沖大生のメッセージが続々と集まっています!(裏面に掲載) このメッセージの一枚一枚が、沖大生の団結で処分を撤回させる力です。そしてそれは、安倍政権と一体化し始めた沖大・仲地体制を倒し、安倍政権による改憲・戦争、基地建設をキャンパスからくい破る闘いそのものです。全国で学生・労働者が声を上げ始めた今、時代は確実に動き始めています。すべての学生は沖大・赤嶺君、法政大・武田君のように闘おう!

こんな処分認められない! 撤回しろ!


2014年6月13日金曜日

「訓告」処分弾劾! 6月12日にまいたビラです。

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「訓告」処分弾劾!
学生の怒りで処分を撤回させよう!
辺野古新基地建設をとめよう!


処分は大学としての「死」


6月6日(金)の午後3時過ぎ、学生自治会委員長・赤嶺知晃君に対し、春田吉備彦・法経学部長、山代寛・学生部長が「訓告」処分の通知を強行しました。これに対し、学生自治会は、赤嶺委員長と盛島副委員長の2人で、これを徹底的に弾劾する抗議行動をたたきつけました。
 処分理由は、「2014年5月16日(金)12:10~12:50に学外者数名を本学敷地内に大学の許可無く呼び入れ、拡声器を使い無許可の学内集会的行為を行うなど、静穏な環境を破壊し、学内の秩序を乱した。さらには2014年5月19日(月)12:10~13:00に学外者数名を本学正面入り口の公道に集結させ、拡声器を使い集会的行為を先導するなど、静穏な環境を破壊し、学内外の秩序を乱した。また、再三にわたる解散の指示に従わず集会を続けるなど、これらの行為は本学学生の本分に反する行為であり、学生として有り得べからざる行為である」というものです。
 ふざけるな! 戦争反対の集会をやったから処分? 学生が声をあげ、自治会をつくったから処分? こんな処分は大学としての「死」です。
 仲地学長! 法経学部の教授会! お前たちにはもはや教育を語る資格はない! 辺野古新基地建設反対、改憲反対を語る資格はない!
 何が「解散の指示に従わず集会を続け」だ! 学生のみなさん! これこそ、かつて大学が国の戦争に協力していった姿であり、今の安倍政権の改憲と戦争政治への加担そのものではありませんか! こんな処分は許せない! 沖大生の怒りで焼き尽くし、ただちに撤回させよう!

理由はぜんぶデタラメ


処分理由など、ぜんぶデタラメです。
 赤嶺君が16日に行ったお昼休みの演説は、集まった学生の意見と公開要求書の提出行動に対して、受け取り拒否と全館放送で応えた当局に対するやむにやまれぬ抗議でした。沖大生が書いた意見や要求書に対しては「メッセージは脅して書かされた。学生は不満を持っていない」「要求書を学長に届けるかどうかは学外団体の影響を受けていないかどうか判断してから決める」と完全無視。他方で、全館放送を私物化し、「不審者に注意しろ」と意見を抑圧する大宣伝。「静穏な環境を破壊」というなら、まずこの全館放送こそ問題なのではないでしょうか?
 19日にしても「拡声器を使った」のは赤嶺君だけではなく、田里修教授らの「帰れ」コール部隊に動員された学生たち、山代寛学生部長、沖大の代理弁護士など何人もいます。なぜ赤嶺君だけが問題なのでしょうか?
 それに、「無許可」と言いますが、私たちは19日の集会を申請しました。ところが、学則にもない「学生だけでの使用はダメ」という理由で不許可にされたのが真実です。

学生決起に対する敗北宣言


ではこの処分の本質はどこにあるのでしょうか。
 一つに、学生の声や反戦集会をつぶそうとしてつぶせなかった当局の、16日-19日の学生決起と自治会再建に打ちのめされた敗北宣言だということです。
 「集会的行為」「大学の秩序を乱した」という言葉の中に、沖大生が立ち上がったことへの恐怖、力づくでつぶそうとして逆に火がついた沖大生の決起に打ちのめされた当局の打撃感が表れています。当局の言う「静穏な環境」「大学の秩序」とは、どんなに基地や非正規の現実への屈服を迫る授業でも、4人に1人が大学を去らざるを得なくても、ビラの一枚もまけない憲法停止状態でも、学生がモノも言わず、ただただ黙って従っている状態のことです。これが、16日-19日と自治会再建で、ついに打ち破られたということを当局側の言葉で認めたということです。
 二つに、しかしどんなに破綻的であれ、処分の本質は「大学に盾突くやつはこうだぞ」と赤嶺君を見せしめにして沖大生を黙らせ、分断し、自治会という学生の団結体を破壊するための攻撃です。大学キャンパスを私物化する仲地学長が学生を支配する最後の手段です。
 しかし逆に言えば、処分に怒り、撤回させることが、学生が団結し、大学の主人公としての誇りを取り戻し、キャンパスを自らの手に取り戻す道だということです。

沖大は戦争翼賛に転落した


三つに、「リベラル」を売りにした沖縄大学がついに辺野古新基地建設、安倍の戦争政治の公然たる翼賛者に転落したということです。
 これまでも沖縄大学は、仲地学長を先頭に、対外的には「辺野古新基地建設反対」などと言いながら、学内では授業で米国総領事・マグルビーに講演させてオスプレイをほめさせたり、学生がモノを言うことを抑圧したりしてきました。こうした腐敗がついに昨年12月のビラまき全面禁止、今回の戦争反対の集会破壊となり、ついに赤嶺君への訓告処分に行き着きました。沖大は一線を越え、公然たる戦争翼賛大学としての姿をあらわにしたのです。政府・海上保安庁は今、辺野古の海で反対運動を取り締まる訓練を始めています。こうしたときに、これに抗議するどころか、大学内で学生の反対行動を取り締まって処分している仲地学長はもはや安倍政権の手先です。
 法政大でも、口先で「改憲反対・脱原発」を言う田中優子総長が、実際に声を上げた武田雄飛丸君を警察にデッチあげで売り渡し、「武田君を取りもどせ!」という学生の闘いが巻き起こっています。こうしたニセ「リベラル」の正体を暴き、追放していく中にこそ本当に基地・戦争をとめ、社会を変えていく力があります。

処分撤回・基地阻止・安倍打倒


歴史は今、分岐点にあります。
 安倍首相は、「日本人の命を守る」などとペテンを弄しながら、事実上の憲法9条破棄である集団的自衛権行使容認を6月22日の国会会期末までに閣議決定しようとしています。「わが国の安全に重大な影響を及ぼす可能性」と、どこまでもあいまいな規定で、これまで憲法違反だった戦争をやれるようにする。辺野古に基地をつくって沖縄は切り捨て。原発再稼動のために福島は切り捨て。労働時間も解雇も派遣も規制をなくして企業の金もうけを自由に。こんな時代に黙っていたら、私たちは本当に殺されます!
 しかし、これに対して、青年・学生を先頭に激しい怒りが噴出し、「生きさせろ」とストライキが起きています。戦争をとめ、基地をとめる力は、国境を越えた労働者・学生の団結した闘いにこそあります。立ち上がるのは今です。
 赤嶺君への処分を撤回させ、武田君を取り戻すこと、辺野古の基地をとめ、安倍政権を倒すことはぜんぶ一つの問題です。すべての沖大生は自治会のもとに団結し、辺野古新基地建設阻止、安倍政権打倒の闘いに立ち上がろう!

2014年6月11日水曜日

処分決定ふざけるな!6月6日にまいたビラです




 本人不在で処分決定?!

 沖大生の皆さん! 6月5日の4限目前、赤嶺委員長に対して、学生支援課の職員から再び許しがたい呼び出し通告がありました。「処分が決定しました。だから明日、支援課窓口に来てください」というのです。
 赤嶺君が、「おかしいでしょう? 僕の話も聞いていないのに、そんなことをやっていいのか? 呼び出しについては、事前に『行けない』と言ったじゃないですか?」と追及すると、「いや、それは正当な理由ではないので通りません。もう決まりましたから。授業が始まりますよ」と逃げていきました。
 ふざけるな! 勝手に日時を設定して呼び出しをかけてからわずか1週間。学生のメッセージや公開要求書、呼び出しに対する批判には何一つ答えず、本人不在のまま「密室」で処分を決定するなどということがどうしてまかり通るのでしょうか! まさに、私たちが批判してきた通り、「事情聴取」とは、沖大生の怒りを背に自治会委員長に就任した赤嶺君を処分するためのアリバイづくりだったということではないですか! 本人の都合すら無視した、このあまりにデタラメなスピード処分、“本人不在のアリバイ裁判”の中にこそ、この処分が何の正当性もないものであることが示されています。

学生の声で絶対撤回させよう

 この処分こそ、16日-19日の学生の大結集、「戦争、辺野古新基地建設反対」「ビラまき禁止反対」「こんな学費ではやっていけない」という学生の声と行動に追いつめられ、これを「学生は大学に黙って従え」と力づくで押しつぶそうとするす。 沖大生の声で絶対撤回させよう
 沖大生の意見を聞くどころか、それを全力でつぶしにかかった自らの恥ずべき行為を闇に葬り去り、「学生は黙って大学に従え」というための処分策動だということです。 

赤嶺君への呼び出し=処分は絶対に許せない! 

自治会副委員長・盛島琢允くんのメッセージ
 赤嶺を処分しようとする沖大当局はどうかと思う。
 復活会は、しっかり施設使用申請も出したのに許可もせず、裏でもみ消して、受け取っていない事にするなんて有り得ない。
 勝手に早い時間指定しておいて、『決まったことだから時間変更は受け付けられない』と言って強引に呼び出したり、呼び出し文に名前を出すなんて、大人としておかしいと思うし、脅すような文章で書いているのもおかしいと思う。
 団結の力で打ち砕こう。

自治会執行委員・Aくんのメッセージ

 今回の赤嶺さんに対する大学の対応には、正直なところ、力でねじ伏せてしまうみたいな構造が垣間見えたような気がしました。普通の学生への呼び出しならば、「学籍番号」だけで掲示しますが、今回のケースでは、赤嶺知晃という「氏名」と「学籍番号」を出してわかりやすい形で圧力を大学側がかけてきました。
 今回の呼び出しについて、変なところが二点あります。まず、一点目ですが、無許可の集会的行為について「事情を聴取」するということです。「意見を聞く」とか「話し合う」ならまだしも、「事情聴取」なんて、警察の「取り調べ」みたいなことが大学の権限のみによって、一個人に仕掛けられようとしている。至って、おかしいことではないでしょうか? 次に、二点目ですが、事情聴取に際しては口頭による「釈明の機会を与える」という大学当局の「上から目線」な態度。本当に、自由でもなんでもないのだなと、そして、「大学は主で学生は従」なんだということが見えるような文章な気がしてたまりません。学生から金をふんだくっておきながら、行動や言論は大学当局の作ったルールの範囲内で徹底的に抑えていくという、悲しい大学の現状があるのだろうかと思ってしまいました。さて、「地域共創、未来共創のキャンパス」とやらは、一体どこにあるのでしょうか? 最近、大学で確かに「異常」なことが起きていると思います。どこに視点を置くかによって、見方も変わってきます。「沖縄大学がおかしい」と言っている「沖縄大学学生自治会」がおかしいのか、「沖縄大学学生自治会がおかしい」と言っている「沖縄大学当局」がおかしいことをしているのか。今までわからなかったことが、見えてきたのではないでしょうか? どちらが正しいとか悪いとか一概には言い切れないと思いますが、学生の皆さんは、「何かが変」ということがわかっていると思います。「無関心」はやめて、とりあえず「賛成」や「反対」のどちらでもいいので「意見」を提示してみるのもいいのではないかと思います。見えないところで、知らず知らずの間に押さえつけられているのが 、今の沖縄大学の構造や仕組みなのではないでしょうか?
 

赤嶺君への処分を許すな!6月2日にまいたビラです



薄汚い処分策動を許すな


 沖大生の皆さん! 沖大当局は5月30日(金)、学生自治会委員長・赤嶺知晃君に対して、呼び出し通告を行ってきました。「5月16日(金)と5月19日(月)の無許可の集会的行為について事情を聴取する」「なお事情聴取に際しては口頭による釈明の機会を与える」というものです。絶対に許せません!
 「事情聴取」?! 学生支援課を先頭にあれだけの教職員がぞろぞろ出てきて監視・弾圧し、一部始終を盗撮しておきながら、今更いったい何を聴く必要があるのか!
 そもそも、16日、19日の「集会的行為」とは何なのか? 16日は「メッセージを書くな」という前日の全館放送に抗議した赤嶺君を20名近い教職員が取り囲み、沖大生が大注目しました。19日は、復活会が呼びかけた1号館広場前での集会をフリスビーと学生証チェックで破壊した教職員が一部の学生まで組織し、正門で弾劾する赤嶺君たちに「帰れ」コールを浴びせ、これまた沖大生が大注目しました。こうした“事実上の集会状態”が、仲地の言う「集会的行為」なるものの全貌です。集会に許可を取れということ自体が許せませんが、「無許可」も何も、沖大生ひとり一人が注目し、集まってくることに許可など取りようがありません。それどころか、“事実上の集会状態”は、半分は沖大生の声を力づくで押さえ込もうとした沖大当局が自分で引き起こした事態なのです。
 「学生に不満はない」などと言う沖大当局は、こうした自らの責任を棚にあげ、すべての声を赤嶺君のせいにして、処分して、闇に葬り去ろうという薄汚い魂胆で呼び出しをかけたのです。「事情聴取」なる警察さながらの密室裁判で“罪状”をデッチあげ、沖大生の声を仲地学長にぶつけた赤嶺君を処分しようというのです。こんなデタラメは絶対に認められません! 釈明というなら仲地学長こそ、学生を無視したビラまき禁止の学則改悪、フリスビーや「帰れ」コールについて全学生の前で説明しろ! 

こんな処分は絶対阻止できる

 赤嶺君に対する処分策動は、一個人に対する攻撃ではなく、学生自治会を再建した全沖大生に対する攻撃です。沖大生が声をあげ自治会を再建したことに対して、「学生が意見するなど絶対に認めない。自治会と口をきくな。学生は大学の言うことに黙って従え」という見せしめのための処分です。学生を分断し、誇りを奪うための処分です。ここに沖大当局の腐った「学生観」が凝縮しています。
 しかしそれは同時に、学内での選挙活動を徹底的に妨害し、授業で「投票するな」という宣伝を張ったにもかかわらず、職員監視のもと90人の沖大生が票を入れ、63人が学生自治会賛成票を入れて自治会が再建されたことに打ちのめされた姿でもあります。
 だから、私たちが学生としての誇りにかけて「赤嶺君への処分は絶対に許せない」「仲間を守れ」「処分されるべきは沖大生の声を無視する弾圧教職員だ」という声を上げ、団結していったとき、こんなふざけた処分は絶対に阻止することができます。処分を阻止し、大学キャンパスを仲地学長ら一握りの人間から学生の手に取り戻そう。

沖大を戦争反対の砦に

 そして、これは「沖大生の力で戦争とめよう!5・19キャンパス集会」、自治会再建という形で沖大生が「辺野古新基地建設反対」「改憲・戦争反対」の声をあげたことに対する処分攻撃であり、この点からも絶対に許せません。
 安倍政権が集団的自衛権の行使容認に向けて突き進み、全国で安倍政権に対する怒りの声がわき上がっている中、基地建設や戦争に反対する集会を破壊し、処分にかけようとする沖大当局は、安倍政権と一体となって戦争を翼賛する勢力に他なりません。実際、ビラまき一切禁止の学則改悪は、昨年の12月安倍政権による「特定秘密保護法」の強行採決と同時期に行われたのです。本当に許せない。
 こうした沖大の戦争翼賛体制が「辺野古新基地建設反対」を掲げる仲地博学長のもとで行われています。仲地学長のもとでは、戦争も基地建設も止めることはできない。戦争を翼賛する沖大を変え、沖大を戦争反対の砦にしていこう!


小コラム

19日の集会に向けてわずか3日で集まった40近くの沖大生の声、声、声。この声を無視して集会を破壊し、正門まで追いかけてフリスビーを投げつけ、「帰れ」コールまで組織した教職員こそ、全学生の前で自らの立場を説明しろ! 謝れ!


執行委員メンバーの感想と抱負

「副委員長やります」

法経学部4年盛島琢允

<選挙の感想>
 当局が何人もいて圧力を、かけてきたし、当局が反対票を学生に入れさせるなどの妨害をしてきた。
 学生の意志で賛否を入れて欲しかったのに許せないが、当局の圧力に負けず投票してくれた人達がいたことに大変嬉しかった。
 後、投票率が五パーセント欲しかったので少し残念。
 負けるはずないと思っていても勝ったと聞いたときは嬉しかった。
<今後の目標>
 すべての沖大生に、自治会というものを知ってもらった上で、沖大を変える活動をしていきたい。


  

遅れましたが沖縄大学学生自治会第一号ビラです。


https://drive.google.com/file/d/0B061J9_8Vc5DTkNOWmhYeEg2aHFaTVBGbmdmSDBReUhxLU5v/edit?usp=sharing


学生自治会再建を宣言します!


投票結果
 
投票総数  90
賛成   63
反対   25
無効    2
 
たくさんの投票ありがとうございました!
 
 沖大生のみなさん!
 5月22日(木)~27日(火)まで学生自治会復活会が行った全学投票の結果は、集計したところ、右のような結果となりました。この結果をもって、ここに沖縄大学学生自治会を再建したことを宣言し、ご報告します!
 職員の監視や授業でのネガキャンなど、沖大当局・仲地学長体制による組織的選挙妨害は絶対に許せません。しかしそれにもかかわらず、多くの沖大生が大学の現実を考え、投票してくれました。賛成票はもちろんですが、反対票を投じてくれた学生の意見も含め、「大学がこれでいいのか」「どうあるべきか」という議論の活発化自体が、必ず沖縄大学の現実を変える力になると思います。そして沖大生の立ち上がりは、大学内のみならず、沖縄全体、いや全国-全世界を揺るがしていくと思います。安倍政権による戦争国家化や辺野古新基地建設を止める力は、学生の行動と団結の広がりにこそあります。
 「辺野古新基地建設反対の声をあげよう!」「ビラまき禁止の学則を撤廃させよう!」「4人に1人が辞めざるを得ない大学の現実を変えよう!」のスローガンのもとに、すべての沖大生は団結し、行動しよう!
 赤嶺委員長を先頭に、旧復活会メンバーは新たな自治会の執行委員としてさらに沖大生の権利と未来のためにみなさんの先頭に立ち、不当な妨害に負けず、自治会運動を発展させていく決意です。そして、本当にこれらを実現していくためにも、ぜひ一人でも多くのみなさんに、自治会運動をともに担う仲間になってほしいと思います。
 よろしくお願いします!
 

沖縄大学学生自治会再建宣言

 
 沖縄大学学生自治会復活会は以下に記した「経緯」と「目指すもの」をもって、全ての沖大生に賛成か反対かを問うシール投票を行った。
 結果、大学当局の不当な選挙妨害にあいながらも多くの沖大生がシール投票に決起し、沖縄大学学生自治会再建にむけた「経緯」と「目指すもの」に対する賛成が反対を上回った。
 よって、ここに沖大学生自治会再建を宣言する。
 

【1】学生自治会再建に至る経緯

(1)
 高額の学費、迫られる奨学金の返済、アルバイトや就活に追われる毎日。4人に1人の学生が卒業までに大学を去っていく現実。「このクラスの6割が非正規職になる。だから頑張れ」(キャリアデザインの講義)、「(最低賃金以下で雇われても)解雇されるかもしれないから、声を上げないほうがいい」(労働法の講義)--現状を追認し、私たち学生の可能性と未来を奪う授業。オスプレイを礼賛し、基地の固定化を狙う在沖米総領事・マグルビーを大学に招き入れての講演会。
 これらの現実を目の当たりにする中で、私たちは「この大学を変えなくてはならない」という思いを強烈に感じるようになりました。
 
(2)
 2011年に起こった福島第一原発事故は、国策に追随する大学の姿と「御用学者」の存在を世に知らしめました。この現実は、学生自治会をはじめ、大学と闘う組織と団結が解体されつくした末に行き着いたものでした。
 しかし、全国の学生はこの現状には黙っていませんでした。この現状に対して11年6月は京都大で、12年7月には広島大で学生自治会が再建されました。東北大学では10年以上前に大学によって学生自治会が非公認化されながらも、学生自治と団結守り抜いてきました。また法政大学や福島大学などで学生自治会を再建する動きがはじまっています。全国の学生の闘いを目の当たりにする中で、私たちは学生自治会の重要性と必要性を痛感するようになりました。
 
(3)
 2014年は、沖縄と日本・アジア・世界の進路が大きく問われる年になろうとしています。
 現在安倍政権は、集団的自衛権行使容認や国民投票法の改定など「戦争のできる国」をつくりあげようとしています。そしてその大きな柱に「大学改革」を位置づけています。
 また4月に行われた日米首脳会談、11月に予定されている沖縄県知事選を通して、安倍政権はアメリカと一体となって辺野古新基地建設を推し進めようとしています。
 そして沖縄大学は昨年12月、学生に一切告知することなく学則を変更し、「ビラまきの全面禁止」を決定しました。
 さらに今年に入って、学則に記載されていない理由をも使って、施設使用を不許可にする事態が発生しています。
大学の現状に対する強い憤り、さらには2014年が歴史的な年になろうとしていることを見据え、私たちは、沖縄大学のみならず、大学と学生、沖縄と日本の未来をかけて、ここに学生自治会を再建することを決意しました。

     
【2】沖縄大学学生自治会の目指すもの

 
一、辺野古新基地建設反対の声をあげよう。学生として戦争に反対しよう。戦争と基地をなくす力は学生の団結と行動にあります。
一、ビラまき禁止の学則を撤廃させよう。ポスターの検閲、教室や広場の使用規制など、学生を無視したあらゆる学内規制の強化に反対します。大学の主人公は学生です。
一、4人に1人が辞めざるを得ない大学の現実を変えよう。学費減額、奨学金の拡充、駐車場拡充・無料化、学食設置など、学生の生活を守り、要求を実現するために団結して行動します。