2014年8月26日火曜日

基地建設を阻止するぞ! 8・23辺野古現地の県民集会に参加しました!

 
 
 
 
 

【8・23報告 沖縄大学学生自治会委員長・赤嶺知晃】



8月23日、キャンプ・シュワブ第一ゲート前で辺野古基地建設に反対する県民集会が開かれ、沖縄大学学生自治会の執行部メンバーも沖大旗を押し立てて参加しました。
 集団的自衛権行使容認と同時に基地建設工事に着手した安倍政権は、全土で怒りが高まる中、ついに18日に辺野古沖の海底を掘削するボーリング調査を開始しました。海上保安庁のボートを大量に動員し、むき出しの国家暴力で阻止行動を抑え込む中での強行です。埋め立てを承認した仲井真県知事もすべてを黙認し、加担しています。絶対に許せません! 集会は、こうした状況に怒りを爆発させた人々が大結集し、基地建設阻止を決意する大集会になりました。
 集会には、バスを出した那覇市職労など多くの労働組合が組合旗を立てて参加していました。また実行委員会が用意した送迎バスで高齢者から子連れのお母さん、若者まで様々な人が参加し、ゲート前の道路を埋め尽くしました。その数は主催者予想の2000人を大きく超え3600人。さらに、用意したバスに乗れなかった人も数百人いたそうです。
現場は怒りで満ちあふれ、高揚していました。基地建設反対のプラカードとともに、安倍弾劾のプラカードも多くありました。ゲート前道路を通ったトラックの運転手さんも、運転しながらスマホで熱心に集会を撮影していました。
 ゲート前で自治会が掲げた沖大旗にも注目が集まりました。沖大OBの女性が「沖大だけ自治会が無いなんて寂しいわね」と話してきたので、「今年5月に自治会を再建しました」と答えるととても喜んでくれました。6月頃、門前で演説する私に弁当をカンパしてくれた男性とも再会できました。集会中のシュプレヒコールでは、参加者全員が怒りを一つにし、「辺野古基地建設絶対反対」の声をあげました。
 労働者人民の力強さに感動する一方、集会主催者には、集まった人々の力を闘争主体と位置づけず、11月の県知事選の応援団に押しとどめる姿勢をありありと感じました。集会発言の多くが議員であり、司会は「辺野古の闘いは県議団に支えられている」と議員団を持ち上げたり、翁長那覇市長擁立を掲げるかりゆしグループCEOの平良朝敬(島ぐるみ会議共同代表)を「オール沖縄の象徴」と持ち上げたりしていました。しかし、翁長こそ労働者階級を分断する「県外移設」を掲げ、民営化・外注化や労組破壊を進めている張本人です。戦争を止め、基地を無くす力は労働者・学生です。労働者・学生の闘いを圧殺する連中にどうして基地建設を止める力があるでしょうか。
 沖縄大でも、当局が「『労働運動と学生運動の力で沖縄を「国際連帯=革命の島」へ』と主張する団体と、沖縄の大衆運動、市民活動との異質性について丁寧に学生の皆さんに伝えていきます」なる文書を出し、自治会運動に敵対しています。新聞で「基地建設反対」を表明する教授たちが、キャンパスでのビラまき一切禁止の学則をつくり、「基地反対」集会を行った私を処分しています。「戦争か革命か」が問われる中で、沖大・仲地博学長や法政大・田中優子総長のように、「戦争反対」と言いながら崩壊する資本主義を延命させるために職場やキャンパスの闘いを圧殺する連中は安倍政権と一体で戦争を進める者です。
基地建設と戦争を止める力は、こうした連中と闘い、労働者・学生が団結する中にあります。8・17集会が示したように、労働者・学生が国境をこえ、職場・キャンパスから「戦争協力拒否」で闘えば、戦争は1秒も進められません。
 沖大自治会は、学生を抑圧し分断する処分・学則改悪と闘い、沖大から戦争反対・辺野古基地建設阻止の総決起をつくり出すために闘います。IJBS労組など闘う労働組合と連帯し、保育所民営化反対・非正規職撤廃を掲げて北中城村議選を闘う宮城盛光さんを支援して闘います。
何より、沖大生と全国学生のみなさん! 奪還された法大・武田君とともに全学連大会
に大結集しよう! 革命に向かって団結を打ち固めよう!
 

以下、写真報告です!


キャンプ・シュワブのフェンスに怒りのステッカーが貼られています!


第一ゲート前に着きました!
 
 
ゲート前には、どんどん人が集まってきました!
 



向かいの歩道も埋め尽くされています!
 
 
 
 
子どもたちも参加していました。
 
 
基地に向かって怒りのシュプレヒコール!
 
 
沖縄タイムスが速報で『号外』をまいていました!
 
 
今度は歩きながらシュプレヒコール!

 
那覇市職労はバスで来ていました!
 
 
集会後、北中城村議・ミヤギ盛光さんの総決起集会に参加

 
雇い止め=解雇撤回を闘うIJBS労組の仲宗根光洋書記長

 
ミヤギ盛光さんが9月村議選必勝への決意を語る!

2014年8月1日金曜日

武田雄飛丸奪還声明

武田雄飛丸奪還が運動始まりました!
沖大自治会も雄飛丸君を取り戻すために全力で取り組みます。





「法政大学5・13弾圧」に抗議し、武田雄飛丸君の即時釈放を求めます

法政大学文化連盟【呼びかけ代表】
山本一如(法政大学文化連盟書記長)
井田敬(上智大学1年)
土田元哉(慶應義塾大学1年)
吉田耕(神奈川大学1年)
青野弘明(東北大学学生自治会委員長)
大森靖之(京都大学全学自治会同学会中央執行委員長)
百武拓(広島大学学生自治会委員長)
赤嶺知晃(沖縄大学学生自治会委員長)
斎藤郁真(全日本学生自治会総連合委員長)
坂野陽平(全日本学生自治会総連合書記長)
石田亮(弁護士、「暴行」でっち上げ弾圧裁判主任弁護人)
武田洋一(家族)
武田あかね(家族)
(2014年7月29日現在)

Ⅰ.本件起訴の不当性 

 私たちは、法政大学・田中優子総長と警視庁公安部・検察が結託して行ったでっち上げ逮捕・起訴を強く弾劾し、完全黙秘・非転向で不当な長期勾留と闘う武田雄飛丸君(法政大学文化連盟委員長)をただちに釈放することを求めます。
 武田君への今回の起訴は、5月13日に行われた「器物損壊」容疑での不当逮捕を発端としています。「現行犯逮捕」と言いながら公安警察は罪状を明示せず、武田君を不当にも拉致・連行していきました。 しかし6月3日の起訴段階になって、容疑は突然「暴行」へと切り替わったのです。法政大学・田中総長は「器物損壊」のでっち上げが破産するや、職員に「暴行」の被害届を出させ、武田君を公安警察に売り渡したのです。武田君を運動から切り離して獄中に閉じ込めておくことを狙った弾圧であること は明らかであり、決して許すことはできません。 
Ⅱ.不当逮捕・起訴の背景

 法政大学では2006年3月以来、学生への管理強化・教育の商業化に反対する闘いに対し、のべ126名への逮捕、34名への起訴、13名への処分(停学・退学など)が乱発されてきました。武田君自身も、2010年に入学したのち、こうした現実に怒って行動に立
ちあがり、2012年10月に「無期停学」処分を受けている学生の一人です。
 いかなる弾圧にも負けることなく、団結した学生の力を示し続けてきたのが法政大学の闘いです。今年2月27日には、「法政大学の看板を壊した」とされた「暴処法」(「暴力行為等処罰ニ関スル法律」)弾圧裁判において、文化連盟のメンバーをはじめ5人
の学生が完全無罪をかちとりました。そして、4月25日に文化連盟が呼びかけて行われたデモには、全国・首都圏の学生が結集しました。さらに闘いは全国に拡大し、京都大学や広島大学、沖縄大学で学生自治会の再建が進んでいます。今回の一連の弾
圧は、処分に屈することなく行動する武田君を獄中に奪い、すべての学生への「見せしめ」とするためのものです。 しかしながら、武田君の不当逮捕以降も団結と運動は拡大し、弾圧の狙いは破産しています。
 今年度から法政大学総長に就任した田中優子氏は、「戦争させない1000人委員会」に所属し、秘密保護法や原発に公式に反対の声をあげている人物です。しかしながら、その「リベラル」の看板とは裏腹に、文化連盟が提出した内容証明付質問書や申入書を6度にわたって「受け取り拒絶」するなど、学生との一切の対話を拒否しています。暴処法弾圧無罪判決についても、8ヶ月にわたって留置場・拘置所に勾留された学生たちに一切謝罪せず、完全に開き直っています。こうした大学の現状を変革する力は、学生の団結と行動の中にのみあります。

Ⅲ.学生の闘いで安倍政権を倒そう

 今回の弾圧は本質的に、戦争への道を突き進む安倍政権の攻撃そのものです。7月1日に強行された「集団的自衛権行使容認の閣議決定」は、歴史の分岐点をなしました。社会のすべてが戦時体制に組みかえられてゆく中で、大学・教育が最大の焦点と
なっています。新成長戦略(「日本再興戦略2014」)において、「大学改革」に重きが置かれていることからもそれは明らかです。
 防衛省からの軍事研究要請を東京大学が拒否したことに対し、産経新聞などによるバッシングが始まっています。そして7月6日には、武田君と同様に闘ってきた首都圏の学生A君が、早稲田での排外主義者のデモに対する抗議行動の場で「傷害」でっち上げで不当逮捕されるという許しがたい弾圧が行われました。(7月25日に釈放)
 武田君の闘いこそ、戦争に向かって学生の自主的な行動を圧殺しようとする安倍政権との闘いの最前線です。武田君を取り戻す大きな運動を全国の大学や職場からつくりあげてゆくことが、安倍政権を倒し戦争を止める力になります。 

Ⅳ.救援活動へのご支援のお願い

 私たちは、武田雄飛丸君の一刻も早い奪還へ向けて、全力で活動してゆく決意です。何より、政治弾圧への最大の反撃は団結と運動の拡大です。「即時釈放を求める署名運動」を拡大し、力強い行動を法政大-首都圏-全国で巻き起こしましょう。8月13日から始まる、「暴行」でっち上げ弾圧裁判の傍聴に駆けつけましょう。

 最後に、私たちは以下の2点を強く求めます。
①武田君をただちに釈放せよ!
②武田君への「接見禁止」措置を解除せよ!

*救援カンパ振込先:みずほ銀行 市ヶ谷支店(店番207)
口座名「法政大学文化連盟」 口座番号「2017393」