2017年4月12日水曜日

入学時602人が卒業時447人に 大学を辞めていく仲間たち(4月21日にまいたビラ)






今、大学で何がおこっているのか?


 3月10日、沖大で卒業式が行われました。447人が卒業しましたが、卒業した沖大生が入学した時には同級生が602人いたはずでした。155人もの学生はどこにいったんでしょうか?
 沖大では、年間100万近くする学費のために4人に1人の学生が大学を辞めていっています。私の友人にも週5、週6でバイトをしている人が多くいます。一体どれだけの沖大生が学費や奨学金の返済のためにバイト漬けになり、休学していったのか!? どれだけの沖大生が辞めていったのか!?
 3月30日の琉球新報で、県内の高校生の多くがバイトに追われ、部活やサークル活動をあきらめていることが明らかになりましたが、(右記事)これは、沖大生の状況と全く同じです。
 沖大・仲地博学長は、口では「辺野古基地建設反対」と言っています。しかし、現実には、多くの沖大生がバイト漬けの日々によって、精神的にも肉体的にもボロボロになり、基地反対で声をあげ、行動する余裕も奪われています。
 現在、米大統領トランプが北朝鮮へ軍事攻撃に言及し、核兵器使用も想定した朝鮮侵略戦争が超切迫し、沖縄が出撃基地にさせられようとしている中、許せない犯罪行為です。
 これが大学なのか! 大学とは、本来、社会をより良くしていくために学生が積極的に討論し、行動できる場所のはずです。私たちは、今の沖大のあり方を変えるために活動しています。新入生のみなさん、一緒に行動し、大学を学生の手に取り戻しましょう!
世界で大学を変える闘いが始まった!

 今、世界中で腐敗した大学を変える闘いが始まっています。
 昨年7月、韓国の梨花(イファ)女子大学では、学費さえ払えば短期間で学位をあたえるという学問を金儲けの道具にする新学部設置に反対して、学生が本館を占拠する闘いに立ち上がりました。大学の総長は、1600人の警察を導入し、闘いを鎮圧しようとしましたが、学生が86日間闘い抜き、新学部計画は撤回となり、総長は辞任に追い込まれました。
 アメリカ・カリフォルニア大学では、トランプ大統領を支持する差別主義者の右派メディア編集長の講演会に数千人の学生が学内抗議デモを行い、講演を中止に追い込みました。
 「学生の団結した闘い」が大学を変えています。


4月19日新歓講演会に集まろう!


 沖大からも世界の闘いに続く運動を巻き起こしていきましょう! 私たちは全学生との討論を通して、大学を変えるために行動していきたいと思っています。4月19日の新入生歓迎講演会「大学の軍事研究と学生の貧困について考えよう。」はその第一歩です。
 講演会では、質疑応答や活発に討論できる時間もつくりたいと思います。ぜひ、講演会に集まって一緒に学び、考えていきましょう!