戦争を止める国際連帯がここに
京大バリストから全国大学ゼネストへ!
11月1日、東京・日比谷野外音楽堂で全国労働者総決起集会が開催され、沖大学生自治会も参加しました。国内外で戦争と民営化に反対して闘う5700名の労働者・学生が集まり大成功しました。集会での発言の一部を紹介します。
◆斉藤郁真・全学連委員長◆
京都大学全学自治会同学会が戦争反対のストライキをうちぬきました。授業だから、研究だから、仕事だから仕方がない、そうやって進む戦争協力は阻止できるんだと示したのが今回のストライキです。韓国・民主労総の労働者の勇敢なゼネラル・ストライキ、トルコの労働者のみなさん、ともに闘う学生たちの闘いがこの決断を後押ししてくれました。私たちはこの京大ストライキを広げて必ず日本全国で戦争反対のストライキを実現します。京都大学当局は今回のストライキを業務妨害として刑事告訴すると言っています。戦争反対のストライキが犯罪。逆に、家族や民衆を殺すことが合法である戦争。そんなことが社会の大勢であるならば、私たちは喜んで犯罪者になろう。万国の労働者と団結しゼネラル・ストライキを切り開いていく、私たち全学連は大学においてその一端を担います。
◆国鉄千葉動力車労働組合・田中康宏委員長◆
30年におよぶ国鉄闘争への温かいご支援に心から感謝を申し上げます。6月30日、国鉄分割・民営化攻撃に伴う採用差別が国家的な不当労働行為であったことを最高裁に認めさせました。しかし、この闘いは解雇を撤回するまで終わりません。労働運動を再生するまで終わりません。外注化と労働者の非正規職化を止めるまで終わりません。これはすべての労働者の共通の課題です。CTSというJRの下請けの仲間たちがこの闘いの中で動労千葉に多く結集し始めています。正規と非正規がこうやって団結できる。この闘いが本当に広がっていけば、社会のあり方を根本的に覆すことができる。
そして、もう一点。戦争を止めること、ここに力を集中して闘おう。今日は韓国から民主労総の仲間たち、ドイツの機関士労組の仲間たち、そしてトルコからも仲間たちが結集してくれています。安倍の戦争法の狙いは、アメリカ帝国主義が画策している朝鮮半島での戦争に参戦することです。私たちは今日ここに結集している民主労総の仲間たちに銃を向けることなんかできません。労働者に国境はないのです。この戦争は徹頭徹尾、資本家の利益のための戦争です。労働者の国際的な団結で戦争を止めたい。それと闘う労働組合を甦らせることで戦争を止めたい。非正規だ、貧困だ、格差だ、もうどれだけの労働者が涙を流したんですか。それに加えて戦争、冗談じゃない! 今求められているのは国民連合政権だとか、選挙協力だとか、そんな国会の中だけに全部を閉じ込めることですか? 違います。労働組合がストライキをやって社会に登場し、労働運動を復権することです。
◆日本IBMビジネスサービス労働組合・富田晋委員長◆
10月27日、安倍政権は辺野古の新基地建設の本体着工を開始した。ふざけるな!
安倍は、安保法案でグラグラになり、辺野古基地建設でなんとか巻き返そうとしている。さらに、「5015計画」(=北朝鮮の体制転覆を想定した米韓の軍事作戦計画)に沿って、沖縄を最前線の基地に固定化するために辺野古新基地建設を強行している。
しかし、これこそ安倍の終わりの始まりだ! 安倍を倒す時が来たんだ! この中で、最も問われ、求められているのが、労働運動を闘う私たちです。
安倍政権は、安保法案、辺野古新基地建設を強行するとともに、派遣法の改悪に踏み切った。これは、すべての労働者を非正規に突き落とし、一生非正規を固定化すると同時に、半失業状態の非正規労働者を戦争に動員するための政策です。
辺野古基地建設を阻止する力は、米軍の基地内にある基地の労働者の闘いと存在にあります。基地内には、戦争に反対し、ストライキを打った経験を持つ労働組合である全駐労が存在します。その全駐労の団結を破壊しない限り、戦争は絶対にできない。だから、やつらは新基地建設と総非正規職化攻撃を一体でかけてきている。この中で、私たちIJBS労組をはじめ、沖縄の労働者は非正規職撤廃を掲げて組織化を開始しています。基地内でもすでに、部署丸ごと外注化の攻撃に対して、非正規職撤廃の闘いが巻き起こり始めています。
私たちのIJBS労組は、一年前の3月31日に隣にいる彼、仲宗根書記長が解雇されました。しかし、解雇されたから何だ! 解雇を本当に許せないと、ともに闘う仲間が、県内外にあふれるように出てきています。職場においても、動労千葉の闘いを継承して、反合理化・運転保安闘争を闘っている。ぼくらは、これから沖縄でゼネストを開始していく。民主労総ゼネストに連帯し、安倍を倒す。戦争を阻止し、新しい社会を建設しよう!
◆トルコUID-DERの労働者◆
親愛なる兄弟姉妹のみなさん、まずはじめに、UID-DER(ウィダル、国際労働者連帯協会)を代表してご挨拶したいと思います。われわれはトルコの兄弟姉妹からの心からの挨拶、連帯のメッセージ、そして成功への折りを携えて来ました。われわれは、UID-DERの労働者として、戦闘的な動労千葉の闘いにぴったりと寄り添っていきます。そしてわれわれは、毎年11月に開催されるこの集会が非常に意味深く、重要だと考えています。本集会にさまざまな労働組合や外国からの参加者が結集していることを知っています。さらには資本家階級と安倍政府に対し、極めて鮮明なメッセージを発しているがゆえに、この集会は非常に重要です。あなたがたは新自由主義攻撃、戦争挑発、そして原発にノーをつきつけています!
そしてわれわれは、みなさんのトルコの兄弟姉妹として、何千キロも離れたところからやってきました。われわれの声をみなさんの声に重ねるために、みなさんとスクラムを組むために、そして労働者の国際的な団結を強化するために!
兄弟姉妹のみなさん! もし、われわれ世界の労働者がひとつになることができず、個別の闘いを共通の闘いにすることができず、階級的団結をつくることに失敗すれば、帝国主義者と資本家の力に対抗することはできないでしよう。これらのことをわれわれが成し遂げることができなければ、資本家どもは経済危機と帝国主義のツケをわれわれにずっと払わせ続けるでしょう。
われわれは仕事を奪われ、ますます貧しくされ、より低賃金で長時間労働を強いられ、原発事故と帝国主義戦争で殺され続けるでしょう。
つい3週間前、トルコでの平和集会に野蛮な攻撃が加えられました。100人を超えるわれわれの兄弟姉妹が命を奪われ、数百人がけがを負いました(左下と上の写真)。この虐殺は、AKP(トルコ公正発展党)政府の攻撃的政策の結果としてひきおこされたものです。彼らは権力の座に居座り、中東への帝国主義政策を続けるためにこのような事件をおこしたのです。
われわれは深い悲しみに沈み、また激怒しています! しかし、この怒りを無駄にするわけにはいきません。この血塗られた虐殺を忘れないし、忘れさせてはならないのです。われわれは組織し、団結し、彼らに対して立ち上がる。そのことで、この事件の責任者に罪をつぐなわせるのです。
兄弟姉妹のみなさん! 福島事故後のみなさんの苦闘は、本質的にわれわれの苦闘と同じです。われわれUID-DERの労働者が、これらの苦悩が二度ともたらされることのないよう闘う理由もそこにあります。それゆえわれわれはみなさんの「原発やめろ」という闘いを支持してきました。そしてわれわれは、闘いのなかで労働者階級の国際連帯と団結を強めたいと思います。
みなさんの兄弟姉妹として訴えます。集まって声をひとつにし、心をひとつにし、こぶしをひとつにして、資本家、そして資本主義体制にして立ち上がろう! そして彼らにこう叫びましよう。「お前らはノーだ。お前らの腐った制度もノーだ。お前らの戦争もノーだ。お前らの経済危機もノーだ。原発も核兵器もノーだ」と!
われわれに必要なのは、自分たち自身の力を信じること、そして、次なる闘いのステージにむかって前進することです!
闘う労働者の国際連帯、万歳! 万国の労働者、団結せよ!
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