三里塚闘争は、国と成田空港による一方的な農地取り上げに対して「農地死守・実力闘争」を掲げて50年間闘い、いまも完成を阻み続けている偉大な闘いです。
そもそも、成田空港はベトナム戦争の時に手狭になった羽田空港を肩代わりする軍事空港という意味がありました。今も朝鮮有事の際には軍事兵站拠点と位置づけられており、市東さんへの農地収奪は戦争に向けて国が民衆の権利を否定し、奪っていく攻撃の始まりでもあります。三里塚闘争は「反戦・反権力の砦」です。
また反対同盟は、国鉄分割・民営化と唯一ストライキで闘ったJRの闘う労働組合=動労千葉と「労働同盟」を結んで闘っています。
農地取り上げを拒否して闘う反対同盟の農民・市東孝雄さん。
市東さんの農地をめぐる裁判を、裁判所うち切って結審したことに怒りのアピール。
「三里塚、沖縄、福島と、国策の攻撃はみな同じです」
反対同盟事務局長・北原鉱治さん
前段集会では、赤嶺委員長もアピールしました。
成田市内をデモ
ちなみに、沖縄大学の仲地博学長は、「少なからぬ国民が国際空港の必要性を感じていた。復帰闘争と違い、全国民的な共感を得られなかった」と農地取り上げを擁護しています。
沖縄で日々安倍政権に対する非和解的な怒りが高まりつつある中で、辺野古の闘いを国家権力と非和解で闘う三里塚のような闘いにさせないと、国に対してアピールしているのです。
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