2014年12月4日木曜日

安倍と自民党をたおせ! 沖大学生自治会は鈴木たつおさんを推す!


安倍と自民党をたおせ!
鈴木たつおさん必勝へ!


 先日から始まった衆院選(12月2日公示-14日投票)で、沖縄大学学生自治会は、東京8区(杉並区)で「安倍たおせ!」を掲げて立候補した「鈴木たつお弁護士」を全面的に支持して闘います。沖大生のみなさんに、鈴木たつおさんへの支援を訴えます。

●破産したアベノミクスに断を


 安倍首相は、1日の党首討論で「今、雇用は改善している。給料が上がり始めている。…東北の復興、全力を挙げている。そして日本人の命を守り領土、美しい海を守るための安全保障法制も進めていく。それぞれまだ道半ばではある。しかし、この道しかない」と言っています。ふざけるのもいいかげんにしろ!
 何が雇用改善か! 非正規労働者が労働者全体の約4割まで増え(沖縄は44.5%)、2000万人を超えています。安倍政権の2年間だけで123万人増え、逆に正規労働者は22万人減りました。「失業率が下がった」のは、正規労働者がクビを切られ、非正規に置き換えられたからです。賃金も実質で16ヶ月連続下がり続けています。さらに消費税が8%に上がり、誰も物を買えなくなった。その結果が2四半期連続のマイナス成長です。
 安倍は「物価が上がれば人が物を買って景気の好循環が始まる」「円安で輸出が増える」「株価が上がれば株保有者の財布のひもが緩み、物が売れて企業がうるおう、そうすれば賃金もあがる」などとデタラメを言って日銀にじゃんじゃんカネを刷らせました。しかし、すべてが破産しました。円安による物価上昇と増税で生活は苦しくなり、貧困・格差は拡大し、1114兆円(対GDP比240%以上)という途方もない国の借金だけが膨張しています。安倍はなお株を買い支えるために、ついに年金積立金にまで手をつけ、横流ししています。これがアベノミクスです。これらに対する「もう我慢ならない!」「生きさせろ!」という労働者の怒りと闘いが安倍を倒したのです。
 「命よりカネ」の安倍政権、資本主義は完全に終わっています。安倍は自らの破産を居直り、労働者の権利を「成長の阻害物」と攻撃し、民営化や派遣法改悪、解雇自由を叫んでいます。ふざけるな! このまま「1%」の資本家に生きる権利、未来を食いつぶされてたまるか! 社会を回しているのは資本家ではなく労働者です。「99%」の労働者が団結し、革命を起こそう! 11・2労働者集会は、それができると証明しました。学生の未来もここにあります。「安倍政治を断ち切り、労働者が主人公の社会に」と訴える鈴木たつおさんとともに安倍・自民党に断を下そう!

●戦争阻止、辺野古新基地建設阻止


 何よりこの選挙は、戦争を阻止する決戦です。集団的自衛権、辺野古新基地建設、秘密保護法、原発再稼働を許すな! 戦争へと向かう安倍政権を倒そう!
 安倍は性懲りもなく「日本人の命を守り、領土、美しい海を守るための安全保障法制」などとほざいています。ふざけるな! 目の前で辺野古の海をつぶしているのは誰だ? 福島の人びとからふるさとを奪い、命と健康を奪い続けているのは誰だ? 「国民の命を守るための戦争」などうそっぱちです。
 沖縄戦の教訓は「軍隊は住民を守らない」です。天皇や政治家が自分の地位を守るために沖縄は捨て石にされ、県民の3人に1人が犠牲になりました。彼らは意図的に戦争を引き延ばし、自分たちが倒されることを恐れて兵士たちに「生きて帰るな」と命令し、最後は学徒動員までやった。戦争とは、「1%」の支配層のために「99%」の労働者・学生を殺し合わせるものです。安倍は、沖縄戦や従軍慰安婦などの戦争犯罪、戦争責任からとことん逃げ、軽率な言葉で戦争をくり返そうとしています。大学は軍事研究に協力しろ、国際競争に勝ち抜く人材を育成しろ、奨学金滞納者は自衛隊に行け、と。
 世界は今、大恐慌の二番底から世界戦争へと向かっています。世界市場の収縮とアメリカの没落が大国同士の「生き残り戦」を激化させ、イラク・シリア、ウクライナでは戦争にまで発展しています。アジアでも米・中が激突し、日本は脱落しています。だから安倍政権は戦争に突き進んでいるのです。しかしそれは絶望と破局の道です。
 他方で今、大失業・貧困と戦争へと向かう世界に対し、「生きさせろ!」「社会を変えよう!」という国際的な反乱が巻き起こっています。シリア空爆反対のデモ、香港の学生の「雨傘革命」、アメリカ中間選挙でのオバマ大敗や黒人射殺事件への全米抗議デモ。そして、沖縄-日本の闘い。ここに戦争を止め、まったく新たな社会を切り開くもう一つの道があります。
 国境をこえた労働者・学生の団結で、辺野古新基地建設を阻止しよう! 新たな学徒動員を許さず、戦争に突き進む安倍政権を打ち倒そう!

●労働者・学生の真の代表を


 沖縄県知事選の勝利の意義は、沖縄の労働者・学生が「保革を超えたオール沖縄」という「1%」と「99%」の階級融和路線をこえて、「基地も振興策もいらない」という非和解の意思を示したことにあります。それは、再びの戦争は許さない、新基地絶対阻止という決意であり、カネで魂は売らないという誇りであり、労働者を非正規・貧困に突き落とした「アベノミクス」「沖縄振興計画」のペテンを許さないという怒りです。
 しかし、「日本政府とは協力的にやっていきたい。90%くらいは日本政府と考えは同じだ」(9月13日、翁長の出馬表明会見)という言葉が示すように、翁長が「辺野古を阻止する」と言うのは、あくまで沖縄の「基地存続と非正規化」を推進する立場からです。この翁長を共産党など「既成革新政党」や仲地博など「リベラル知識人」が翼賛し、「戦争絶対反対」「生きさせろ」の叫びを抑圧する側に回ったところに時代の転換と飛躍点があります。
 たとえば、仲地博沖大学長は、新聞紙上で何と言っているか。「翁長氏の当選は、沖縄政治の対立基軸が保守対革新から、政府対沖縄という構図に変化することを意味しよう」「政府は…このような状況下で新基地建設を強行すると…米軍基地の安定性を揺るがす可能性を否定できない」。つまり、完全に翁長と同じ階級融和の立場、「米軍基地の安定性」の立場からモノを言っています。さらに、「県外・国外移設の新たな道を探すのが、70年間基地を負担した県民に答える国民的責務」。つまり、県外の労働者には基地を受け入れろ、沖縄の労働者には基地は撤去じゃなくて県外だと言って、分断をあおっているのです。
 この立場が具体的に示されたのが、5月に沖大学生自治会(当時は復活会)が開いた反戦集会に対する妨害と県外の学生への「帰れ」コールであり、基地撤去、全国学生との連帯を訴える沖大学生自治会に対するネガキャンや処分、盗撮です。あるいは学生のビラまき禁止や集会弾圧、団結破壊です。こうした沖大当局のあり方がいかに安倍政治に加担し、沖縄の怒りを裏切るものであるか! 今こそ沖大生が団結し、本来の大学を取り戻すときです。
 すべての沖大生は学生自治会のもとに団結し、戦争反対、大学の戦争協力阻止で立ち上がろう! 全国-全世界の労働者・学生の闘いと連帯し、安倍政権を打ち倒そう! その中から、真に労働者・学生を代表する党をつくりだそう!
 その歴史的決戦が衆院選です。鈴木たつおさんは、法大学生弾圧裁判の弁護団長であり、京大生の闘いにも真っ先にかけつけてくださった闘士です。安倍政権を打倒し、沖大学生自治会、全国の学生運動をさらに発展させていくために、鈴木たつおさんを議会へと送り出しましょう! ぜひ、注目とご支援よろしくお願いします!

<鈴木たつおさんの掲げるスローガン>

安倍政治を断ち切り、労働者が社会の主人公を
  戦争させない! 安保関連法は絶対阻止! 沖縄・辺野古新基地建設阻止!
 労働者は奴隷じゃない 非正規職は撤廃!
 医療・介護・年金を奪うな 消費税は全廃させる
 福島の怒りと共に 川内原発再稼働阻止!
「鈴木たつおとともに歩む会」のHP→http://suzutatsu.main.jp/

<鈴木たつおさんのプロフィール>


東京8区(杉並区)/鈴木たつお弁護士
 1959年 東京都立新宿高校を卒業。東京大学に入学。
 1964年 NHKに入局。反戦派労働運動の先頭にたつ。
 1968年 配転命令反対の百日間闘争を闘い、起訴・休職・解雇。
 1991年 弁護士登録(第二東京弁護士会)
 2014年 2月の東京都知事選挙に立候補
 ●法政大学学生弾圧・弁護団長
 ●国鉄千葉動力車労働組合・顧問弁護団
 ●東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会・解雇撤回訴訟
 ●星野文昭さん再審弁護団長
 ○「憲法と人権の日弁連をめざす会」事務局
 ○「許すな改憲! 大行動」代表呼びかけ人
 ○「すべての原発いますぐなくそう! 全国会議」呼びかけ人


「沖縄の米軍基地の安定性」の立場から、「県外移設」をあおる沖大学長・仲地博

革新や連合幹部の翁長翼賛を沖縄の「民意の表現」と言い張り、その「政治的枠組みを守れ」と主張する沖大名誉教授・新崎盛暉

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