2014年10月9日木曜日

イラク・シリアへの空爆やめろ! 10月10日にまいたビラです。

イラク・シリアへの空爆やめろ!

10・16沖大-10・21国際反戦デー闘争(@首都・東京)へ!


 沖大生のみなさん。「集団的自衛権」行使容認の閣議決定から約3ヶ月。戦争は遠い未来の話ではなく、今まさにわたしたちの目の前で始まっています。オバマ米大統領は、8月8日のイラク空爆に続き、9月23日シリアへの空爆を開始しました。これは、石油をはじめとした資源や勢力圏、利権のための侵略戦争であり、一片の正義もありません。多くの人が日々殺されている。こんな社会を学生の力で変えよう!
 「イスラム国」の兵士になるために出国しようとしたとして26歳の北大生が警視庁公安部に事情聴取されました。容疑は「私戦予備・陰謀」(外国に対して私的に戦争する目的で準備・陰謀した罪)というものです。北大生は「就職活動がうまくいかなかった」「1~2年の間に自殺していた。戦場で死ぬか日本で死ぬか」と語っています。そこにあるのはまともに生きていけない社会への絶望と怒りです。
 彼を裁く資格は安倍政権にはありません。なぜなら、ひとにぎりの企業の儲けのために若者を非正規・貧困に突き落とし、戦争に駆り立てて未来を奪っているのが安倍政権だからです。裁かれるべきは安倍政権です。
 そして、学生のとるべき道はイスラム国へ行って怒りをぶつけることではなく、学生自治会で団結して大学から戦争をとめ、安倍政権打倒に立ち上がることです。大学の戦争協力を拒否し、大学から戦争を止めようと呼びかける10・16沖大キャンパス集会-10・21国際反戦デー闘争に集まろう!

◆「自衛」と称して行われる空爆


 オバマ米大統領は9月23日、「シリアにいる『イスラム国』を打倒する。最終目的は『イスラム国』を破壊することだ」(9月10日付声明)として空爆を開始しました。ペルシャ湾と紅海から巡航ミサイル・トマホークを撃ち込み、最新鋭のステルス戦闘機・F22を投入し、大虐殺が行われているのです。さらに28日にはイギリスも戦闘機をイラク領へ派遣し、オランダやベルギー、デンマークも戦闘機の派遣を決めるなど、参戦にむけて動いています。
 このような殺戮が、アメリカ率いる「有志連合」の協力のもとに、「個別的または集団的自衛の権利に基づく必要な攻撃」として正当化され、空爆が「イラクを防衛し、イスラム国に安住の地を与えないようにするための重要な貢献」(9月25日に行われたG7)として賛美されているのです。絶対に許すことができません!

◆日本の「参戦」許さない!


 そして、安倍首相もイラク・シリア空爆に対して、「人道支援」というかたちで「参戦」しようとしています。岸田外相は、ケリー米国務長官との会談で「国際社会のイスラム国との戦いを支持する」「イスラム国が弱体化し、壊滅につながるよう期待する」と述べ、「自衛」の名のもとに行われる侵略戦争に加担していくという宣言を発しています。
 「集団的自衛権 法整備済めば 日本の軍事協力拡大も」「戦闘地域でも活動可能に」(9月25日付東京新聞)とあるように、安倍政権はあらゆる制限を取り払い、文字通りの戦争国家として全世界にうって出て行くことを狙っています。

◆石油利権のための空爆だ


 そもそも、この軍事介入の根底にあるのは、アメリカによる中東への侵略とその破綻です。アメリカ政府は、石油利権の略奪のために侵略戦争を行い、統治の手段として宗派間の対立を利用してきました。
 イラク侵略戦争後、エクソンモービル、シェブロンなどの石油メジャーが中東に進出し、莫大な利益を奪い取ってきました。「イスラム国」の台頭は、中東支配に対する激しい不満・怒りの一つの現れです。そのイスラム国によって石油利権が失われかねないという事態に直面して、空爆にふみきり、支配しようとしているのです。
 

◆全世界でまきおこる闘いに続こう!


 一片の正義もないこの戦争に対して、アメリカでは連日ホワイトハウスを包囲する抗議行動が闘われ、政府の外交政策への支持率はオバマ就任以来最低の34%にまで低下しています。イギリス・ロンドンでも25日、首相官邸前で大規模な空爆反対デモが行われました。さらにはロシアで、香港で、全世界で、青年・学生が戦争やあらゆる矛盾に対して行動に立ちあがっています。
 今こそイラク・シリア空爆弾劾、辺野古基地建設阻止、大学の戦争協力阻止、安倍打倒を掲げ、反戦行動に立ち上がろう! 戦争は、大学の協力、青年・学生の動員なしに成り立ちません。だからこそ、学生が大学を取り戻す闘いに立ち上がることが戦争を止める力です。沖大生のみなさん、10・16沖大キャンパスからみんなで声を上げ、10・21国際反戦デー闘争にともに駆けつけよう!

【要項】

◎大学の戦争協力を許すな! 処分撤回! 辺野古基地建設を止めよう
 10・16沖大学生集会
 10月16日(木)12時10分~ キャンパス・中庭に集合!
       18時00分~ 夕方集会 ※場所は未定
 主催:沖縄大学学生自治会

◎大学の戦争協力阻止! 「大学改革」粉砕! 安倍政権打倒!
 10・21国際反戦デー闘争
 10月21日(火)13時半~ 法政大学包囲デモ
       15時半~ 国会・霞ヶ関デモ
       18時半~ 渋谷デモ
 呼びかけ:全日本学生自治会総連合/法政大学文化連盟/京都大学全学自治会同学会中央執行委員会/東北大学学生自治会/広島大学学生自治会/沖縄大学学生自治会


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