2014年11月24日月曜日


3学生を取り戻したぞ!
署名&メッセージ、ありがとうございました!

 

団結の力が弾圧うちやぶった


 11月2日の「戦争反対!安倍打倒!」の銀座デモで「公務執行妨害」をデッチあげられ、不当逮捕されていた京大と首都圏の学生3人が21日、起訴を粉砕して無罪釈放をかちとりました!
 逮捕は安倍政権による「学生は戦争反対を言うな」という露骨な政治弾圧でした。しかし、警察の脅しに負けず完全黙秘で闘う3人をはじめ、全国で巻き起こった「弾圧許さない」の声と激励メッセージが3人を取り戻したのです。それどころか、「仲間を返せ」という闘いは、京都大学で学生を監視する公安刑事を学生が叩き出すという“歴史的事件”に発展し、逆に安倍政権にとどめをさすものになりました。

自治会、衆院選で安倍たおそう 


 辺野古新基地建設阻止! 戦争反対の学生自治会を全国大学につくろう! そして、県知事選に続き、衆院選で安倍政権をぶっつぶそう!


◆京都大学同学会書記長・作部羊平君の訴え(@11/20東北大集会)

※全学連書記局通信№250より転載

 私は11月7日の記者会見に出ていたので、みなさんは顔を知っているかもしれませんが、よろしくお願いします。この間、京都大で何が起きたのか、そして東北大生がこの中で何をしていけばいいのか、ということについて語ります。
 京大で何が起きたのか? 10月21日に国際反戦デー闘争がありました。全国の学生自治会が「戦争反対」「安倍政治はおかしい」と立ち上がり、学生自治会としてキャンパスで集会をやり、21日には東京でデモをしました。そして、11月2日には全国労働者集会に集まりました。それに対し安倍政権と警察権力が、「戦争反対なんて言っちゃだめだ」「安倍打倒なんて言っちゃだめだ」「今の政治に対して何も言うな」と、3人の学生を「公務執行妨害」をでっち上げて不当にも逮捕しました。普通にデモをしていた学生を、機動隊がいきなりタックルで押し倒して逮捕していく。それに抗議した学生も「公務執行妨害」で逮捕する。こんなことがあってたまるか、という話じゃないですか! 絶対におかしい! 3学生は絶対に取り戻す。私たち京大生と同学会はそう思って救援活動を始めました。
 その宣伝を11月4日の昼休みにしている時、10月からずっと不審な動きをしていた公安警察が「発見」された。こいつが日常的に学生を見張り、逮捕させた張本人じゃないか、こんなやつは絶対に放っておいちゃいけない、そう思って同学会中央執行委員会の仲間が追及した。すると公安警察は逃げ出した。「このまま逃がしていいのか!」と取り押さえた。そして京大当局を巻き込んで追及・弾劾し、公安警察を京都府警に引き渡す、つまり摘発して追放する大勝利をかちとりました。
 戦争を進める安倍政権が大学の中で、学生が「戦争反対」だとか「今の政権がおかしい」と言い始めた瞬間にそれを見張り、でっち上げで逮捕させ、何も言えなくする。こうやって大学を戦争に協力させる。学生を経済的に戦争に動員し、軍事研究をさせるといったことが本当に進んでいる。このことが満天下に明らかにされました。
 もう一方で明らかになったのは、学生の団結でこんな弾圧は粉砕できるということです。普通は、公安警察がたとえキャンパスで怪しい動きをしていようが、摘発なんてしようものなら自分の身が危ない。日和っちゃう。しかし、僕たちの仲間は、「こいつを摘発しても、仲間が団結して自分を守ってくれる。この団結があれば摘発して弾圧されても終わりではなく、勝ち抜くことができる」という確信でやりきった。京都府警は「大学構内に入ったことは正当な公務だった」「公安警察に暴力をふるった学生を捕まえる」と言っていますが、彼への弾圧をまだ許していない。そうした団結が一番重要です。
 11月7日、同学会中執は記者会見を開き、「これは大学自治の問題だ。大学が国家に従属させられる問題だ」と明らかにし、マスコミでも、暴力的な「過激」な学生が公安警察に暴力をふるった問題ではなく、「大学自治の問題」と言わざるをえなくなった。世界中に「大学自治が危機にさらされ、侵害されている」「国家権力は横暴だ」と明らかになった。12日には緊急抗議集会を大成功させた。こうした中で、これを何とかして「大学自治は悪いものだ、学生自治なんてとんでもない」と言うために「過激派キャンペーン」を行い、11月13日に京都大熊野寮への120人もの公安警察・機動隊を使ったガサ(家宅捜索)が行われました。
 熊野寮自治会はすごいところで、400人以上の学生が団結して、寄宿料700円という低廉な家賃と食堂を守り抜いてきた。そこにガサを強行した。今、熊野寮自治会の中で大激論が巻き起こっています。「マスコミのバッシングは絶対に粉砕しなくちゃいけない」「学生がやってきたことに何の間違いもない」と。そういう機運が高まっています。
 僕が一番言いたいのは、学生が自治会で団結する中に、安倍政権の戦争政治や横暴を変える力があるということです。だからこそ、安倍政権はガサや「過激派」キャンペーンをやっている。しかし一方で、あまりの横暴に、「これはただの報復じゃないか」と逆に盛り上がっている。結局、学生自治会が本当に団結して「この社会はおかしい」と言いきり、逮捕されても奪還するために闘い、仲間を守る。これをやりきった時に、何者にも負けない、「公安警察が何百人大学の中に入ってこようとも大学自治を守りきる」、こういう行動ができる学生を無数につくっていく。そうやって学生自治会のもとに団結する中に、社会を変える展望があります。
 安倍政権は解散・総選挙に踏みきろうとしています。今の内閣じゃ「大学改革」をやる、あるいは社会を戦争に持っていくことはできない、そういう危機に追いつめられた中で解散しようとしています。安倍にとって代わるのは誰か? それは、僕ら学生だ。あるいは、社会の全てを担っている労働者が成り代わる。「革命を起こす」ということです。
 東北大学生にちょっと言いたいことがあります。「国立大学協会」というものがあります。京都大学の松本紘前総長は、「大学改革」をガンガン推し進めていくために、国立大学協会の会長になってやっていこうとしました。しかし、彼は同学会中執を先頭とした京大学生運動の力で完全に打倒されました。次に会長になったのは誰か? この東北大学の里見進総長です。彼が国立大学協会の会長になって「大学改革」を推し進め、「大学力は国力なんだ」「大学は国益のためにあるんだ」「グローバル人材育成をガンガンやる」と言っています。これを打倒するのは誰か? 労働者・学生が主人公の社会をつくるのは誰か? それはここにいる東北大生のみなさんです。
 私たち京大生は、東北大生のみなさんとガッチリ団結して、一緒にこの社会を変えるために闘います。そして、ここには法政大、福島大、富山大、広島大、沖縄大、全国から学生が来ています。この団結で社会を変えることはできる! このことに確信を持とう! 公安警察を摘発した事件は、今の国家権力の中枢を突きました。この闘いをもう一歩先に進めよう。全国大学の自治会が団結し、大学の中にいる弾圧するやつらなんて全部追い出して、大学を学生の手に取り戻そう! 社会を労働者・学生の手に取り戻そう! それはできます! ぜひ一緒に闘っていきましょう!

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