公安警察のスパイ化工作許さない!
「監禁致傷」デッチあげ逮捕弾劾!
4人の仲間を取り戻そう!
9月28日と30日、公安警察は全学連の4人の仲間を「監禁致傷」なるデッチあげ容疑で逮捕しました。彼らは「捜査」と称して東北大や京都大、広島大など全国のサークル会館や学生寮への家宅捜索に押し入り、マスコミも警察発表そのままに「監禁事件」と報じています。絶対に許せません!
まさに、安倍政権による戦争法の強行採決と一体の許しがたい政治弾圧、学生運動弾圧です。4人を即時釈放し、大学を戦争遂行機関に変えようとする安倍政権との闘いに、沖縄大学からともに立ち上がることを呼びかけます。
公安警察による国家犯罪こそが本質だ
「監禁致傷」など100%デッチあげです。「被害者」とされる元福島大生・樋口正太郎は約3年にわたって全学連にスパイとして潜り込み、そこで得た情報を公安警察に提供し、その見返りに数十万~百万円規模の金銭を受け取り、酒食・享楽に換えていた男です。そのことが発覚し、仲間に真実を明らかにするよう求められて逃走。建物の屋上から落下して怪我を負ったことが今回「犯罪」とされているのです。
3・11福島原発事故以降、多くの人々が「もうだまされない」と立ち上がっていく中、元福島大生の男は自らの欲望のために他人をだまし、売り渡していたのです。人間として最低の行為です。しかも上述したように、スパイ行為が発覚し、追放されたにもかかわらず、そのことを開き直り、公安警察と一体となって今回の弾圧に「被害者」として加担しているのです。
しかし、もっとも許せないのは公安警察です。何が「捜査」だ! 公安警察こそ反戦運動、学生運動つぶしのためにスパイを送り込んだ張本人じゃないか! カネ・モノで人間を堕落させ、自らの手先として利用する犯罪組織じゃないか! 監獄にぶち込まれるべきは公安警察です。私たちはこんなデタラメな弾圧を絶対に許せません!
「監禁致傷」デッチあげ弾圧に対して、全学連の斎藤委員長、坂野書記長を先頭に記者会見(10月2日、司法記者クラブ)
安保国会闘争の高揚に対する弾圧だ
今回の弾圧は、安保国会闘争の歴史的高揚をたたきつぶすための弾圧です。
5月~9月、安倍政権による安保関連法(戦争法)の成立をめぐって、歴史的な民衆の決起が巻き起こりました。8月30日には、法案成立を阻止しようと国会前12万人―全国で100万人が立ち上がる巨大な行動に発展。9月19日の強行採決に至る1週間は、機動隊の鉄柵規制を乗り越えて道路を埋め尽くす実力占拠闘争が連日爆発しました(1週間でのべ25名が不当逮捕-全員不起訴奪還)。沖大学生自治会も全国学生とともにその先頭に立って闘い抜きました。さらにこの闘いは、動労千葉や全日建関西生コン支部、全港湾など労働組合の「戦争協力拒否」を掲げたストライキに発展しています。
この運動が発展すれば本当に打倒される。安倍政権はその恐怖から、上記のような「事件」をデッチあげ、戦前のように、反戦運動の先頭に立つ全学連や全国学生自治会をつぶそうとしているのです。
ところが今、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)中心メンバーなど一部の勢力が、「おまわりさんありがとう!」「警察に抗議するな!」なとと叫びながら、「逮捕されたのはみんな過激派」「逮捕されるようなことをする奴が悪い」などと主張しています。とんでもない話です。警察の弾圧に抗議せず、どうやって戦争を止めるのか!
採決間近(16日夜)、スクラムを組み、機動隊と激突するデモ隊
戦争反対のゼネストで安倍をたおそう
卑劣なスパイ工作や弾圧は、実は支配の弱さの裏返しです。弾圧を粉砕し、安倍政権を打ち倒すために、戦争反対を掲げたストライキに大学から挑戦しよう!
今、安倍政権は、大学や労働現場での戦争動員政策を強めています。大学においては、学生の貧困につけこんだ「経済的徴兵制」、巨額の補助金による「軍事研究」、「文系学部の廃止・目的の見直し」が進められています。「仕事」「授業」・・・当たり前の日常が戦争協力そのものに変わろうとしています。しかし、「武器の研究・生産・流通・使用」そのすべてを実際に担うのは安倍政権ではなく、労働者・学生です。だから、戦争を止める力も私たちの側にあります。それを突きつけるのがストライキです。
9月25日付沖縄タイムス
2014年10月6日付東京新聞
実際、基地労働者が先頭に立った71年の二度の「全島ゼネスト」は、自治体や学校、大学、商店など70万人(当時の人口は100万人)が参加する社会全体のストライキとして闘われ、米日政府を震え上がらせ、ベトナム戦争を敗北させました。沖大学生自治会は今年、ビラまきも集会もできない大学、4人に1人が辞めていく大学の中から「大学を戦争反対のとりでに変えよう!」「ゼネストと国際連帯で辺野古新基地建設と戦争を止めよう!」と訴え、当局の妨害や処分と闘いながら、昨年を倍する沖大生の信任で赤嶺-盛島執行部を打ち立てました。
どんな弾圧にも負けない団結こそ実際に戦争を止める力です。昨年学内に侵入した公安警察を摘発・追放し、今年10月に反戦ストライキに立ち上がる京大同学会の闘いに学び、これに続く闘いを沖縄大学からつくりあげるときです。
京大反戦ストライキにともに立ち上がろう! 10・21国際反戦デー闘争に集まろう! そして、3波のゼネストに立ち上がった韓国・民主労総と連帯し、11・1労働者集会に大結集しよう! 「憲法違反の強行採決=クーデター」に対し、「ゼネラルストライキ=革命」で安倍政権を倒そう! 4人の仲間をただちに取り戻そう!
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