2019年1月19日土曜日

京大生に続け、2019年みんなで学生運動をやろう!



 受験生のみなさん、こんにちは! 私たち全学連(全日本学生自治会総連合)は、自由な大学・学問を目指して学生運動を全国で行っています。
 受験生のみなさんは、大学を目指すにあたって、様々な期待があると思います。しかし昨年は、日本大学アメフト部の悪質タックルや理事会のパワハラ、東京医大の女子受験生・浪人生一律減点など、大学の不正や腐敗が明らかになった年でした。
 こうした時代の中で、学生自身の力で大学の不正と腐敗を打ち破り、変えていく闘いが京都大学から始まっています。
 京大当局は2017年末、学生が自由に設置してきた「立て看板」(一例に右写真)を事実上禁止にする予告をしました。学生との話し合いに応じず、昨年5月から京大当局が立て看板の強制撤去を行っています。しかし、京大生は撤去されても立て看板を設置し続け、規制の実施から9か月が経った今でも立て看板は設置されています。学生の行動が現実を変えているのです。京大生に続き学生運動を一緒にやりましょう!
学生運動の時代に入った!
 京大生は立て看板を守るために、京大当局の立て看板強制撤去にも怯まず立て看板を出し続けています。それは社会的注目を浴び、新聞・テレビで全国的に報道されているほか、地域の人からも多くの支持を得ています。しかし、京大学生運動は決して「学生のワガママ」を守るための運動ではありません。まさに学問と一体となった、社会変革としての学生運動です。京大生が運動に立ち上がったのは、京大当局という権威の言うことを鵜呑みにせず、その主張を自立的・批判的に検討したからです。権威や権力ではなく、自らの理性と良心とで正しさを判断しているからです。そして、いまの大学の危機(腐敗・不正、軍事研究、研究費不足)と立て看板規制が一体のものであることを見抜いているからです。京大学生運動は、学問を求め、社会全体を変革していく運動として高揚しています。
 この京大学生運動は、全国に拡大しています。いまや、学生が社会を変革する、学生運動の時代に入ったのです。昨年9月の全学連大会では、高原恭平(東京大学)を新委員長に選出し、東大ー京大を軸とした全国学生運動の建設・高揚に向けた体制を構築しました。沖縄大学学生自治会は地方自治と民主主義を踏みにじる戦争のための辺野古新基地建設反対で闘い、東北大学学生自治会や広島大学学生自治会なども各地で大学を取り巻く問題と闘っています。その他、多くの大学で学生運動が再び盛り上がろうとしています。

共に学生運動に立ち上がろう
 大学とは「勉強」ではなく「学問」をする場です。学問とは何かーーそれは本質的に権力や権威に対する批判です。地動説、進化論、天賦人権、人民主権……既成の価値観(「常識」)を覆していく営みが学問であり、そうであるからこそ常に既成の価値観を維持しようとする権力からは攻撃されてきました。
 いま、再び学問・大学と権力との関係が問われています。政府による大学への介入が強まり、学問の本質が失われようとしています。私たちが学問をするための言論・表現活動の自由すらも踏みにじられる中で、大学の主人公であり次の社会を担う学生こそが立ち上がらなければなりません。
 受験生の皆さん、全学連と一緒に学生運動に立ち上がりましょう。センター試験頑張ってください! 受験勉強をやりきった上で、下の連絡先へお願いします。

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