2016年5月23日月曜日

立候補者声明文



あかみね統一候補の立候補声明

委員長候補  赤嶺知晃
副委員長候補 盛島琢允

 沖大生のみなさん! 今回の自治会執行部選挙に私たちは「反戦ストでキャンパスを反戦・反基地のとりでに」「沖大自治会A君を取り戻そう! 赤嶺君・盛島君の処分を撤回させよう!」というスローガンで立候補します。あかみね統一候補に信任の一票をよろしくお願いします。

反戦ストでキャンパスを反戦・反基地のとりでに
 5月19日、行方不明になっていたうるま市に住む20歳の女性が遺体で発見され、米軍属で嘉手納基地で働く元海兵隊員の男が死体遺棄容疑で逮捕されました。1972年の本土復帰後、沖縄では米軍人・米軍属による刑法犯罪の検挙数は、5862件にも上っています。今年3月に米兵による準強姦事件が起き、県が対策委員会をつくった矢先に今回の事件が起きました。これは、戦争の島・基地の島の現実が引き起こした事件です。基地の中では、10代~20代の若者が素手で人を殺す訓練を行い、上官から殺意をもって敵に襲いかかれと命令されています。人間が戦争のための道具にされていく。米軍基地が存在する限り今回のような事故は何度もくり返されます。
  日本政府関係者は、事件発覚後「最悪のタイミング」と発言しました。ふざけるな! 安倍は戦争会議としての伊勢・志摩サミットや日米同盟の強化を狙ったオバマのヒロシマ訪問、改憲を狙った7月参院選、そして辺野古新基地建設に影響しないように事件の火消しに奔走しています。絶対に許せない!
 何よりも今回の事件も3月の事件も、日米韓による朝鮮侵略戦争が狙われ、沖縄が過去最大規模の米韓合同軍事演習や熊本地震の際のオスプレイの出撃基地にされる中で起きています。戦後71年たった今も変わらない「戦場」としての沖縄の現実に怒りが爆発しています。「全基地撤去」の声が巻き起こるなかで沖大生が「戦争の島・基地の島」の現実をくつがえす闘いの先頭に立とう!
 全基地を撤去する力は、私たちが反戦ストライキに立ち上がることにあります。1971年、沖縄では、基地労働者を軸に全島ゼネラルストライキ(全社会的な一斉ストライキ)に立ち上がりました。当時の県民の8割が参加したゼネストで米軍基地機能が止まり、 ベトナムに向かう爆撃機が飛べなくなりました。そして、沖大生の先輩方は、全島ゼネストの闘いの先頭でキャンパスからストライキを闘いました。
 今年の5月14日~16日に行われた沖縄闘争は、ゼネストで闘う韓国の労働組合・民主労総(80万人を組織)が参加し、国際連帯とゼネストで戦争と基地を無くす歴史的な闘いとして打ち抜かれました。民主労総と日本全国の戦争反対で闘う労働組合と学生自治会の合流は、沖縄に全島ゼネストの情勢があることを示しました。そして、何よりも沖大学生自治会が沖大当局の新歓スポーツ大会による全学休講攻撃を打ち破って、5月16日のキャンパス集会・デモを新たな沖大生の参加と発言で大成功させました。
 こうした情勢の中で、沖大・仲地博学長は、「立憲主義」「新基地建設反対」を語りながら、沖大生がキャンパスから立ち上がることを徹底的に弾圧しています。
 今回の事件についてキャンパスで訴える赤嶺君に沖大職員は「迷惑行為をやめてください」という看板を目の前に立て、「事件を利用するな」と言い、マイクのコードを抜いて演説を妨害しました。「利用するな」だと!? ふざけるな! まさに今回の事件こそ沖大生の問題そのものです! 沖大生と同世代の女性が基地と戦争の現実に殺されています。これと向き合わずに素通りして幸せな未来なんてありません。「利用するな」と演説を妨害する沖大当局と、「最悪のタイミングだ」と事件の火消しに奔走する安倍政権の何が違うのか! この他にも、ビラまき禁止や学生の集会・施設使用禁止など一方的な学則改悪を行い、これに抗議する学生を弾圧して処分するなど、学生がモノを考え、行動する主体となることを一貫して否定してきました。これでは、フェンスの中の米兵と変わらないじゃないか!
 沖縄の戦争・基地の現実を変えるためには、沖縄大学の現実を変えることが必要です。仲地博学長体制を打ち破る沖大反戦ストライキに立ち上がろう! 沖大反戦ストライキで沖縄全島ゼネストを切り開く闘いをしよう!

沖大自治会の仲間A君を取り戻そう! 赤嶺君、盛島君への処分撤回
 5月14日午前、警視庁公安部は、沖大自治会の仲間A君をありもしない「傷害」事件をでっち上げて逮捕しました。
 5月沖縄闘争に参加する直前に行われたでっち上げ逮捕は、現在爆発する「全基地撤去」の怒りがゼネストに結びつくことを恐れる安倍政権の弾圧です。これと一体で、韓国・民主労総の仲間が那覇空港で何時間も足止めされ、集会参加を妨害されるということも起こりました。沖縄の怒りを体現するA君に、労働者の国際連帯とゼネストを恐れる安倍政権の憎悪が一身に向けられています。そして、昨年8月に赤嶺君・盛島君が反戦集会を行ったことを「学内の秩序を乱した」として処分が下されています。沖大生の思いを体現して反戦集会に決起した赤嶺君・盛島君を処分し、全沖大生に「立ち上がったらこうなるぞ!」と恫喝する沖大当局は、安倍政権と完全に一体だ!
 沖大生の怒りを爆発させ、A君の即時釈放と赤嶺君・盛島君の処分を撤回させよう!

0 件のコメント:

コメントを投稿