沖大生のみなさん、11月26日「ストライキで戦争・新基地建設を止めよう! 京大スト報告集会」が沖大生の結集で打ち抜かれました!
今回の集会は、イラク・シリアへの空爆を拡大している米仏ロやそれに与する安倍政権を徹底弾劾し、戒厳体制を打ち破るフランスの労働者や韓国・民主労総と連帯するものとして行われました。
集会の冒頭では、同日に「京大バリスト弾圧粉砕・緊急抗議集会」を行った京大同学会からの連帯メッセージが読み上げらました! 同学会の作部洋平委員長から「辺野古新基地建設阻止! 安倍政権をたおそう! 同学会中執はストライキへの弾圧を跳ね返し、沖縄大学学生自治会と連帯して闘う決意です。」と熱いメッセージがよせられました!
次に赤嶺委員長から京大スト報告と基調提起が行われました。
京大生の圧倒的支持により6時間に渡って守りぬかれた反戦バリストの闘いを臨場感をもって報告しました。京大バリストは戦争情勢の中で粛々と運営される大学の支配を打ち破り、反戦ストに公然と敵対する京大当局の姿を暴きだしました。
そして、基調提起では、同学会中央執行委員がビラまきやクラス討論を積み重ねてスト情勢を作ったことや同学会の闘いのベースの法大闘争や動労千葉労働運動があることなど、バリストに至るまでの教訓や歴史が紹介されました。
方針では、沖大当局による今集会への教室貸し出し拒否やビラまき一切禁止の学則など、沖大にこそストで打ち破るべき支配があるとし、京大に続いて沖大でも戦争・新基地建設阻止のストライキを闘おうと提起されました。
参加した沖大生も真剣に聞き入り、集会は沖大からストライキを闘っていく出発点として大成功しました。
2015年11月28日土曜日
2015年11月27日金曜日
米仏露のシリア空爆弾劾! 本日、京大スト報告集会に集まろう!(11月26日にまいたビラです)
米仏露のシリア空爆弾劾!
本日、京大スト報告集会に集まろう!
これ以上の虐殺と破壊、戦争を許すな
パリで起きた「イスラム国」による銃撃・爆破事件を受けて、各国は、自国民への弾圧を強化するとともに、イラク・シリアへの空爆を強化し、戦火を拡大しています。フランスは原子力空母をシリア沖に派遣し、「3倍の空爆能力」で爆撃を開始しました。ロシアは、カスピ海と地中海の艦船計10隻を作戦に参加させ、爆撃機を69機に倍増し、20日までの4日間に100発以上の巡航ミサイルをシリアに打ち込みました。アメリカもフランスと空爆強化を宣言、イギリスもシリア空爆に加わることを表明しました。
そして安倍も、1月の「人質殺害事件」が突き出したように、「有志連合」の主要国として米・英・仏とともに中東侵略にのめり込む張本人です。安倍は13日、シリア空爆と国内弾圧を強めるトルコ・エルドアン大統領と会談し、「対テロ」での協力と原発輸出で合意しています。安保法で自衛隊の本格参戦も狙っています。
今でさえ、空爆で多くの犠牲者が出て、インフラが根こそぎ破壊され、シリアの人口の半分以上が難民になっているのに、どこまで破壊と虐殺を拡大するつもりなのか!
国連難民高等弁務官事務局は、難民の数が世界全体で6千万人に達し、第二次世界大戦後で最悪となったことを受けて、「世界は戦争状態も同然」と声明しています。
すべての事態の元凶は、米英仏、日本やドイツを含めた「有志連合」、ロシアによるイラク・シリア空爆=中東侵略戦争にあります。こんな戦争は今すぐに終わらせなければなりません!
戒厳下で立ち上がるパリの労働者
「テロ対策」を口実にした「非常事態宣言」によって、フランスでは警察権限が強化され、令状なしの家宅捜索、外出禁止、劇場や飲食店などの閉鎖、集会・デモの禁止など、1月の銃撃事件以来の「戒厳体制」下に置かれています。
しかし18日、この戒厳体制を突き破り、パリ交通公団のバス労働者が24時間ストライキに立ち上がりました。「政府や資本家は、今回の惨劇を受けて国民に結束を訴えているが、歴史的に見てもそういう非常事態の下で、私たちの権利が縮小され、労働者が勝ち取ってきた成果が奪われている。要求は正当だ。正々堂々と貫徹しよう」。こう訴え、2名の組合員を事件で亡くしながらも、全労働者の権利を守るために立ち上がったのです。
また22日には、若者を先頭に1千人が「戒厳体制反対」の実力デモに立ち上がりました。デモ隊は「緊急事態は警察国家化だ」「難民、移民を制限するな」「すべての国境を開放せよ」「移民にもフランス人と同じ権利を与えろ」「空爆して人を殺して我々はそんなことちっとも望んでいないぞ」とコール。棍棒で殴りつける機動隊を押し返し、戦争への「国民の結束」「神聖なる団結」を訴える政府にノーを突きつけ、戦争絶対反対の国際連帯闘争に打って出たのです。
また、朝鮮戦争の危機が切迫する韓国では14日、15万人が民衆総決起に立ち上がり、戦争と労働法制改悪を進めるパククネ政権を打倒するべく、命がけのデモを打ち抜きました。催涙液入りの強圧放水が襲い掛かってくるなか、機動隊車両をも引きずり離して、ひるまず大統領府を目指してデモ隊は進撃しました。
この先頭で闘う民主労総ハン・サンギュン委員長は「死ぬほど働いても人間らしく暮らせない世の中は私たちが望む世の中ではなく、その権力は私たちのための権力ではないのだから、労働者民衆のための世の中は私たちが作ろうということだ。労働者が立ち上がらなければ世の中は決して変わらない。一人で激しく戦うという覚悟ではなく、一緒に闘えば勝利することができ、不正な政権も追い出せるという自信を持とう。闘っても変わらないという敗北のくびきをふり捨てよう!」と訴えました。
戦争情勢だからこそ、世界の労働者は本気で立ち上がっています! しかし、だからこそ「イスラム国」の行為は絶対に許せません! 労働者民衆への無差別襲撃は、こうした闘いや国際連帯への敵対と破壊であり、結局は帝国主義の侵略戦争や分断支配を支えるに等しい行為です。
世界の学生・労働者と立ち上がろう
世界大恐慌の進展は、石油などの資源や市場、勢力圏再分割をかけた帝国主義同士の侵略戦争を激化させるとともに、国内では一握りの資本家のために労働者民衆を犠牲にする攻撃を激化させています。しかし、これに対して社会の根本的な変革をかけた労働者民衆の“生きるための闘い”が全世界で巻き起こっています。
仏オランドの支持率は歴代大統領最低の13%~20%代です。マイナス成長と10%を超える高失業率のなかで多くの労働組合がストライキに立ち上がり、打倒される寸前だったからこそ、仏オランドは排外主義や「国民の結束」をあおり、「反テロ戦争」にのめり込んでいるのです。
安倍も同じです。マイナス成長と「非正規4割」の現実、戦争法への怒りで打倒寸前になりながら、だからこそ、問答無用の辺野古新基地建設、「戒厳体制」を敷くための改憲=「緊急事態条項」の新設、「テロ対策」を口実にした「共謀罪」制定など、戦争で一切を突破しようとしているのです。
このとき、日本共産党が各国政府やマスコミと一緒に振りまく「テロ根絶で国際社会の結束を」というスローガンは、シリア空爆=戦争を支持するものであり、絶対に許せません。「国際社会」とは、まさに戦争している各国の支配者たちのことです。さらに、共産党は「フランスの軍事行動を批判することで、無差別テロは正当化できません」と政府への批判を封殺しようとしています。「テロと戦争の悪循環」という言葉で無力感・絶望感をあおっています。
しかし、事態に終止符を打ち、戦争を阻止することはできます。国境を越えた労働者・学生の団結にはその力があります。未来を担い、実際に社会を動かしている私たち学生・労働者だからです。今こそ、世界で闘う学生・労働者と一つに団結して、戦争と「生きられない」現実しか生み出せない政府を打倒し、社会を根底から変革するために立ち上がろう! 学生の反戦集会すら禁止する沖縄大学は、オランドや安倍とどこが違うのか! 京大反戦ストに続き、戦争阻止・辺野古新基地建設阻止を掲げ、大学を学生の手に取り戻すストライキにたちあがろう!
ストライキで戦争・辺野古新基地建設止めよう! 京大スト報告集会
日時 11月26日(木) 18時開始(~20時)
会場 JAおきなわ真和志支店・3階会議室
※会場は学内の教室を申請しましたが、学生支援課は教職員が責任者に付いていないということを「理由」に受け取りを拒否しました。
2015年11月22日日曜日
2015年11月21日土曜日
10月29日、辺野古埋め立てに向けた工事着工弾劾!
10月13日に翁長知事が辺野古埋め立て承認を取り消したことに対し、①石井啓一国土交通相は10月28日、取り消しの効力を停止しました(防衛省からの申し立てに応えるという茶番です。沖縄県は11月2日、「国地方係争処理委員会」に不服審査申請)。②併せて国交省は、翁長知事に取り消しの是正を勧告し、知事に代わって取り消し処分を撤回する「代執行」の手続きに踏み切りました。③さらに防衛省は翌10月29日、埋め立てに向けた陸上での作業に着手しました。
29日早朝、辺野古では朝6時半に県警機動隊員のバス10台がキャンプ・シュワブ内へ。その後ゲート前に座り込んだ約100人を100人が強制排除にかかり、もみあいに。海でもフロートやオイルフェンスを設置しようとする作業船の行く手を阻んだり、フロートやオイルフェンスにしがみついたり、激しい抵抗が闘われました。これに対し、機動隊は抗議する1人を「器物損壊容疑」で逮捕するという暴挙に出ました。絶対に許せません!
これに先立つ26日、政府は久辺3区の区長と首相官邸で懇談し、基地建設に反対する名護市の頭越しに「振興費」を直接出す方針を伝えました。
さらに、11月4日には、シュワブ・ゲート前に東京から警視庁の機動隊100人が投入されました。県警の機動隊100人と合わせて200人が抵抗する人びととぶつかり、逮捕者やけが人が出ています。11月12日には、7月以降中断していた海底ボーリング調査も再開しました。
菅義偉官房長官は10月29日、訪問先のグアムで「本体工事着工」とグアム側に伝えました。しかし、これは政治的な表明であり、既成事実化をはかる演出です。
沖縄防衛局が県に提出した工程表によると、本体工事に着手する最初の月に、29日に着手した作業ヤードの工事だけでなく、護岸工事、工事用仮設道路工事、美謝川の切り替え工事なども予定されています。工程表では、土砂を投入する埋め立て工事は12カ月目(2年目)からで、2016年10月ごろと見込まれています。さらに、埋め立てに5年、施設整備を含めて工事全体は9年半とされています。
これに対し、県は、特定外来生物の県内流入防止を目的に7月に県外からの埋め立て用土砂搬入を規制する条例をつくりました。さらに今、名護市教委が、作業ヤードと仮設道路予定地で文化財調査を行っています。来年2月までの予定で、現在はまだ作業ヤード予定地の一部しか終わっておらず、全体の10分の1です。調査が終わっていない場所は着工できない上、仮に着工しても文化財が見つかれば工事は中断しなければなりません。県は美謝川の切り替え工事など、工事の設計変更に対する承認権などいわゆる「知事権限」を使って阻止する構えです。
もちろん、「その都度執行停止と代執行で権限を取り上げればいい」と防衛省が言っているように、「知事権限」などでの抵抗には限界があります。 一切はこれからです。
それにしても、「執行停止」のデタラメさには本当に腹が立ちます。
「執行停止」は、本来、行政=公権力の処分によって私人に不利益が出た際の救済制度である「行政不服審査請求」制度を使った何重もの意味でのペテンです。
沖縄県は行政ですが、しかし対する国も私人どころか沖縄県以上の公権力そのものです。なのに防衛局は、自らを「私人と同等」と称して、国土交通大臣に不服を申し立てたのです。県の取り消しの是非を採決したり、「緊急を要する」として採決までの間取り消しの効力を「執行停止」するのが、申し立てた当人と同じ政権内部の人間なのです。これを茶番と言わずになんと言うでしょうか。
しかも、安倍政権はこれと同時に「代執行」の手続きを開始しました。「代執行」とは、国が自治体に委託している事業を自治体が拒否した場合に、国が権限を取り上げて代わりにやるという制度です。形式上は国が「他の手段によってその履行を確保することが困難であり、かつその不履行を放置することが著しく公益に反すると認められること」を証明せねばならず、高裁や最高裁の判断を仰ぐという形をとりますが、要は国家の強権発動です。
一方で、「代執行」という権力を振りかざしている連中が、「私人」を名乗って救済を求めているデタラメ。他方で、代執行訴訟で判決が出るまでの間も工事が中断しないように、政権内部の決済で知事の取り消しの効力を「停止」できる「行政不服審査請求」を形だけやっているデタラメ。これが「法治国家」だというのなら、そんな国家など打倒されてしかるべきです!
実際「代執行」は、国や体制内勢力がずっと恐怖してきた「辺野古闘争の三里塚闘争化」への道です。「代執行」とは、三里塚闘争の大木よねさんの土地強奪を見れば明らかなとおり、国の強権発動そのものです。国が「銃剣とブルドーザー」をやるということです。倒すか倒されるかの激突である以上、闘いの非和解的発展は不可避であり、倒されるのは間違いなく安倍政権です!
*「抗議活動で死傷者が出たりすれば、世論の流れが一気に傾きかねない」(首相周辺、10月31日付『読売新聞』)
*「県外からの機動隊派遣は、成田空港の建設をめぐるかつての三里塚闘争を想起させる」(11月3日付『東京新聞』)
*「このままでは第二の三里塚闘争にもなりかねない」(沖縄国際大の佐藤学教授)
きなくさい動きは辺野古をめぐる攻防だけではありません。横田基地に配備するCVオスプレイの沖縄での訓練。与那国・宮古・石垣への自衛隊配備。嘉手納基地へのF16戦闘機12機の暫定配備。このような動きの全体が、北朝鮮転覆の戦争計画「5015」の発動準備と連動しています。朝鮮侵略戦争が始まれば、沖縄は間違いなく最前線基地にされるでしょう。
今こそ、「朝鮮侵略戦争阻止! 基地撤去!」を掲げて、労働者の階級的力である沖縄全島ゼネストを闘うときです! これと結びついた現地実力闘争、さらには韓国・民主労総ゼネストとの国際連帯の力だけが辺野古新基地建設を阻止し、安保を粉砕する力だと確信します!
2015年11月20日金曜日
辺野古工事着手許せない! 沖大からストライキで闘おう!
辺野古工事着手許せない!
沖大からストライキで闘おう!
安保関連法=戦争法を強行採決した安倍政権は10月29日、辺野古への米軍基地建設の本格着工に踏み切りました。10月13日に翁長知事が埋め立て承認を取り消したことに対し、知事に代わって取り消しを撤回する「代執行」の手続きを進める一方、東京から警視庁の機動隊100名規模を投入し、暴力的に米軍基地を建設しようとしています。絶対に許せない! 沖縄を再び戦争にたたきこむ安倍政権打倒へ、今こそ沖大ストライキ、沖縄全島ゼネストで闘おう!
「11・1集会に参加した沖大生の感想」は過去のページで紹介しています↓
朝鮮戦争のための辺野古基地建設、絶対に止めよう
11月14日、フランスのパリで起きた「テロ事件」は、この間の「難民問題」とともに、シリア-中東をめぐる侵略戦争が全ヨーロッパに拡大していることを突き出しました。世界大恐慌が本格的に爆発し、資源や市場をめぐる各国の争奪戦が熾烈を極める中、いまや東アジアでも戦争の危機が切迫しています。
今年6月、米韓軍当局は朝鮮半島における有事を想定した『作戦計画5015』に調印しました。これは、北朝鮮による攻撃の「兆候が見えた」時点で米韓の側から先制攻撃(核攻撃も含む)するという、とんでもない戦争計画です。
安倍政権は、安保法の発動をもってこれに参戦しようとしています。アベノミクスの破綻や臨時国会すら開けない政治危機を突破するため、ますます破滅的な戦争にのめり込んでいます。辺野古新基地建設やCV22オスプレイの訓練は、沖縄を再びこの侵略戦争の最前線の出撃基地にしようという攻撃です。絶対に止めよう!
民主労総ゼネストと連帯し、沖大から反戦ストライキを
安倍政権の「凶暴さ」は、支配の危機の裏返しです。資本主義が根本から腐り果てる中、これを打ち倒す全世界の民衆の反乱が巻き起こっています。
11月14日、韓国のソウルでは「ひっくり返そう、財閥の世の中! 打ち倒そう、資本家の政府!」を掲げた民衆総蜂起大会が政府・警察の弾圧をはね返し、8万人の大結集で打ち抜かれました。大会は11・1集会に韓国から参加した民主労総の仲間の主催で、今度は日本から動労千葉や全学連が参加しています。沖大学生自治会からも赤嶺委員長が参加しています。
動労千葉の田中康宏委員長は、11・1労働者集会で「安倍の戦争法の狙いは、アメリカ帝国主義が画策している朝鮮半島での戦争に参戦することです。これは徹頭徹尾、資本家の利益のための戦争です。闘う労働組合をよみがえらせ、労働者の国際的な団結で戦争を止めるために、怒りの声を結集しましょう」と訴えています。韓国、全世界で闘う労働者・労働組合と団結して闘うことに戦争を止め、社会を変革する展望があります。
民主労総は民衆総蜂起大会の高揚を引き継ぎ、11~12月パククネ政権打倒のゼネラル・ストライキに攻め上ろうとしています。「戦争情勢の中で『粛々と静かに行われている授業』が1秒たりとも許せない!」とバリストに決起した京大生の思いは、沖縄の学生の思いでもあります。沖大生のみなさん、闘う労働者・学生と連帯して、沖大から反戦ストライキに立ち上がろう!
11・1集会での国際連帯アピール
ソンホジュンさん(韓国・民主労総ソウル地域本部事務処長)
安倍政権の軍国主義再武装に対抗した労働者人民の抵抗闘争は、日本全域を揺り動かしています。過去、日本の軍国主義支配勢力が起こした戦争で、日本だけでなく周辺国民衆まで骨肉争う惨禍(さんか)の中に死んでいったことを記憶するならば、同志たちの闘争はアジアはもちろん全世界の平和と人類の真の民主主義を守る闘争になると確信しています。
今、韓国の労働者と民衆もパククネ政権の労働法改悪に対決し苛烈(かれつ)な闘争に立ち上がっています。パククネ政権は労働法改悪を通じて賃金と労働条件をより一層悪化させ、労働者をより一層安易に解雇できるようにし、非正規職と間接雇用労働者を拡大しようとしています。
民主労総は11月14日、全国20万労働者と農民がソウルに集結する総決起闘争を予定しています。これを始めとして11月と12月につながるゼネストで勝利の瞬間までけっしてしりぞかず闘うことを決意しています。
同志のみなさん。最後まで闘い、勝利する自信がありますか? もし不足するなら、ともに闘おうではありませんか。それでも不足するならば全世界の労働者が団結してともに闘おうではありませんか。
安倍政権の労働者への攻撃をともに防ぎきろう。パククネ政権の労働市場構造改悪を粉砕しよう。新自由主義・資本主義を終わらせよう。万国の労働者、団結せよ! 資本主義の抑圧の鎖を断ち切ろう!
ソウルでパククネ打倒の10万人決起! ゼネストと国際連帯で 戦争・新基地止めよう!(11月19日にまいたビラ)
警察が催涙液入り放水銃を乱射し、50人が逮捕、29人が病院に搬送される中、7時間以上対峙して闘いぬく!
ソウルでパククネ打倒の10万人決起!
ゼネストと国際連帯で 戦争・新基地止めよう!
パリ銃撃・爆破事件の元凶は帝国主義の侵略戦争
11月13日、フランスの首都パリで銃撃や爆破が発生し、132人が死亡しました。仏オランド大統領は「我々は戦争状態にある。イスラム国をたたきつぶす」とシリア空爆の強化を宣言。国内では戒厳体制を延長し、特殊部隊による捜索・制圧作戦に踏み切るとともに、19日には原子力空母シャルル・ドゴールを中東に派遣しました。米オバマ大統領も「人類全体への攻撃だ」と非難し、15日にもシリア東部を空爆しました。しかし、一切の元凶が、「有志連合」によるイラク・シリア空爆=侵略戦争にあることは明らかです。
シリア空爆による破壊と虐殺の現実
対「イスラム国」はシリア戦争の口実であり、「有志連合」の空爆で実際に破壊されているのは、シリアの労働者民衆の住宅であり、工場であり、農地です。石油製油所や通信施設、道路や橋、電気・ガス・水道など生活の基盤となるインフラ施設も根こそぎ破壊されています。さらに、昨年9月以降少なくとも3414人もの人びとが空爆の犠牲になっています(15年8月時点。シリア人権監視団)。こうした中で、シリアの人口2200万人の半数を超える膨大な人びとが故郷を追われ、難民として国内や欧州に逃れているのです。
そもそもアメリカは、石油強奪のためのイラク侵略戦争~米軍占領統治(03年~11年)において、宗派対立をあおり、利用してきました。イスラム国にもサウジアラビアなどを通じて武器や資金を与えてきました。ところが08年、欧米資本による買収・略奪を狙ったイラク国営油田の民営化が石油労組のストライキで阻まれ、11年には占領軍の撤退に追い込まれます。その後、イスラム国は勢力を広げますがアメリカは「放置」し、みずからの石油権益拠点が脅かされるに至って初めて空爆に踏み切ったのです(昨年8月)。
アメリカは、イスラム国がシリアに侵攻することも容認しました。シリア内戦を激化させることで反米的なアサド政権の弱体化と国土の廃墟化を狙ったのです。シリアのアサド政権を助ける立場でロシアがシリア空爆に参戦し、これにオバマが反発しているように、シリア空爆の目的も、「イスラム国壊滅」の口実でシリア国土を破壊し、反米的なアサド政権を打倒することにあります。
対「イスラム国」戦争の正体は石油資源略奪の侵略戦争
対「イスラム国」戦争の正体は、イラク・中東の石油資源・権益の確保・獲得をめぐる帝国主義の侵略戦争です。フランスやイギリス、ドイツや日本の安倍も、みずからの石油権益の確保と「アメリカに独り占めさせない」という思惑をもって「有志連合」に加わり、空爆や軍事支援に参加しているのです。そのもとで、子どもを含むイラク・シリアの労働者民衆が、無差別に空爆で殺されているのです。
他方、「イスラム国」などのイスラム武装勢力に展望はありません。彼らは、イラク石油労組や教育労働者を弾圧し、宗教や民族の対立を乗り越える労働者の闘いや国際連帯に敵対しています。そういう存在としてアメリカや中東諸国の支配層に育成され、分断支配に利用され、その尖兵となってきた存在です。
韓国でパククネ打倒の民衆総決起ソウル中心部で機動隊と大激突
事態の背景にあるのは、アメリカを軸とした戦後体制の崩壊と世界大恐慌の本格的爆発です。これが貧困・格差の拡大を生み出すとともに、資源や市場をめぐる各国の抗争を軍事的衝突(世界戦争)へと向かわせています。しかし同時に、これに対する「生きさせろ!」「戦争絶対反対!」の闘いが、危機にのたうつ最末期の資本主義・帝国主義を打ち倒す労働者民衆の歴史的闘いとして爆発しています。
11月1日に東京・日比谷野音でともに労働者集会を打ち抜いた韓国・民主労総が14日、ゼネストに向けた大闘争をソウル中心部でたたきつけました。
ソウル市庁前広場の集会には労働組合、農民、学生、市民団体など10万人が結集。集会後は大統領官邸前の光化門広場に向かってデモ。一帯を大型車両で封鎖し、放水車や催涙液で行く手を阻む機動隊と激突し、7時間にわたる大闘争を打ち抜きました。日本からも100名以上の訪韓団が合流しともに闘いました(沖大からは赤嶺自治会委員長が参加)。
パククネは労働法制改悪と一体で、米日とともに朝鮮侵略戦争にのめり込もうとしています。民主労総は金属労組や4大自動車労組(現代・起亜・韓国GM・サンヨン)を中心に無期限ゼネストを宣言。「製造企業全体が止まる。歴史教科書国定化阻止、セウォル号真相究明を要求する民衆とともに、パククネ政権と大抗戦を行う」と語っています。
韓国・民主労総ゼネストと連帯し沖大から反戦ストライキを
この闘いが朝鮮侵略戦争を目論む米日韓の政府を痛撃しています。しかし安倍政権は、アベノミクスの大崩壊と安保国会闘争の爆発でKO寸前になりながら、オランドと同様、一切の危機を戦争で突破しようとあがいています。沖縄では辺野古埋め立て承認を取り消した翁長知事を「違法」と言いなし、強権発動に向けた代執行訴訟に踏み切りました。さらに、東京から警視庁機動隊を増員し、基地ゲート前に座り込む県民との激しい激突を開始しています。
辺野古新基地建設阻止闘争に勝利し、戦争を阻止する道はどこにあるのか? それは、戦争絶対反対=全基地撤去を貫き、中東・米欧の労働者や韓国・民主労総ゼネストと連帯し、沖縄-日本から安倍打倒・戦争阻止のゼネストを巻き起こすことです。反戦バリストを打ち抜いた京大に続き、沖大からも反戦ストライキを巻き起こそう!
「久辺3区」の二区長が「辺野古容認」を否定
辺野古新基地建設をめぐり、菅義偉官房長官が11月17日の記者会見で「地元の人たちも条件付きで辺野古移設に賛同している」と発言したことに対し、辺野古区の嘉陽宗克区長と久志区の宮里武継区長が19日までに「賛同していない」と否定したことが報じられています。
菅氏は 11月17日の記者会見で、地元が条件付きで「賛同」していることなどを理由に挙げ、移設計画を進める方針を説明。「一番被害がかかる地元の人たちも、条件つきで辺野古移設に賛同している」と強調していました。しかし、新聞の取材に対して、辺野古区の嘉陽宗克区長は「全然違う」、久志区の宮里武継区長は「誤解だ」と否定。宮里氏は区が以前行った移設反対決議が「まだ生きている」と強調したとのこと。
政府は県の埋め立て承認取り消しを撤回する「代執行」に向けて訴訟を起こしましたが、新基地建設を正当化する根拠としていた「地元の理解」が崩れた形です。
2015年11月19日木曜日
11月26日に「京大スト報告集会」を行います!
沖縄大学学生自治会企画
ストライキで 戦争・辺野古新基地建設 止めよう!
京大スト報告集会
1.京大ストDVD上映と京大反戦バリストを体験しての報告
2.辺野古ゲート前からの報告
3.基調提起 沖大から戦争・新基地建設を止める反戦ストを
安倍政権は、翁長知事の埋め立て承認取り消しの効力を停止し、10月29日に辺野古新基地建設の本格着工に踏み切りました。そして、キャンプシュワブゲート前に東京から機動隊100人を投入し、暴力的に基地建設を進めようとしています。絶対に許せない!
新基地建設は、安保法制=戦争法の成立と完全に一体で強行されています。沖縄をもう一度戦争の島にすることなど絶対に許すことができません。今こそ沖大ストライキ、沖縄全島ゼネストで闘う時です!
11月14日、韓国・ソウルでは民主労総の主催する民衆総決起大会に10万人が大結集しました。民主労総は「ひっくり返そう、財閥の世の中! 打ち倒そう、資本家の政府!」を掲げ、機動隊の弾圧を跳ね返して、実力で闘いました。
トルコの労働者は、反戦デモに爆弾テロが行われるなかでも不屈に闘っています。
そして、韓国・トルコの労働者は11月1日に東京・日比谷で行われた労働者総決起集会に参加してくれました。世界の仲間から連帯を求めて差し伸べられる手にストライキで応えよう!
昨年9月3日付の東京新聞で、「奨学金返済延滞者は自衛隊にインターンシップを」と文科省内で経済的徴兵制の議論がされていることが暴露されました。また、今年の7月から、防衛省が莫大な研究予算をつくり軍事転用可能な研究を公然と募集するということも始まっています。
多くの学生が学費・就活・奨学金にがんじがらめにされ、こうした「日常」の延長線上に戦争への道が造られようとしています。
この「日常」という支配を拒否するストライキで大学の戦争動員を止めよう!
京都大学同学会は、10月27日に反戦バリケードストライキを打ち抜きました。日本では15年ぶりの大学ストは、大学の軍事研究に沈黙し、学生の声を無視して粛々と運営される京大の「日常」を打ち破りました。
4人に1人がやめる高い学費、ビラまき禁止の学則、反戦集会を主催した自治会執行部への処分。新基地建設が目の前で始まる中で、沖大にこそストで打ち破るべき「日常」があります。
今回の集会で京大ストに学び、戦争・基地建設を止める沖大ストを切り開いていきましょう!
2015年11月17日火曜日
赤嶺委員長の訪韓闘争の感想
動労千葉訪韓団として韓国を訪問してきました。今年の訪韓闘争は、初日から日韓学生交流会で始まり―民衆総決起大会―各闘争現場の訪問―理念交流会と本当に充実したものになりました。
日韓学生交流会は、かつて学生運動を闘った民主労総の同志の尽力で実現しました。交流会で分かったことは、韓国でも日本と同じように「就職率の悪い学科は潰す」といった大学への新自由主義攻撃が行われ、学生が「学費・就活・奨学金」で縛られ、政治的に声を上げることを奪われていることです。同じ新自由主義大学下で闘う日韓の学生が課題をいかに突破するか討論できたことは、とても有意義でした。
14日の民衆総決起大会は、本当に歴史的な闘いになりました。集会場であるソウル市庁前広場は、完全に民主労総が制圧し、市庁舎周辺の6車線道路をデモ隊列が座り込んで占拠しました。集会は、ハン・サンギュン委員長の「今日はソウルの街を労働者の街にしよう!」という言葉で締めくくられ、参加者は光化門へ勇躍デモに出発しました。
デモ隊が文字通りソウルの街を走り抜け、次々と機動隊の放水車を撃破して光化門に進撃していきました。デモで走り抜ける途中、飲食店のテレビにデモの先頭で放水車と闘う民主労総の姿が映っていることや撃破された機動隊車両を通り過ぎる中で、自分が歴史的闘争にいることを実感しました。もう少しで光化門という所で大激突が起き、デモの後方から先頭の様子を心配している時に、これ以上はどうなるか分からないということで訪韓団は離脱することになりました。
最後まで闘争に参加できず残念な気持ちで帰っていましたが、帰りながら、闘争の最前線から相当離れた場所でも6車線道路に車が一台も走っておらず、歩行者天国になっていることに気づきました。完全にソウルは「労働者の街」になっていました。ホテルに帰ってニュースを見ると、民主労総が先ほどの激突に勝利してさらに前進しているのが分かり、学生訪韓団全員で喜びました。
15日の各闘争現場訪問は、民主労総の力をさらに実感するものでした。訪問したコルト楽器の労働組合や大手スーパーの労働組合は、民衆総決起という巨大な闘争に参加した上でしっかりと翌日から闘争を続けていました。やはり、民主労総の一つひとつの闘争現場を大切にする姿勢に民衆総決起を実現した力があると実感しました。
16日の理念交流会では、パククネ政権の国定教科書問題が大焦点化する中、全教組のソウル本部長イ・ソンデさんが講演してくれました。
訪韓闘争に参加し、韓国労働者階級の闘う姿を見て、現場から資本と絶対反対で闘う団結をつくることができれば国家権力と真正面から闘って勝利できると確信しました。民衆総決起に参加する民主労総組合員は、非常に冷静でした。団結して、一糸乱れぬ隊列で進撃する民主労総にパククネは相当追いつめられたと思います。
私も沖大キャンパスでの闘いをもっともっと精力的に闘い、沖大生との信頼関係をつくって、強固な学生の団結をつくっていきます。戦争・辺野古新基地建設を止める沖大ストライキ、沖縄全島ゼネストに向け、民主労総のソン・ホジュン事務処長が日本での理念交流会で語った「(巨大な階級闘争をつくるためには)英雄的で革命的な活動家たちが一所懸命に見えないところで献身的に闘いを準備する。その過程こそが大事だ」という言葉を胸に頑張っていきます!
日韓学生交流会は、かつて学生運動を闘った民主労総の同志の尽力で実現しました。交流会で分かったことは、韓国でも日本と同じように「就職率の悪い学科は潰す」といった大学への新自由主義攻撃が行われ、学生が「学費・就活・奨学金」で縛られ、政治的に声を上げることを奪われていることです。同じ新自由主義大学下で闘う日韓の学生が課題をいかに突破するか討論できたことは、とても有意義でした。
14日の民衆総決起大会は、本当に歴史的な闘いになりました。集会場であるソウル市庁前広場は、完全に民主労総が制圧し、市庁舎周辺の6車線道路をデモ隊列が座り込んで占拠しました。集会は、ハン・サンギュン委員長の「今日はソウルの街を労働者の街にしよう!」という言葉で締めくくられ、参加者は光化門へ勇躍デモに出発しました。
デモ隊が文字通りソウルの街を走り抜け、次々と機動隊の放水車を撃破して光化門に進撃していきました。デモで走り抜ける途中、飲食店のテレビにデモの先頭で放水車と闘う民主労総の姿が映っていることや撃破された機動隊車両を通り過ぎる中で、自分が歴史的闘争にいることを実感しました。もう少しで光化門という所で大激突が起き、デモの後方から先頭の様子を心配している時に、これ以上はどうなるか分からないということで訪韓団は離脱することになりました。
最後まで闘争に参加できず残念な気持ちで帰っていましたが、帰りながら、闘争の最前線から相当離れた場所でも6車線道路に車が一台も走っておらず、歩行者天国になっていることに気づきました。完全にソウルは「労働者の街」になっていました。ホテルに帰ってニュースを見ると、民主労総が先ほどの激突に勝利してさらに前進しているのが分かり、学生訪韓団全員で喜びました。
15日の各闘争現場訪問は、民主労総の力をさらに実感するものでした。訪問したコルト楽器の労働組合や大手スーパーの労働組合は、民衆総決起という巨大な闘争に参加した上でしっかりと翌日から闘争を続けていました。やはり、民主労総の一つひとつの闘争現場を大切にする姿勢に民衆総決起を実現した力があると実感しました。
16日の理念交流会では、パククネ政権の国定教科書問題が大焦点化する中、全教組のソウル本部長イ・ソンデさんが講演してくれました。
訪韓闘争に参加し、韓国労働者階級の闘う姿を見て、現場から資本と絶対反対で闘う団結をつくることができれば国家権力と真正面から闘って勝利できると確信しました。民衆総決起に参加する民主労総組合員は、非常に冷静でした。団結して、一糸乱れぬ隊列で進撃する民主労総にパククネは相当追いつめられたと思います。
私も沖大キャンパスでの闘いをもっともっと精力的に闘い、沖大生との信頼関係をつくって、強固な学生の団結をつくっていきます。戦争・辺野古新基地建設を止める沖大ストライキ、沖縄全島ゼネストに向け、民主労総のソン・ホジュン事務処長が日本での理念交流会で語った「(巨大な階級闘争をつくるためには)英雄的で革命的な活動家たちが一所懸命に見えないところで献身的に闘いを準備する。その過程こそが大事だ」という言葉を胸に頑張っていきます!
韓国・民主労総ハン・サンギュン委員長の11・14労働者集会での発言!
※動画は赤嶺委員長が集会現場で撮影
民主労総ハン・サンギュン委員長の11月14日全国労働者大会での発言。
労働者民衆はすべてが我慢できないと叫んでいるのにこの国はすっかり歴史、理念、階級戦争で取り乱している。
清算できない権力がよみがえった。
断罪できない歴史が繰り返されている 資本とセヌリ党政権は民衆を弾圧し、永遠に君臨するための戦争を始めた。その行く手に障害になる民主労総を弾圧し、歴史を改造し、維新を復活させようとする朴槿恵(パククネ)政権に対抗するために、われわれは総決起する。
総決起闘争に共にしてくれる民衆市民社会団体諸政党代表者の同志たちと誇り高い民主労総の同志にごあいさつします。
闘争(トゥジェン)!
同志のみなさん、今、私たちには2種類の自信が必要です。最初は、45年経っても多くの全泰壹(チョンテイル)がもがいている野蛮の 世の中を変えるために、自信を持って叫ばなければなりません。資本主義のカーテンを引き裂くわれわれの闘争に連帯しろ!!!
死ぬほど働いても人間らしく暮らせない世の中は私たちが望む世の中ではなく、その権力は私たちのための権力ではないのだから、労働者民衆のための世の中は私たちが作ろうということだ。労働者が立ち上がらなければ世の中は決して変わらない。
二番目は、一人で激しく戦うという覚悟ではなく、一緒に戦えば勝利することができ、不正な政権も追い出せるという自信を持とう。戦っても変わらないという敗北のくびきをふり捨てよう。
同志のみなさんが今日の朝飯を食べ、寂しい財布をはたいて三百億以上を道端に敷きながらも上京してきたのは、共に戦う同志が本当にいることを見たかったのでしょうし、このままでは生きられないという怒りをきっちり見せつけたかったからだと信じます。
大きな気持ちを持って来たのですから、しっかり戦って帰りましょう。今から夜遅くまで、ソウル市内のあちこちを労働者の道にしましょう。
いつでも労働者民衆が怒ればソウルを、いやこの国全体をマヒさせられるということを、はっきりと見せつけましょう。それでも変わらなければ、2次、3次の総決起をして、ゼネストで決着をつけなければと思いますが、同志のみなさん、同意してくださいますか?
闘争!
一緒にこの道を行くという貴重な同志がたくさんいます。韓国労総の政労使野合に反対する金属労連化学労連公共連盟委員長同志と 組合員同志が共に戦ってきました。さらにあります。またまた民主労総の旗を掲げよう...
現代重工、健康保険、双竜車、マンド組合員と委員長同志も来ました。熱い同志愛で熱烈に歓迎しましょう。
同志のみなさん、45年前に維新独裁に対抗した全泰壹烈士のことを考えます。もっと苦しく、空腹の同僚のことを先に考えて実践した暖かい連帯こそ、この時代に最も切実な精神です。連帯と闘争、非正規職を無視する沈黙の時間を反省して、抵抗と闘争で復活させましょう。
全泰壹烈士の暖かい連帯を、自分の工場から実践し、本当の二千万労働者の代表になりましょう。
民主労総を狙う政権が、社長に勝手に就業規則を変える権限を与えれば、民主労組の団体協約はあってなくても同じという世の中になってしまうでしょう。
低成果者を退出させる刀の柄を社長が勝手に振り回す瞬間、労働組合は組合員を保護できなくなります。私たちすべてが仕事を止めるゼネストをしなければ防げない怪物です。戦うべき時に戦い、民主労組を守りましょう。
民主労総は20歳の青年になり、正規職5万と非正規職5万が共に集まり闘争する歴史的な今日をむかえました。
千万非正規職時代を終わらせ、労働が尊重される世の中を作るという覚悟で駆け付けた同志が感動であり、希望です。非正規職の仲間たち、力が湧きませんか?
闘争!
労働改悪と歴史戦争は同じです。日本人の銃刀を振りかざして東学革命軍を虐殺した権力は日本人の手先であり、彼らは解放後清算されるどころか、今も労働者民衆を弾圧する絶対権力として君臨しています。彼らには、恥も、民主主義も、経済民主化もありません。
セウォル号の真相も永遠に隠したいのでしょう。だから親日独裁・反労働の歴史を変えようと血眼になっているのです。悪い権力を変えるのは容易ではありません。諦めることなく、できることから実践してみましょう。まず、やさしいようで難しい宿題、600万票を本当に実現するように団結しましょう。帰途、焼酎一杯飲みに行く食堂ごとにTV朝鮮が流れています。腹を立てるだけでなく、静かに主人を呼んで、食事は本当においしいのに、 あのテレビのおかげで気分が悪い。ここにまた来ようか、どうしようか。尋ねなければなりません。
罰金が恐くて闘うことが難しい世の中にも抵抗しなければなりません。集会の時、写真一発写されれば罰金が3百、5百です。この金額はなんと2兆ウォンを超えるそうです。
ちょっと苦しくても、体で払いましょう。まず私が労役に行きます。小さな行動でも、権力はひびが入ります。
同志のみなさん、私は今日、民主労総の委員長として朴槿恵政権にはっきりと要求します。
第一に、勝手に解雇、一生非正規職の労働改悪を今すぐ中断しろ!
第二に、すべての国民が反対する韓国史教科書国定化告示を今すぐ廃棄しろ!
第三に、財閥一人占め経済体制を廃棄して労働者の権利を全面的に認めろ! 最低賃金1万ウォン、常時持続業務の即刻正規職化、国民年金所得代替率50%に引上げ、労働時間短縮、民営化を中断して社会公共性を強化しろ!
同志のみなさん!
政権に送る私たちの要求を勝ち取るために、すべてを賭けて闘争しましょう。公共と民間、正規職と非正規職、教師と公務員まで、労働者は誰もこの危機から逃げることはできません。今日の総決起闘争で自信をつけて、12月の全面的なゼネストで政権を揺さぶり、必ず勝利しましょう。2015年11月14日は労働者民衆の大反撃の日です。
闘争のすべての責任は民主労総委員長が取ります。恐がることなく、ソウルのすべての道路に出て行って、市民と会って、何としてでも不正な政権の心臓部、青瓦台に進撃しましょう。
同志のみなさん、民主労総はすでに労働改悪の挑発が予想される12月のゼネストを宣言しました。私は12月のゼネストを今日集まった10万同志の決意で打ち抜けると信じています。
同志の決意を込めて、民主労総委員長は宣言します。民主労総は不当な政権に対抗し、今日の総決起闘争を始めとし、12月には労働改悪阻止と労働が美しい世の中のために強力なゼネスト闘争に突入することを宣言します。
闘争!
国民に権力を! 労働者に権利を! ありがとうございます。
2015年11月15日日曜日
韓国・民主労総の11・14民衆総決起大会に赤嶺委員長が参加しました。
沖大学生自治会の赤嶺委員長は、動労千葉訪韓団と共に11月14日の民衆総決起に参加しました。
「ひっくり返そう、財閥の世の中! 打ち倒そう、資本家の政府!」を掲げて闘われた民衆総決起は、労働者・農民・学生15万人が7時間に渡って警察権力と対峙。激突して大統領府のある青瓦台(せいがだい)まで進撃をつづけました。この訪韓闘争の熱気を写真で報告したいと思います。
訪韓闘争初日
全学連の仲間と共に訪韓闘争へ!
訪韓闘争初日は、韓国の闘う学生と交流会を持つことができました。
食事をしながらお互いの闘いの教訓や課題などを話し合い、とても有意義なものになりました!
訪韓闘争2日目
訪韓2日目、ついに11・14労働者集会-民主総決起当日です。
始まる前の会場設営を見ているだけで、闘いの大きさを実感できます。驚かされるのは、この巨大な会場設営も民主労総の組合員が自分たちの力でやっていることです。
集会用の巨大なモニターも設置されています。
闘争に参加する前の意思一致を民衆労総ソウル本部の方が行ってくれました。ソウル本部の方も「今日の闘争がどのくらいの規模で爆発するかは予想がつかない」と言っていました。
※写真の話している男性は、動労千葉の田中委員長。
ソウル本部の仲間が訪韓団にキンパ(韓国風のりまき)を差し入れしてくれました!
警察の放水もあるということで、全員カッパをきて闘争に参加!
集会開始間近になると、会場にどんどんと民主労総組合員が集まってきます。
ソウル市庁舎前はあっという間に民主労総組合員によって埋め尽くされました。
早々と広場を埋め尽くした後は、市庁舎周辺の車道に座り込んで集会場にしていきます。
前日に交流会を行った韓国の学生も労働者集会-民衆総決起に参加していました。交流会の際にお礼で渡したちんすこうがおいしいと写真を送ってくれました。
全学連も車道に座り込んで集会に参加!
ソウル市庁舎前広場はものすごい熱気につつまれていました!
パククネ政権の不当な弾圧により指名手配中のハンサンギュン民主労総委員長も公然と集会に登場しました。 ハンサンギュン委員長は「恐れずにソウルのすべての街頭に出て市民たちと会い、必ず不正義の政権の心臓部、青瓦台(せいがだい)に進撃しましょう。」「今日はソウルの街を労働者の街にしよう!」と訴えました。ハンサンギュン委員長の発言をうけ、青瓦台への実力デモ-民衆総決起がはじまりました。
始まった民衆総決起は、本当にソウルの街を「労働者の街」にするものになりました!
警察権力の阻止線を突破してどんどんデモ隊は進撃し、深夜まで闘争が続きました!
警察は主要交差点に機動隊車両を配置してデモ隊の動きを阻もうとしましたが、民主労総の仲間は車両を縄で縛って移動させました。
追い詰められた警察は、催涙成分を混ぜた水で闘う労働者人民に放水銃を乱射しました。農民のペクナムギさん(70)が放水の直撃を受けて道路にたたきつけられ、脳出血を起こす大怪我をおうなど許すことのできない権力犯罪を行いました。民衆総決起の翌日から「ペクナムギ農民快癒祈願! 殺人鎮圧公安弾圧糾!」で抗議行動が行われました。
訪韓闘争3日目 各闘争現場めぐり
民衆総決起の翌日に民主労総の仲間の各闘争現場を訪問しました。前日に大きな闘いをしながらも、次の日からは現場の闘いをしっかりやっている光景を目にしました。民衆総決起を実現した力の要因を見られた気がします。
①コルト楽器支会
与党セヌリ党本部前で抗議のハンガーストライキを行っています。
ギター工場の労働組合を潰すために工場ごと閉鎖したコルト楽器資本に対して解雇撤回を求めて長年闘っています。
コルト楽器労組の闘争に使う車の「NO WORKERS NO MUSIC NO LIFE」という言葉が印象的でした。
②韓国大手デパートホームプラスの労働組合
少人数の闘争現場でしたが、ホームプラス本社前で賃上げと待遇改善を求めてしっかりと闘っていました。
おまけ
韓国で食べたご飯はとてもおしかったです!
韓国の学生との交流会で食べたポッサム(蒸し豚をサンチュで包む料理です)。とっても美味しかったです!
韓国ではこのサイズのマッコリが100円くらいで売ってます!
全学連の仲間で韓国の学生街である新村(シンチョン)で焼肉を食べました!
非常におしかったです!