2015年11月17日火曜日

韓国・民主労総ハン・サンギュン委員長の11・14労働者集会での発言!


※動画は赤嶺委員長が集会現場で撮影

民主労総ハン・サンギュン委員長の11月14日全国労働者大会での発言。


 労働者民衆はすべてが我慢できないと叫んでいるのにこの国はすっかり歴史、理念、階級戦争で取り乱している。
 清算できない権力がよみがえった。
 断罪できない歴史が繰り返されている 資本とセヌリ党政権は民衆を弾圧し、永遠に君臨するための戦争を始めた。その行く手に障害になる民主労総を弾圧し、歴史を改造し、維新を復活させようとする朴槿恵(パククネ)政権に対抗するために、われわれは総決起する。
 総決起闘争に共にしてくれる民衆市民社会団体諸政党代表者の同志たちと誇り高い民主労総の同志にごあいさつします。
 闘争(トゥジェン)!
 同志のみなさん、今、私たちには2種類の自信が必要です。最初は、45年経っても多くの全泰壹(チョンテイル)がもがいている野蛮の 世の中を変えるために、自信を持って叫ばなければなりません。資本主義のカーテンを引き裂くわれわれの闘争に連帯しろ!!!
 死ぬほど働いても人間らしく暮らせない世の中は私たちが望む世の中ではなく、その権力は私たちのための権力ではないのだから、労働者民衆のための世の中は私たちが作ろうということだ。労働者が立ち上がらなければ世の中は決して変わらない。
 二番目は、一人で激しく戦うという覚悟ではなく、一緒に戦えば勝利することができ、不正な政権も追い出せるという自信を持とう。戦っても変わらないという敗北のくびきをふり捨てよう。
 同志のみなさんが今日の朝飯を食べ、寂しい財布をはたいて三百億以上を道端に敷きながらも上京してきたのは、共に戦う同志が本当にいることを見たかったのでしょうし、このままでは生きられないという怒りをきっちり見せつけたかったからだと信じます。
 大きな気持ちを持って来たのですから、しっかり戦って帰りましょう。今から夜遅くまで、ソウル市内のあちこちを労働者の道にしましょう。
 いつでも労働者民衆が怒ればソウルを、いやこの国全体をマヒさせられるということを、はっきりと見せつけましょう。それでも変わらなければ、2次、3次の総決起をして、ゼネストで決着をつけなければと思いますが、同志のみなさん、同意してくださいますか?
 闘争!
 一緒にこの道を行くという貴重な同志がたくさんいます。韓国労総の政労使野合に反対する金属労連化学労連公共連盟委員長同志と 組合員同志が共に戦ってきました。さらにあります。またまた民主労総の旗を掲げよう...
 現代重工、健康保険、双竜車、マンド組合員と委員長同志も来ました。熱い同志愛で熱烈に歓迎しましょう。
 同志のみなさん、45年前に維新独裁に対抗した全泰壹烈士のことを考えます。もっと苦しく、空腹の同僚のことを先に考えて実践した暖かい連帯こそ、この時代に最も切実な精神です。連帯と闘争、非正規職を無視する沈黙の時間を反省して、抵抗と闘争で復活させましょう。
 全泰壹烈士の暖かい連帯を、自分の工場から実践し、本当の二千万労働者の代表になりましょう。
 民主労総を狙う政権が、社長に勝手に就業規則を変える権限を与えれば、民主労組の団体協約はあってなくても同じという世の中になってしまうでしょう。
 低成果者を退出させる刀の柄を社長が勝手に振り回す瞬間、労働組合は組合員を保護できなくなります。私たちすべてが仕事を止めるゼネストをしなければ防げない怪物です。戦うべき時に戦い、民主労組を守りましょう。
 民主労総は20歳の青年になり、正規職5万と非正規職5万が共に集まり闘争する歴史的な今日をむかえました。
 千万非正規職時代を終わらせ、労働が尊重される世の中を作るという覚悟で駆け付けた同志が感動であり、希望です。非正規職の仲間たち、力が湧きませんか?
 闘争!
 労働改悪と歴史戦争は同じです。日本人の銃刀を振りかざして東学革命軍を虐殺した権力は日本人の手先であり、彼らは解放後清算されるどころか、今も労働者民衆を弾圧する絶対権力として君臨しています。彼らには、恥も、民主主義も、経済民主化もありません。
 セウォル号の真相も永遠に隠したいのでしょう。だから親日独裁・反労働の歴史を変えようと血眼になっているのです。悪い権力を変えるのは容易ではありません。諦めることなく、できることから実践してみましょう。まず、やさしいようで難しい宿題、600万票を本当に実現するように団結しましょう。帰途、焼酎一杯飲みに行く食堂ごとにTV朝鮮が流れています。腹を立てるだけでなく、静かに主人を呼んで、食事は本当においしいのに、 あのテレビのおかげで気分が悪い。ここにまた来ようか、どうしようか。尋ねなければなりません。
 罰金が恐くて闘うことが難しい世の中にも抵抗しなければなりません。集会の時、写真一発写されれば罰金が3百、5百です。この金額はなんと2兆ウォンを超えるそうです。
 ちょっと苦しくても、体で払いましょう。まず私が労役に行きます。小さな行動でも、権力はひびが入ります。
 同志のみなさん、私は今日、民主労総の委員長として朴槿恵政権にはっきりと要求します。
 第一に、勝手に解雇、一生非正規職の労働改悪を今すぐ中断しろ!
 第二に、すべての国民が反対する韓国史教科書国定化告示を今すぐ廃棄しろ!
 第三に、財閥一人占め経済体制を廃棄して労働者の権利を全面的に認めろ! 最低賃金1万ウォン、常時持続業務の即刻正規職化、国民年金所得代替率50%に引上げ、労働時間短縮、民営化を中断して社会公共性を強化しろ!
 同志のみなさん!
 政権に送る私たちの要求を勝ち取るために、すべてを賭けて闘争しましょう。公共と民間、正規職と非正規職、教師と公務員まで、労働者は誰もこの危機から逃げることはできません。今日の総決起闘争で自信をつけて、12月の全面的なゼネストで政権を揺さぶり、必ず勝利しましょう。2015年11月14日は労働者民衆の大反撃の日です。
 闘争のすべての責任は民主労総委員長が取ります。恐がることなく、ソウルのすべての道路に出て行って、市民と会って、何としてでも不正な政権の心臓部、青瓦台に進撃しましょう。
 同志のみなさん、民主労総はすでに労働改悪の挑発が予想される12月のゼネストを宣言しました。私は12月のゼネストを今日集まった10万同志の決意で打ち抜けると信じています。
 同志の決意を込めて、民主労総委員長は宣言します。民主労総は不当な政権に対抗し、今日の総決起闘争を始めとし、12月には労働改悪阻止と労働が美しい世の中のために強力なゼネスト闘争に突入することを宣言します。
 闘争!
 国民に権力を! 労働者に権利を! ありがとうございます。

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