「命よりカネ」の社会を変えよう!
新自由主義に殺されてたまるか!
団結して闘おう! 1/21執行部会議へ
◇「安全切り捨て」が招いた事故だ
先週15日、長野県軽井沢町でスキーツアーバスが転落、14人が亡くなる大事故が起きました。乗客の犠牲者全員が大学生であり、うるま市出身の学生もいました。さらに、沖縄大学の学生を含めた26人が重軽傷を負いました。当該のバス運行会社「イーエスピー」は警備会社から事業参入し、「格安」を売りにする一方、労働条件や安全管理を切り捨てていました。事故2日前も、運転手の健康診断を行っていなかったことで行政処分を受けていました。事故の一切の責任は運転手ではなく、会社=資本にあります。
◇「命よりカネ」の新自由主義をうち破ろう!
今回の事故は氷山の一角です。道路運送法が改定され規制が大幅に緩和された2002年を境に民間貸し切りバスの事業者数は倍増。競争激化での過重労働や値引き合戦=賃下げで矛盾が積み重なり、2012年には群馬県・関越道で7人死亡の大事故が発生。その後、国土交通省は若干の「規制強化」を行いますが、大事故はくり返し起きています。「命よりカネ」の新自由主義政策こそ問題の根本です。「イーエスピー」が旅行会社「キースツアー」と結んだ契約金は、国の定める最低額を下回っていました。多重な外注化構造と安全対策予算の削減でコストを下げ、利用者を確保することが当たり前になっていたのです。
◇外注化阻止! 闘う労働組合が安全を守る
福島原発事故(2011年)や韓国・セウォル号事件(2014年)、建築「データ偽装」やJRで相次ぐ事故。新自由主義の下で安全崩壊が急速に進んでいます。1円でも多くの利潤を求めて安全・命を切り捨てる資本に対し、労動組合に団結して闘うことで初めて運転手・乗客の命を守ることができます。「外注化阻止・非正規職撤廃」「被曝労働拒否」を掲げてストライキで闘う動労千葉・動労水戸とともに、社会を崩壊させる新自由主義をうちやぶろう!
「戦争と貧困」の現実
大学からうち破ろう!
年初の『東京新聞』の連載「新貧乏物語」で、青年・学生の衝撃的現実が報じられました。「大学卒業時、最大で1044万円の借金を背負い込む。すべて奨学金の返還」(右、第1回)、「ここ数年、奨学金を抱えて風俗で働く女子大生が急増」「ネットでは『奨学金の返還』を誘い文句にする求人が珍しくなくなっている」(第4回)。安倍政権の下、今年度の防衛予算は過去最高の5兆円超。その一方で教育や医療、福祉の予算はトコトン削減され、とりわけ青年・学生に貧困が強制されています。学生の未来を奪う大学や社会のあり方を、根本から覆す以外にありません!
◇学生には社会を変える力がある!
私たち学生は「みじめな存在」ではなく、闘って未来を奪い返す力を持った誇り高い存在です。沖大生は、「辺野古新基地建設反対」を掲げ、ビラまき禁止、4人に1人が辞める大学の現実を変えるために自治会を再建しました。昨年10月の京都大での反戦ストライキは、学生の闘いで戦争を止められることを示しました。韓国でも「慰安婦」問題での日韓「合意」破棄を求めて学生たちが闘っています。この怒りは、戦争に突き進み、青年・学生を貧困に叩きこみ、社会を崩壊させるパク・クネと安倍に向けられたものです。今こそ安倍政権たおそう! 1・21会議へ!
戦争絶対反対・許すな改憲 安倍たおせ!
7月選挙戦(衆参ダブル選)勝利へ!
◆鈴木たつお弁護士プロフィール
*日放労(NHK)長崎分会長として闘い、不当解雇される。
*第二東京弁護士会所属。「許すな改憲!大行動」代表呼びかけ人。
*2014年東京都知事選と衆院選(東京8区)に立候補。
◆斎藤いくま全学連委員長プロフィール
*2007年4月、法政大学法学部政治学科に入学。
*サークル団体である文化連盟委員長として法大闘争に参加し、 「無期停学」処分を受けながらも10年間にわたる法大闘争を牽引。
*2011年9月から全学連(全日本学生自治会総連合)委員長に。
◆新しい労働者の政党をつくろう!
2016年は、「戦争と貧困」の安倍政治を打ち倒し、労働者民衆が主人公の新しい社会を切り開く年です。7月選挙戦(衆参ダブル選挙)は改憲をめぐる大決戦です。日本共産党の「国民連合政府」構想は、安保を容認し「自衛」の名で戦争を進めるということです。今こそ、「戦争絶対反対」で闘う本物の労働者の政党が必要です。鈴木たつお弁護士-斎藤いくま全学連委員長とともに闘おう!
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