戦争法粉砕!
安倍たおせ! 6・15国会包囲闘争打ち抜く!
◆国会前での斎藤郁真全学連委員長アピール
全学連の委員長をやっています、法政大学の斎藤郁真と申します。本日は、京都大学、東北大学、広島大学、富山大学、沖縄大学、日本全国の大学から学生が集まり、首都圏では法政大学を中心にして多くの学生が集まり、一日の国会包囲行動を打ち抜いています。先ほど、文科省への申し入れ行動を行ってきました。正午には、国会を一周するデモも打ち抜いてきました。これからこの集会で、安倍を打倒していく決意を固めていきたいと思います。
本日は6月15日という本当に歴史的な日です。いまから55年前、あの安倍首相の祖父にあたる岸政権を打倒した。そういう方も本日この場にいると思います。今日、一緒に行動できていることを大変うれしく思います。
私はもちろん、私の父も参加することができなかったこの1960年の行動。この学生、労働者、民衆の行動によって、一国の政府が打倒された。この歴史を振り返ることが非常に重要なことだと思います。
この6月15日という日に、安倍政権を倒し、戦争法案を廃案に追い込み、日本を戦争にする国に絶対にさせないために、1960年の闘い、そして70年安保・沖縄闘争に向かって、沖縄の返還は確かに多くのペテン的なものはあったけれども、沖縄の返還を勝ちとるができたという歴史の巨大な地平をあらためて思い起こすことが重要であると思っています。
1960年、この国会周辺を10万を越える学生が包囲して、そしてそれを取り囲むもっと多くの労働者がストライキで決起して、岸政権を打倒した。だけれども、安保法案は自然成立という形で強行され、本当に多くの学生が悔しい思いをし、その総括をめぐって70年の安保闘争は可能なのか否か、日本の社会では大きな討論が巻き起こっていきました。
その中で私たち全学連は、本当にこの社会を変えるために、学生が大学の中からもっともっと立ち上がり、大学を戦争反対の砦(とりで)にする、このために大学の中に学生自治会をつくり上げていくという闘いに挑戦していきました。
67年10月8日、佐藤政権がベトナムに行くこと阻止する大闘争をやりぬき、68年4月28日の沖縄デーには、法政大学で沖縄奪還・安保粉砕を掲げた全学バリケードストライキが闘われ、そして71年には沖縄で島ぐるみの全島ゼネラルストライキをやって、基地の労働組合である全軍労牧港支部青年部を中心として、基地の中で労働者がストライキをやり、爆撃機がベトナムに行くことすらできなくなり、それによって北ベトナムの民衆は「ベトナムで爆撃が起きない日は沖縄で基地の労働者がストライキをやって戦争をとめているんだ」、その思いが世界中の人々を獲得して、ベトナム戦争はアメリカの敗戦に終わりました。
1966年10月21日、「国際反戦デー」が巻き起こっていく中で210万人の労働者が政治ゼネストに立ち上がり、アメリカの学生は徴兵カードを焼きすててペンタゴンに突入し、戦争を実際にできなくさせていく。こういう闘いを実現させていきました。60年の戦いは、政権を打倒するところまではいったけれど、安保法案を止めるところにまではいかなかった。しかしその後、その闘いを総括し、労働者や学生が、職場やキャンパスからストライキで闘うことをもって、70年の安保闘争は実際に戦争をとめる闘いを可能にしたわけです。
みなさん、今こそ私たちはこの歴史を思い返しましょう。このような闘いを現実のものとしましょう。私はいま本当にそのことを決意しております。
全国学生の霞ヶ関デモで先頭に立ち、コールを行う赤嶺委員長
本日の文科省行動で明らかにしたとおり、今大学において、理系の学部においては軍事研究、文系の学部においては目的を転換しなければ予算を廃止する、そして経済的徴兵制という形でますます学生を貧困に陥れることをもって学生を戦争に動員する体制がつくられています。
私たち全学連は、法政大学をはじめとして、いま多くの大学の中で戦争反対のビラをまくことは絶対に許可されない。全部禁止され、ふだん戦争反対と言っている教授もふくめて、そういった連中がいかにあくどいことをやっているか知っています。この現実を本当にひっくり返して、もう一度大学を反戦の砦にしていく闘いにうってでたいと思っています。
そしてその闘いをもって安倍政権を打倒し、本当の意味で戦争をとめる、そのたたかいを可能にしていきたいと思っています。4月24日、韓国では民主労総という労働組合が、パククネ政権を打倒する27万人の大ゼネラルストライキを闘いました。掲げたスローガンは、「民営化の廃止・非正規職の撤廃・社会保障の切り捨て反対」でした。今、中国において年間60万件もの暴動が発生し、御用労組を脱退し、自分たちの力で政権を打倒するための労働組合を結成し、闘いに立ち上がっています。
みなさん、いま安倍政権が言っている「国民の生命と財産を守る」。こんなものは嘘っぱちです。私たちの前でやられようとしている戦争は、日本人と中国人が対立しているだとか、日本人とどこの国が対立しているだとか、宗教同士が対立しているだとか、そんな問題ではなくて、どの国にも存在する本当に1%の人間たちによって、私たちの命を使って、市場や勢力圏を奪い合う戦争をやろうとしているということです。
だから私は、「自衛のためなら戦争をしたっていい」という論にも、全くもって納得できません。自衛の戦争は私たちを守るものでは全くありません。いまこそ全ての戦争に対して、国境を越えた労働者・学生の大ゼネラルストライキで戦争をとめ社会を変える大闘争を実現していきましょう!
この6月15日を出発点にして、いまだに基地が維持され、戦争を起こそうとしている体制を自分たち自身の闘いで打倒していきましょう! 国際的な連帯でもって闘っていきましょう!6月15日を新たな歴史の出発点にもう一度していきましょう!
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