「訓告」処分弾劾!
学生の怒りで処分を撤回させよう!
辺野古新基地建設をとめよう!
処分は大学としての「死」
6月6日(金)の午後3時過ぎ、学生自治会委員長・赤嶺知晃君に対し、春田吉備彦・法経学部長、山代寛・学生部長が「訓告」処分の通知を強行しました。これに対し、学生自治会は、赤嶺委員長と盛島副委員長の2人で、これを徹底的に弾劾する抗議行動をたたきつけました。
処分理由は、「2014年5月16日(金)12:10~12:50に学外者数名を本学敷地内に大学の許可無く呼び入れ、拡声器を使い無許可の学内集会的行為を行うなど、静穏な環境を破壊し、学内の秩序を乱した。さらには2014年5月19日(月)12:10~13:00に学外者数名を本学正面入り口の公道に集結させ、拡声器を使い集会的行為を先導するなど、静穏な環境を破壊し、学内外の秩序を乱した。また、再三にわたる解散の指示に従わず集会を続けるなど、これらの行為は本学学生の本分に反する行為であり、学生として有り得べからざる行為である」というものです。
ふざけるな! 戦争反対の集会をやったから処分? 学生が声をあげ、自治会をつくったから処分? こんな処分は大学としての「死」です。
仲地学長! 法経学部の教授会! お前たちにはもはや教育を語る資格はない! 辺野古新基地建設反対、改憲反対を語る資格はない!
何が「解散の指示に従わず集会を続け」だ! 学生のみなさん! これこそ、かつて大学が国の戦争に協力していった姿であり、今の安倍政権の改憲と戦争政治への加担そのものではありませんか! こんな処分は許せない! 沖大生の怒りで焼き尽くし、ただちに撤回させよう!
理由はぜんぶデタラメ
処分理由など、ぜんぶデタラメです。
赤嶺君が16日に行ったお昼休みの演説は、集まった学生の意見と公開要求書の提出行動に対して、受け取り拒否と全館放送で応えた当局に対するやむにやまれぬ抗議でした。沖大生が書いた意見や要求書に対しては「メッセージは脅して書かされた。学生は不満を持っていない」「要求書を学長に届けるかどうかは学外団体の影響を受けていないかどうか判断してから決める」と完全無視。他方で、全館放送を私物化し、「不審者に注意しろ」と意見を抑圧する大宣伝。「静穏な環境を破壊」というなら、まずこの全館放送こそ問題なのではないでしょうか?
19日にしても「拡声器を使った」のは赤嶺君だけではなく、田里修教授らの「帰れ」コール部隊に動員された学生たち、山代寛学生部長、沖大の代理弁護士など何人もいます。なぜ赤嶺君だけが問題なのでしょうか?
それに、「無許可」と言いますが、私たちは19日の集会を申請しました。ところが、学則にもない「学生だけでの使用はダメ」という理由で不許可にされたのが真実です。
学生決起に対する敗北宣言
ではこの処分の本質はどこにあるのでしょうか。
一つに、学生の声や反戦集会をつぶそうとしてつぶせなかった当局の、16日-19日の学生決起と自治会再建に打ちのめされた敗北宣言だということです。
「集会的行為」「大学の秩序を乱した」という言葉の中に、沖大生が立ち上がったことへの恐怖、力づくでつぶそうとして逆に火がついた沖大生の決起に打ちのめされた当局の打撃感が表れています。当局の言う「静穏な環境」「大学の秩序」とは、どんなに基地や非正規の現実への屈服を迫る授業でも、4人に1人が大学を去らざるを得なくても、ビラの一枚もまけない憲法停止状態でも、学生がモノも言わず、ただただ黙って従っている状態のことです。これが、16日-19日と自治会再建で、ついに打ち破られたということを当局側の言葉で認めたということです。
二つに、しかしどんなに破綻的であれ、処分の本質は「大学に盾突くやつはこうだぞ」と赤嶺君を見せしめにして沖大生を黙らせ、分断し、自治会という学生の団結体を破壊するための攻撃です。大学キャンパスを私物化する仲地学長が学生を支配する最後の手段です。
しかし逆に言えば、処分に怒り、撤回させることが、学生が団結し、大学の主人公としての誇りを取り戻し、キャンパスを自らの手に取り戻す道だということです。
沖大は戦争翼賛に転落した
三つに、「リベラル」を売りにした沖縄大学がついに辺野古新基地建設、安倍の戦争政治の公然たる翼賛者に転落したということです。
これまでも沖縄大学は、仲地学長を先頭に、対外的には「辺野古新基地建設反対」などと言いながら、学内では授業で米国総領事・マグルビーに講演させてオスプレイをほめさせたり、学生がモノを言うことを抑圧したりしてきました。こうした腐敗がついに昨年12月のビラまき全面禁止、今回の戦争反対の集会破壊となり、ついに赤嶺君への訓告処分に行き着きました。沖大は一線を越え、公然たる戦争翼賛大学としての姿をあらわにしたのです。政府・海上保安庁は今、辺野古の海で反対運動を取り締まる訓練を始めています。こうしたときに、これに抗議するどころか、大学内で学生の反対行動を取り締まって処分している仲地学長はもはや安倍政権の手先です。
法政大でも、口先で「改憲反対・脱原発」を言う田中優子総長が、実際に声を上げた武田雄飛丸君を警察にデッチあげで売り渡し、「武田君を取りもどせ!」という学生の闘いが巻き起こっています。こうしたニセ「リベラル」の正体を暴き、追放していく中にこそ本当に基地・戦争をとめ、社会を変えていく力があります。
処分撤回・基地阻止・安倍打倒
歴史は今、分岐点にあります。
安倍首相は、「日本人の命を守る」などとペテンを弄しながら、事実上の憲法9条破棄である集団的自衛権行使容認を6月22日の国会会期末までに閣議決定しようとしています。「わが国の安全に重大な影響を及ぼす可能性」と、どこまでもあいまいな規定で、これまで憲法違反だった戦争をやれるようにする。辺野古に基地をつくって沖縄は切り捨て。原発再稼動のために福島は切り捨て。労働時間も解雇も派遣も規制をなくして企業の金もうけを自由に。こんな時代に黙っていたら、私たちは本当に殺されます!
しかし、これに対して、青年・学生を先頭に激しい怒りが噴出し、「生きさせろ」とストライキが起きています。戦争をとめ、基地をとめる力は、国境を越えた労働者・学生の団結した闘いにこそあります。立ち上がるのは今です。
赤嶺君への処分を撤回させ、武田君を取り戻すこと、辺野古の基地をとめ、安倍政権を倒すことはぜんぶ一つの問題です。すべての沖大生は自治会のもとに団結し、辺野古新基地建設阻止、安倍政権打倒の闘いに立ち上がろう!
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