沖縄大学学生自治会の再建2年目の執行部選挙は、5・17県民大会の3万5千人の怒りが示した全島ゼネスト情勢、5・18沖大キャンパス集会とデモの圧倒的高揚と勝利を引き継いで闘われ、昨年を倍する209票の投票と、同じく昨年を倍する156票の信任で赤嶺知晃委員長-盛島琢允副委員長のゼネスト執行部を打ち立てました(信任率74.6%)。
赤嶺統一候補は、今回の選挙で「沖大生の力で辺野古新基地建設止めよう!」「沖縄大学を戦争反対のとりでに!」をスローガンに掲げ、「学生こそが団結して大学ストライキを闘おう、全島ゼネストと国際連帯の力で戦争を止め、沖縄から基地をなくそう!」と訴えました。
選挙期間中に、多くの沖大生と討論する中で感じたのは、沖縄に渦巻く戦争・新基地建設反対の怒りと県民大会の高揚がキャンパスに横溢し、候補の訴えに圧倒的な共感があることです。実際に県民大会に参加したという学生が何人も投票し、「頑張ってください」とエールをくれました。監視する職員の前では表情の硬かった学生が、教室ではニコニコしながら「私も集団的自衛権は反対」と投票しました。
また、投票後に候補と握手する学生、自分が投票するだけではなく、まわりの友人に投票するよう呼びかけたりする学生など、選挙自身が沖大生の団結形成、大衆的議論と決起の場となりました。
一方、沖大当局は、学生がどんどん投票する様に青ざめ、初日後半から学生支援課を先頭に職員が正門付近に6~8人出てきて、妨害・監視態勢をとりました。選挙後半には全館放送で自治会を名指しし、「学外者が侵入」などと叫びたてました。しかし、支援に来てくれた全国の学生を排除しながら、候補にはほとんど手出しができませんでした。赤嶺-盛島候補は、授業前のクラスをはじめキャンパスで縦横無尽に展開し、どんどん票を集めることができました。
ここにあるのは、沖縄全島ゼネスト情勢とともに、1年間の自治会運動の中で一変させてきた沖大当局との力関係です。今回の選挙でも、「『帰れコール』させる沖大はおかしいよね。色々言われると思うけど頑張ってね」と話しかけてきた学生がいました。当局派の一部学生が押し黙る一方、多くの学生が「頑張ってください」と声をかけてくれました。昨年の赤嶺委員長に続く盛島副委員長の決起、それ以降の多くの沖大生の決起がつくり出したこの力関係の転換こそが、5・18沖大キャンパス集会を成功させ、昨年を倍する投票と信任となって表れています。
安保推進勢力としての姿をあらわにしつつある「オール沖縄」勢力と対極で、沖大生は安倍政権の戦争と基地建設の攻撃に絶対反対で立ち上がろうとしています。この選挙戦の歴史的勝利の地平から、沖大生の団結を打ち固め、辺野古新基地建設阻止、戦争阻止の大学ストライキに向けて突き進みます。何より、戦争法案粉砕、安倍政権打倒の6・15国会包囲大闘争への大結集をつくり出していく決意です!
以下、写真の追加
普段はバイトで忙しい盛島琢允副委員長
盛島候補が信任を訴える
赤嶺候補がアピール
選挙期間中、何百人の学生と顔をつき合わせて話をしました
沖大生の力で辺野古新基地建設止めよう!
最終日、赤嶺候補の訴えに熱がこもる!
盛島候補も登場
選挙の邪魔をする学生支援課職員と警備員
警察、海上保安庁ではなく、これが沖縄大学の「学生支援課」
結果を受けて熱く語る赤嶺委員長
圧倒的信任を受け、再びキャンパスへ
6・15国会包囲大闘争へ!
沖大は市街地にあるとても小さな大学です。
返信削除ご存知のとおり京大や法政のキャンパスとは比になりません。
その沖大で同じように拡声器を使えば、近隣の迷惑になることは、誰の目にも明らかですよね。
また、著しく偏向的なビラがその後どうなっているのかご存知ですか?
あちこちでポイ捨てされ、構内の景観や美化を損なっているのです。そして原状回復のために割く時間や負担、それを誰が負っているのかご存知ですか?
仮にも地域共創・未来共創を謳う大学の学生自治会を称するならば、周囲にもっと配慮すべきじゃないですかね。一方的に権利主義主張ばかり振りかざすのは、全くもってフェアじゃありません。
大学側も、在学生や近隣の方への安心安全を担保しなければなりませんから、ある程度の規制は致し方ありません。
大学の規定する方法を模索してはいかがですか?
4人に1人が退学する現状を変えたいのであれば、あなた方も変わりましょう。大学に訴えたり要求したりするだけが能ではないことを知るべきです。大学が変わっても応える学生がいなければ何も変わりません。
あと、学生支援課の上原さんはいい人です。
あなたがたも上原さんのような良識ある大人になりましょう。