2018年6月18日月曜日

沖大当局 申し入れ書 受け取らず!


286人の沖大生が投票しても受け取らず
 6月12日、沖大学生自治会は、申し入れ書(裏面掲載)を学生支援課に提出しにいきました(右上写真)。しかし、学生支援課の職員は「学生自治会を大学として認めていないので学生自治会からのものはお預かりできない」と受け取り拒否。
 申し入れ書は、5月の自治会選挙の結果を受け「『こどもの貧困』をテーマに講演会をできるように」や「学生のアンケートを無視せず、応えてほしい」と求める内容でした。こちらから「286人が真剣に考え投票している。学生の声をちゃんと受け止めてほしい」と話しましたが学生支援課は受け取りませんでした。絶対に許せません!

沖大当局はグラグラ、大学は変えられる!
 しかし、こうした沖大当局の対応は決して強固なものではありません。今年1月に沖大生40人分のアンケートと要求書を提出した際には「沖大学生学生自治会」とはっきりと書かれているにも関わらず受け取りました。
 こうした対応の一貫性の無さに表れているように、今年の選挙で過去最高の沖大生の投票で新執行部が信任されたことに沖大当局は、動揺し、追いつめられています。沖大学生自治会執行部は決してあきらめません。学生が一緒に声をあげる闘いをさらに大きくしていって沖大を変えていきましょう!

沖縄大学学長 仲地 博 殿
沖縄大学理事長 長濱 正弘 殿

申し入れ書

沖縄大学学生自治会

 5月17日から22日まで2018年度の沖大学生自治会執行部選挙が行われました。選挙の結果は、286票と過去最高の得票数を獲得し、236票の信任票で赤嶺知晃委員長候補が信任されました。候補の「講演会不許可許せない! 学生の貧困を変える大学へ!」「アンケートを無視するな! 学生の声で大学変えよう!」「戦争と貧困は一体の問題! 沖大から声を上げよう!」というスローガンを沖大生一人一人が真剣に考え自主的に投票しました。今回の選挙の一票一票には沖大生の思いが詰まっています。2018年度沖大学生自治会執行部は、選挙で示された沖大生の思いを体現し、仲地博学長と長濱正弘理事長にスローガンの内容を重く受け止め、沖大のあり方を変えるよう求めます。
 選挙では、ある学生が悩みながらも「駐車場を増やしてくれるなら…」と投票してくれました。「喫煙所をつくってほしい」と相談に来る学生や自治会選挙に応援メッセージをくれる学生もいました。沖大キャンパスには、現状を変えたいという思いがあふれています。
 6月に発表された「沖縄大学キャンパスガイド2019」では、「沖縄大学のいいところは、教員やスタッフが学生のことを一番に考えるところ」と書いてありましたが、あの言葉はウソなのでしょうか? もし本当ならば学生の声を受け止め、現状の沖大のあり方を変えるよう求めます。
 
 以上の立場から、私たちは以下3点申し入れる。
一)今年4月、赤嶺君の「こどもの貧困」を考える講演会を行うための施設使用申 請を正当な理由もなく却下したことを謝罪し、同じ趣旨の講演会を沖大学内で 行えるようにすること。
二)今年1月に沖大生のアンケートを提出しました。しかし、「学費を下げてほ しい」「構内駐車場を潰さないで」「喫煙所をなくさないでほしい」などの学 生の声の声は「上が決めた事だから(学生の声は)大学運営には反映しない」 と無視され続けています。学生の声を大学運営全体に反映すること。
三)ビラまき禁止と学生だけでの施設使用を認めない規則を無くし、学生のビラ まきや施設使用を自由にすること。




2018年6月10日日曜日

日大はこれでいいのか!



●どうしようもない日大理事会の腐敗
 日大生のみなさん! アメフト・タックル問題で、「日本大学」が大焦点化しています。私たちは、勇気を持って声をあげた当該アメフト選手を全面的に支持します。
 問題は、選手への殺人的タックルの指示だけにあるのではありません。選手を「コマ」として使ったあげく、責任をなすりつけて切り捨て、自分たちは居直る。さんざん高い学費を巻き上げて学生を「モノ」扱いする。
 そもそも内田正人前監督は日大№2の常務理事(人事担当)であり、日大子会社の取締役としてボロもうけし、非正規教職員の大量解雇にも手を染めています。暴力団と癒着する田中英壽・日大理事長と同じ穴のムジナです。
●かつて10万日大生は立ち上がった
 「こんな大学おかしい!」「日大生の力で変えよう!」--今から50年前の1968年、日大生はまったく(裏面に続く)

大学の腐敗を告発した

   1968年の日大闘争

同じ理由で声をあげ、日本を揺るがす闘いをやりました。歴史に残る日大全共闘(全学共闘会議)の「日大闘争」です。
 出発点はまったく同じ、理事会の腐敗、そして学生をないがしろにしていることへの怒りです。34億円使途不明金問題に端を発した闘いは、自民党や右翼と癒着する古田理事会体制の打倒をめざす10万日大生の総反乱へと発展していきました。この闘いを甦らせよう!
●全国の仲間とともに声をあげよう!
 50年経っても、構図はまったく変わっていません。
 学生から自由も主体性も奪い、教育を金もうけの手段にする大学のあり方に対し、全国で抗議の声が広まっています。京都大の仲間は、キャンパスでの立て看板を全面禁止する規則に実力で抗議し、その様子はマスコミで大きく報道されました(右写真)。大学の主人公は学生です。学生には大学も社会も変える力があります。ともに声をあげましょう!

2018年6月6日水曜日

2018年度沖大学生自治会執行部選挙結果&所信表明



新執行部からのアピール

「たった1人ですが、沖大生全体の力を引き出すための1人になる!」
沖大学生自治会委員長 赤嶺知晃
 沖大生のみなさん、投票ありがとうございました!
 僕がこれから一年間どうやっていくのか? 疑問に思う人はいると思います。どうやって大学を変えていくのか? それとして僕は、たった一人です。でもみなさん、僕は全体の力を引き出す一人になっていきたいと思っています。
 今回の選挙でも、ある沖大生が「沖大生A君」として、みんなに「投票しよう!」とメッセージを書いてくれました。こういう風に、僕みたいに顔出したり名前出したりはできなくても、僕が先頭に立ってアンケートを集めたり、みんなでクラス討論で決議をたくさん上げて申し入れをしたり、そういう行動をやって全体の運動をつくっていく、そういう学生自治会にしたいと思っています。
 今年1月は、色んな妨害がありながら40人の学生がアンケートを書いてくれました。こうした中で。沖大当局は学生自治会のどんな申し入れも受け取らないとしていましたが、40人の学生が協力する中で、初めてアンケートを受け取らせました。沖大生が行動して沖大の常識を変えました! 選挙中、「駐車場を広くしてくれるんですか、なら投票します」と切実な思いで投票してくれる沖大生もいました。真剣な思いに応えて、学生の繋がりや団結をもっともっと大きくしていって、スローガンで掲げたことを現実にするために、1年間闘っていこうと思います! 沖大生みんなの力が必要です! 共に声をあげていきましょう!

沖大生A君のメッセージ


大学の主体は学生か?理事会か?

 大学は学生の自主性を養う為の機関でもあるので学生主体であるはずである。しかし、現状沖大では学生が大学の舵取りに関わることがほとんどできない。大学に不満や要望があったとしても、正直それが反映される気がしない。大学の窓口に相談してもそれは大学の都合を優先したうえで処理されてしまう。大学と学生が乖離している。
 以上のことから私は自治会選挙では信任に投票しました。大学側のコントロール下にない自治会が存在するという事は、学生の主体性が生きているという事です。私はそのことを大変嬉しく思います。