2015年1月29日木曜日

安倍戦争政権倒せ! 1月27日にまいたビラです。


安倍戦争政権倒せ

国会行動と連帯し安保戦争国会粉砕へ!

 

人質事件の原因は安倍の戦争政治にある!


 1月20日、「イスラム国」が日本人男性2人を人質にとり、日本政府に「72時間以内に2億ドルを支払なければ人質を殺害する」と警告する事件が起きました。24日には、人質の1人が殺害された画像がネット上に公開されました。
 この事件は、安倍首相が銀行や商社の幹部と中東を歴訪しているさなかに引き起こされました。「イスラム国」は、安倍が「イスラム国」壊滅作戦に2億ドルを拠出すると表明したことをとりあげ、非難しています。安倍は「2億ドルは人道支援だ」と言っていますが、大うそです。
 今回の事件の一切の元凶は、米・英・仏や独・日を始めとする「有志連合」のイラク・シリア空爆=侵略戦争にあります。有志連合は今日までの半年間で1700回以上の空爆を強行し、イラク・シリアの人々を虐殺しています。「対テロ戦争」と称する石油強奪の侵略戦争です。そして安倍も「(空爆によって)イスラム国が弱体化し、壊滅につながることを期待する」(昨年9月17日)と述べ、積極的にこれを支持・支援してきました。そして、今通常国会で集団的自衛権行使を可能とする安保関連法を採決し、自衛隊を派兵しようとしているのです。

労働者・学生の国際連帯で戦争阻止しよう!


 安倍政権は昨年から2人が拘束されていることを知りながら見殺しにしてきました。安倍の「人命第一で解決に取り組む」はうそです。実際には2人を積極的に犠牲にし、これを利用して「対テロ戦争」と称する侵略戦争参戦を狙っています。絶対に許せません。
 今は世界戦争前夜です。世界大恐慌が第3次世界大戦を引き起こすことを絶対に阻止しなければなりません! 
 辺野古新基地建設を阻止し、戦争へと突き進む安倍政権を打倒しよう! 
 沖縄から全世界の労働者・学生に団結と国際連帯を呼びかけ、今こそ行動に立ち上がろう!この時、沖大生の決起・集会を「秩序を乱した」などと言い、「反社会的団体」などという看板を設置する沖大当局は本当にくだらない。安倍の戦争政治への加担です。自治会は抗議文を提出し、処分撤回を求めました(HP参照)。安保国会粉砕し、3・11福島行動へ!
 

1月22日、自治会として不服申立却下に対して仲地学長、春田法経学部長宛に抗議文を提出。
 
沖大生の処分撤回メッセージ

 私は情政に詳しくありませんが、戦争に向かう国家の動向を感じています。
 戦争絶対反対を掲げて闘う自治会を処分する理由はなんでしょうか。沖大は戦争を推進するつもりですか?
 処分撤回を…!
(沖大生から寄せられた処分撤回のメール)










 当局の学生自治会つぶし攻撃があるなか、多くの沖大生が処分撤回のメッセージを書いてくれました!
 現在も処分撤回メッセージ募集中です!

2015年1月24日土曜日

赤嶺君が抗議文を提出!


 1月22日の昼休み、仲地博学長と春田吉備彦法経学部長宛の『抗議文』を学生支援課に提出し、不服申し立て却下の『回答書』に抗議するとともに、改めて誠実な回答と不当な処分の撤回を求めました。

 以下、少し長いですが、提出した抗議文を紹介します。
 ※『回答書』の引用部分には背景色をつけておきます。

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抗議文


沖縄大学学長 仲地 博 殿
同法経学部学部長 春田 吉備彦 殿

 赤嶺君の訓告処分に対する不服申し立てについて、沖縄大学法経学部は昨年11月26日付で回答書を送ってきました。しかし、「本件不服申立について、却下する」というこの回答書は、赤嶺君が求めた誠意ある回答とはかけ離れ、処分ありきの屁理屈に終始しています。また、処分直後から多くの沖大生がともにあげてきた処分撤回の声を無視していると言わざるをえません。沖縄大学学生自治会として、このことに強く抗議するとともに、ただちに誠意ある回答と処分の撤回を求めます。

 まず、7月2日に行った不服申し立てに対して、不服申し立て委員会の公開の場での開催を拒み続けた上、密室での審査を強行し、5ヶ月近くも経った11月26日付で却下してきたことに、この処分のでたらめさを感じざるを得ません。
 しかも回答書は、不服申し立てに際して同時に行った質問に対しては何一つ答えていません。質問とは、処分の前提となる事実認定について、つまり教職員が先頭に立った「帰れコール」やフリスビー投てき、さらに集会の規模や実態についての認識です。不服申し立てと併せて、田代学生支援課長が「回答しないということはありえない」としてきたものです。集会(または「集会的行為」)を処分の理由にしながら、その集会等の事実認定についていまだに答えられないのは、どういうことでしょうか?
 不服申し立て委員会について審査を全学生に公開で行えという要求を拒んだ沖大当局が「(赤嶺君が)意見陳述の機会…、その権利を自ら放棄し(た)」と言うことにも怒りを覚えます。そもそも、当局は処分を決定する過程すら、当該の赤嶺君から意見を聞いたことは一度もありませんでした。呼び出しからわずか1週間という超スピードの密室裁判で処分を決定したのです。これは沖縄大学学生懲戒処分規程にも違反しています。

 その上で、回答書は、処分の理由を「(2014年5月16日と19日に)不服申立人が大学の承諾を得ず上記集会行為(16日は演説行為)を行ったことは、沖縄大学学生規則20条及び同21条に違反するものと言わざるを得ない」としています。しかし、以下に見るように、回答書そのものが処分のでたらめさ(さらに規則のでたらめさ)とその政治的性格を自己暴露していると言わざるをえません。

 昨年5月16日昼休みの演説は、集会を意図したものではありませんでした。沖縄大学学生自治会復活会(以下「復活会」)と沖大生とのクラス討論、メッセージ運動を沖大職員が弾圧し、全館放送を使った大音量での妨害宣伝を行うなかで、復活会代表の赤嶺君が中庭で抗議の大演説を行いました。この演説に多くの沖大生が集まり、集会のような状態になったのです。
 これについて、回答書は、「不服申立人が拡声器を使用して演説を行っている間、同人を支持する学生ら(学外者を含む)複数名が付近に参集しており、これが集会(的行為)と評価しうることは否定できないものと考えられる。」としています。つまり、“演説を行って複数人が集まったらそれは集会(あるいは集会的行為)と評価しうる、だから学則違反で処分できる”というのです。まるでどこかの軍事独裁政権であり、ただの屁理屈です。今回の処分や、その根拠とされる学則そのものがいかにいい加減で、でたらめで、恣意的なものなのかということを象徴する言葉だと思います。
 さらに5月19日、復活会は「沖大生の力で戦争とめよう! 5・19キャンパス集会」を行い、多くの沖大生が集まりました。全国の大学生もかけつけました。しかし、学生支援課は復活会が提出した施設使用申請書の受け取りを拒み、集会当日は理事を含めた教職員総がかりの集会破壊との大激突になりました。
 回答書は「大学の承認を得ず上記集会行為を行った」としていますが、復活会の施設使用申請書を沖大当局が受理せず、組織的ににぎりつぶしたというのが真実です。
 学生支援課は「(使用団体の)代表者名が教職員の名前になっていない」という理由で申請書をにぎりつぶしました。なぜ学生が自分の大学を自分で使うという当たり前のことができないのでしょうか? 大学の回答書は、「不服申立人が大学当局に提出しようとした施設使用申請書(ただし、記載内容に不備があり受理されていない。)」と、復活会側の記載の不備としてごまかそうとしていますが、問題が学生の自主活動・自治運動を認めない当局側にあるのは明白です。しかも、「代表者名が教職員の名前」というのは学則にも申請書にもない規定です。ここにも、今回の処分や学則がいかにいい加減で恣意的なものかが表れていると思います。4月以降多くの沖大生が声をあげてきたように、教室も中庭も学生が自由に使えるようにするのが筋です。

 他方、回答書は、「不服申立人は、本件処分は学生がキャンパスで改憲・戦争に反対の声をあげること、不満の声をあげることを認めないという大学当局の極めて恣意的・政治的な意図のみによる処分であり、不当である旨主張するが、不服申立人の当該主張を裏付けるものはなく、採用することができない。」と処分の政治的性格を否定しています。しかし回答書は同時に、5月19日の集会は「結果的に警察の出動を招くほどに混乱した事態を生ぜしめた」「学内外の静穏な環境を破壊し、秩序を乱した」と処分の相当性を主張しています。こうした主張こそ、「裏付けるものはな(い)」とうそぶく当局の主張にもかかわらず、処分が誰の立場に立ったものかをはっきりと示すものです。
 前提として、5月19日の集会における「混乱」の一切の原因は沖大当局にあります。当局が学生支援課による申請書受け取り拒否や当日の弾圧教職員、フリスビー投てき、「帰れコール」等で集会を破壊しようとしたことから、正門付近での激突になったのです。「混乱した事態」というのなら、まず自分が行った行為についてどう考えているのか、当局は質問に答えるべきでしょう。
 その上で本質的に問いたいと思います。「静穏な環境を破壊し」と言いますが、学生が反戦集会一つ自由にできない「静穏な環境」とは何なのでしょうか? 目の前で辺野古の海が破壊され、基地がつくられようとしているのです。公安警察が京都大学に侵入して戦争反対の学生自治会と激突しているのです。どこに「学内外の静穏な環境」があるのですか? 「警察を招くほどに混乱した事態」も、辺野古では毎日起きています。沖縄大学は辺野古で闘う人々にも同じ言葉をぶつけてとがめるのですか? それとも沖縄大学はこれと切り離された場所なのですか? ともに声を上げることが処分される場所なのですか?
 全世界を一気に戦争へと引きずり込んでいるフランスの新聞社襲撃事件はたった2週間前です。フランスは「国家防衛、テロ撲滅」を叫び、さらなる中東爆撃、石油強奪の侵略戦争にのめりこんでいます。日本は安倍政権が参戦しようとした矢先に日本人人質事件に見舞われています。今、大恐慌から三度の世界戦争への道を許すのか否かが世界の一人の例外もなく問われているのです。本来ならすべての大学人が安倍政権の戦争政治と対決し、世界の反戦闘争と連帯して立ち上がるべきではないでしょうか? 毎日集会が行われるぐらい、大学は騒然とした状況になっているべきではないでしょうか?
 学内を見ても、沖大生は高い学費が払えずに毎年4人に1人が大学を辞めていきます。かといって大学を出てもまともな職はなく、奨学金を返せなければ「自衛隊に行け」といわれるのです。にもかかわらず、「おかしい」と集会一つできない「環境」「秩序」とは何なのですか? そんな「環境」「秩序」は絶対に間違っています。そんなものを守る処分などおかしい! 教育の名で安倍政権の戦争に協力するものです。

 回答書には「教育及び研究の施設としての大学が、内部規律を維持し教育目的を達成するため、学則等によって学内における活動に一定の規律を及ぼすことはやむを得ないところであり、沖縄大学学生規則第20条及び21条も、そのような見地から、学生が集会を行う場合や集会等のため大学施設を使用する場合の手続きを定めている」とあります。
 しかし、戦後の教育、戦後の大学は、戦争の痛苦な反省の上に出発しました。さらに戦後も本土から切り離され米軍施政下におかれた沖縄では、労働運動とともに学生運動が米軍基地支配と闘い、復帰闘争の先頭に立った歴史があります。沖大存続闘争は、これを大学ごとつぶそうとした政府との闘いであり、これを打ち破ったのも闘う学生自治会の力でした。この歴史を考えたとき、学生が反戦、基地反対を闘うことは沖縄大学の学生として特別な任務だと思います。
 また、大学の主人公は学生です。沖大民主化闘争でも問われたように、大学は一握りの理事会や当局の私物ではありません。当局が学生の集会を制限したり、使用を制限したりしてはならないはずです。にもかかわらず、今の沖大当局は大学を私物化し、勝手に決めた規則を学生に押しつけ、反戦集会を破壊しています。そして、そのことを回答書では「学内における活動に一定の規律を及ぼす」とか「やむを得ない」と正当化し、これが「教育」だと言いはっているのです。本当に許せません。
 しかも、そんなことをしながら、自他をごまかすために、これをあくまで「手続き」問題として、“処理”しようとしているのです。大学が学生集会を禁止する、反戦集会を破壊するということの歴史的重みから逃げるための姑息なごまかしに、処分を下した人間のいんちきさと最低さがよく表れています。

 実際に今回の処分を提案し、不服申し立てへの回答書を書いた人間は誰か? 春田吉備彦法経学部長です。春田教授は授業で、仲正昌樹という極右教授の文章を「非常に共感できる」と言って配り、「では何故私が『サヨク』なるものに消えて欲しいと思っているのか説明しておこう」と読み上げた人物です。その文章には「(サヨクは)頭も根性も腐りきった最低のカスであり、人間と呼ぶに値しないウジ虫である」という記述があります。まさに、人を人とも思わない思想の人物が、沖大生の主体を無視し、赤嶺君の処分を提案しているのです。春田教授のこの思想こそ、この処分の政治的立場を裏づけるものです。
 そして、春田教授と一緒に却下を決定した仲地博学長も、地元紙で「米軍基地の安定性」の立場から県外に基地を移設する立場を表明しており、戦争絶対反対・国際連帯の立場をとる学生自治会に敵対していることは明らかです。5月19日の集会の直後に「沖縄大学」名義で出された声明には、「今後は各講義において、『労働運動と学生運動の力で沖縄を「国際連帯=革命の島」へ』と主張する団体と、沖縄の大衆運動、市民活動との異質性について丁寧に学生の皆さんに伝えていきます」とあります。仲地学長は労働運動や学生運動、国際連帯=革命に敵対する政治的立場を鮮明にしています。
 この処分は、まさしく、学生がキャンパスから「戦争反対」「自治会をつくろう」と立ち上がること、団結することを憎み、弾圧してきた人間によって下された政治的処分なのです。

 沖縄大学学生自治会は、このような不当かつ犯罪的な処分を絶対に許しません。全沖大生が「戦争反対・処分撤回」で団結を強化し、全国-全世界の労働者・学生と連帯する力で打ち砕くことを宣言します。
 そして以上の立場から、私たちの質問への全面的な回答、訓告処分の撤回を強く要求します。

2015年1月22日
沖縄大学学生自治会

2015年1月23日金曜日

沖縄大学が許しがたい看板を設置!

1月20日、沖縄大学当局は、学生自治会つぶしの許しがたい看板を設置してきた!



 自治会を直接名指しはしていないが、いつも自治会がビラをまき、演説を行う正門付近に設置してきたものであり、沖大生が見たら誰もが一見して当局の自治会攻撃だとわかる。
 「沖縄大学学生自治会は反社会的団体だ」「沖大生は自治会のビラを受け取るな、署名をするな、関わるな」ということだ。絶対に許せない!!

 沖大当局は、一昨年12月にビラまき全面禁止の学則改悪を行い、学生が集会をし、教室を使うにも教職員の許可なしに使わせないと言ってきた。それでも沖大生は赤嶺委員長を先頭に学生自治会を再建し、「ビラまき禁止反対! 教室を自由に使わせろ!」「沖大当局は戦争に協力するな!」「戦争反対!」と声をあげてきたのだ。
 当局が赤嶺君を処分しても、授業などでネガティブキャンペーンをくり返しても、多くの学生が赤嶺委員長の演説に耳を傾け、禁止されているビラを受け取り、「処分撤回!」のメッセージを書くなど意思表示をしてきた。このことに追いつめられた沖大当局は、ついに授業などの隠然とした場ではなく、学生が最も多くの意思表示を行ってきた正門近辺で直接学生を威圧してきたのだ。「ビラを受け取るな! それは反社会的団体に関わることだ!」「演説を聞くな!」と。そして、赤嶺君には「お前は反社会的団体だ!」「拡声器使用は禁止だ!」とと言い出したのだ。ふざけるんじゃない! 学生を一体なんだと思っているのか! 大学を一体なんだと思っているのか!

 しかし、これではっきりした! 学則なんてあってないようなものなのだ。学生のあずかり知らないところで勝手にビラまきが禁止になったり、学則に明記されていなくても施設使用が禁止されたり、どんどん明らかになってきたことではあったが、要は大学当局がダメと言ったらダメ、学生は黙って従えというのがすべてなのだ。学生がひとりの人間として声をあげるためには、すべてをぶっとばす以外にないということだ!  

 そして、沖大当局は戦争協力の立場だということだ! フランス新聞社の襲撃事件をきっかけに全世界が戦争か革命かの大情勢に引きずり込まれている。1月20日、中東侵略への参戦をもくろむ安倍政権のもとで、日本人人質事件が起きている。こんな日に沖大当局は、「戦争反対、辺野古新基地建設阻止、安倍打倒」を訴えてきた自治会を「反社会的団体」呼ばわりする看板を設置したのだ。

 しかし、看板設置は昼休みだけ。しかも、看板を置いても職員は出てこれない。赤嶺君や沖大生に直接言うこともできない脆弱ぶりをさらしている。学生が団結したらこんなくだらない看板一瞬でぶっ飛ばせる! 沖大生は学生自治会のもとに団結しよう!

 赤嶺委員長が不服申し立て却下と新たな看板に怒りをたたきつける!

「がんばって!」と水の差し入れをいただきました! 

こんな看板、みんなの力でぶっとばそう!

2015年1月22日木曜日

不服申し立て却下弾劾! 1月19日にまいたビラです。


 不当処分に対する不服申し立てを沖大当局が『回答書』で却下!
大学の戦争協力ゆるさず戦争反対で立ち上がろう

フランスがペルシャ湾に空母を派遣


 2015年は本当に歴史の分かれ目です。大恐慌の重圧で、あらゆる企業や国家が破産し、アメリカやフランスは資源・市場・勢力圏を奪い合う戦争へと全面的にのめりこんでいます。アメリカは泥沼のイラクからシリアへと空爆を拡大し、フランスも「イスラム国壊滅」を掲げ、原子力空母シャルル・ドゴールの派遣を決定しました。
 風刺画を掲載した新聞社への襲撃事件(1月7日発生)に対抗するという大義名分が掲げられていますが、この空母派遣は事件以前から計画されていました。そもそもフランスは昨年9月からアメリカの空爆にいち早く加わっており、年明け4,5日にも米、英と20回の空爆を強行しています。この侵略戦争こそが、今回の襲撃事件の引き金です。それをも口実にフランスは、アメリカと競い合って石油強奪の不正義の侵略戦争にのめりこんでいるのです。

安保関連法で参戦ねらう安倍


 そして安倍政権は1月15日、辺野古新基地建設の工事を再開しました。阻止行動でけが人が出てもかまわず、初の逮捕にも踏み切っています。1月26日開会の通常国会で100をこえる戦争関連法の一括提出・採決を強行し、「強盗の侵略戦争」に自ら参戦しようとしています。

辺野古新基地建設阻止、3・11福島デモへ


 安倍や世界の政治家が「国民の生命・財産を守るため」「テロとの闘い」と戦争の必要を説きます。しかし、こんなものは100%ウソです。「1%」の代弁者たちは私たちを守りません。戦争になっても、彼らは戦場に行かず、動員されるのは私たちです。しかしそれは、私たちが立ち上がれば戦争だって止められることの証明です。
 しかし沖大当局は、反戦集会を理由にした処分を不服とする赤嶺君の申し立てを却下してきました。ゆるせない! 当局の回答書は逆に処分や規則のデタラメさを示すものです。キャンパスから戦争反対、辺野古新基地建設阻止の行動に立ち上がろう! 学生の団結、自治会運動の発展で処分撤回をかちとり、大学を学生の手に取り戻そう! 3・11反原発デモ(in福島県郡山市)にかけつけ、安保・戦争国会をうちやぶる巨万の大デモをつくり出そう!

★再稼動、戦争、首切り もうたくさんだ 怒りを力にたちあがろう つながろう
3.11反原発福島行動'15
日時 3月11日(水)13時~
場所 福島県・郡山市民文化センター・大ホール(集会後、デモ)
呼びかけ 3・11反原発福島行動実行委員会
※参加希望者は沖大学生自治会メンバーまで連絡をお願いします。


沖大当局による不服申し立て却下を徹底批判する!


 沖大当局は、5月16日と5月19日に「不服申立人が大学の承諾を得ず上記集会行為(16日は演説行為)を行ったことは、沖縄大学学生規則20条及び同21条に違反するものと言わざるえない」として、不服申し立て却下の正当性を主張しています。しかし、これはまったくのペテンです。

複数名集まれば集会(的行為)?!


 16日についての沖大当局の説明は苦しいものです。
 16日昼休みの演説は、集会を意図したものではありませんでした。復活会と沖大生のクラス討論、メッセージ運動に対する沖大職員の弾圧、全館放送を使った「不審者がうろついている」などという大音量での悪宣伝に対して、赤嶺君がやむにやまれぬ形で中庭で抗議の大演説をおこなった。この演説に復活会の予想を超えて多くの沖大生が集まり、集会のような状態になったのです。
 しかし沖大当局は、この沖大生の感動的な決起を見据えられず、しかしこれを「不許可の集会だ」と処分するために「不服申立人が拡声器を使用して演説を行っている間、同人を支持する学生ら(学外者を含む)複数名が付近に参集しており、これが集会(的行為)と評価しうることは否定できないものと考えられる。」と言っています。“複数人が集まって演説したらそれは集会(的行為)ではないとは言い切れない”“だから学則違反と「言わざるをえない」”と詭弁を弄しているのです。本当に許せない! と同時に、ここにはいかに今回の処分や処分の根拠とされた規則自体がいい加減で恣意的・政治的なものでしかないかということが表れていると思います。

学生の自主活動の全否定が本質


 19日の集会についても「大学の承認を得ず上記集会行為を行った」としていますが、復活会は事前に施設使用申請書を提出していたのです。それを沖大当局が組織的に握りつぶしたのです。本当に許せない!
 沖大当局は、「代表者名が教職員の名前になっていない」という学則にも施設使用申請書にも載っていない理由で復活会が提出した施設使用申請書をつき返してきました。学生の自主活動、自治活動の全否定です。またある教員の話では、教職員は学生から相談を受けたら学生課を通して判断するようになっており、事実上沖大当局が恣意的に集会や施設使用を握りつぶせるし、19日の集会も握りつぶしたということです。回答書は、「不服申立人が大学当局に提出しようとした施設使用申請書(ただし、記載内容に不備があり受理されていない。)」と、手続き上の不備の問題としてごまかそうとしていますが、問題の本質を隠すものです。上記のような陰湿な集会つぶしをした沖大当局が「不許可の集会を行った」として「規則違反」で処分をくだすのは全くもって不当です。

辺野古を前に何が「学内外の静穏な環境」だ


 また回答書は5月19日の集会は「結果的に警察の出動を招くほどに混乱した事態を生ぜしめた」「学内外の静穏な環境を破壊し、秩序を乱した」と処分の相当性を主張しています。ここは何重にも許せない主張です。
 辺野古で起きていることを見て欲しい。毎日のように「警察を招くほどに混乱した事態」が起きているではありませんか! 京都大学でも、警察が学生の反戦集会を監視・盗撮し、デモに出た学生を逮捕しています。ぜんぶ安倍政権が戦争へと向かい、大学・学生を動員しようとして起きていることです。どこに「学内外の静穏な環境」なるものがあるのか。辺野古でも京都大学でも全国で日々これと激突する闘いが起きています。沖大でも毎日のように反戦集会、辺野古新基地建設阻止の集会が行われ、騒然としていてしかるべきです。しかも「混乱」の一切の原因は申請拒否や「帰れコール」、フリスビーで集会を破壊しようとした沖大当局にあります。
 「警察を招いた」「秩序を乱した」などという今回の処分が、安倍政権の戦争政治・警察政治と同じ立場だということが、ここに表れていると思います。

処分は戦争反対への政治弾圧そのもの


 回答書は、最後に「不服申立人は、本件処分は学生がキャンパスで改憲・戦争に反対の声をあげること、不満の声をあげることを認めないという大学当局の極めて恣意的・政治的な意図のみによる処分であり、不当である旨主張するが、不服申立人の当該主張を裏付けるものはなく、採用することができない。」と述べている。「裏付けるものはなく」などと、どの口が言っているのかと言いたい文章であるが、語るに落ちるとはこのことです。これまでの経緯を見れば、この処分が学生自治会であり、学生の反戦の声や不満の声をつぶす意図があることは、明らかです。
 実際、法経学部長として処分を提案し、不服申し立てへの回答書を書いた春田吉備彦は、何を言っているでしょうか。彼は授業で仲正昌樹という極右教授の文章を「非常に共感できる」と言って配り、「では何故私が『サヨク』なるものに消えて欲しいと思っているのか説明しておこう」と読み上げた人物です。その文章には「(サヨクは)頭も根性も腐りきった最低のカスであり、人間と呼ぶに値しないウジ虫である」という記述さえあります。こうした思想の人間が赤嶺君の処分を提案しているのです。この処分の政治的立場をはっきりと示す「裏付け」ではないでしょうか。
 そして、春田教授と一緒に却下を決定した仲地博学長は、地元紙で「米軍基地の安定性」の立場から全国に基地を移設する立場を表明しており、戦争反対・国際連帯の立場をとる学生自治会に一貫して敵対しています。
 この処分は、まさしく、学生がキャンパスから「戦争反対」「自治会をつくろう」と声を上げることを弾圧してきた人間によってくだされたものなのです。
 すべての沖大生のみなさん! 学生を分断し、抑えこむための処分に対して、自治会のもとへの団結と巨万の決起で応えよう! 処分を撤回させ、大学を反戦の砦にしていきましょう! ぜひ1月22日の抗議文提出行動へ!


★不服申し立て却下弾劾! 不当処分撤回!  抗議文提出行動をやります!
 1月22日(木)昼休み 学生支援課窓口へ

赤嶺委員長の新年アピール


 全国の皆さん、新年あけましておめでとうございます。昨年は全国の仲間の支援もあり、沖縄大学に学生自治会を再建することができました!
 東アジアで戦争危機が高まる中、侵略出撃基地であり、日米安保の矛盾が集中する沖縄に戦争絶対反対の学生自治会を再建することができたのは決定的でした。一方、リベラルを装いながらキャンパスでの学生の決起を絶対に認めない仲地博・沖大学長と激突し、その正体を暴きながら大衆的決起と団結をつくりだして勝利したことが重要でした!
 クラス討論妨害や過激派キャンペーンなど激しい分断攻撃に勝ち抜くことができたのは、全国の仲間の連帯や、法大闘争の教訓である「学生はかならず決起する」ということを確信し、執行部が一致団結して攻勢的に闘ったからです。反戦集会と自治会再建に対してかけられた赤嶺自治会委員長への処分に対して、「安倍政権と一体の弾圧だ!」と弾劾し、「大学の戦争協力を許すな!」と闘ってきたことも重要でした。処分撤回メッセージを集め、地域住民や労働者の方にも処分の不当性を訴えていくなかで新たな学生とつながり、沖大当局が公然と弾圧できない力関係をつくりだしました。
 京都大学同学会の公安警察摘発・追放は、安倍がねらう大学の戦争動員を全社会に暴くとともに、「学生自治会の力で戦争をとめられる」という多くの学生の確信を生み出しています。なにより、鈴木たつお候補の1万7千票は、戦争か革命かが問われる時代のなかで、絶対反対で闘う労働組合・学生自治会が求心力を持つということの証明です。


 沖縄では、辺野古新基地建設の工事が再開され、逮捕者が出る激しい激突が始まっています。また、解雇や非正規の現実に対する怒りと闘いが報道され、安倍政権への怒りが沸騰しています。
 しかし、沖縄の労働者・学生の絶対反対の怒りに翁長県知事と「オール沖縄」陣形は敵対しています。翁長は、知事会などで「全国で基地の分担を」「日本の安全保障を担っている沖縄」と言っています。仲地博学長も「米軍基地の安定性」の立場から基地を全国に分散せよと歩調を合わせています。これが、アジアでの戦争情勢が逼迫し、安倍が実際に戦争国家化を進めるなかでいわれているのです。戦争協力そのものではないですか! こんなものは絶対に沖縄の思い、怒りではありません!
 「翁長県政を支えろ」とは「戦争反対と言うな」「資本と闘うな」ということです。沖大当局は昨年末、処分への不服申し立てを却下してきました。絶対に許せません! 沖大学生自治会は2015年、辺野古新基地建設阻止・安倍政権打倒の先頭に立って闘います。そして、そのためにもキャンパスで仲地体制=「オール沖縄」と対決し、沖大生の数百・数千の決起をつくりだしていく決意です。3・11福島から5月沖縄闘争、安保国会粉砕デモの爆発へ、ともに闘いましょう!