2015年12月4日金曜日

戦争絶対反対! キャンパスから立ち上がろう!(12月2日にまいたビラです)

戦争絶対反対!
キャンパスから立ち上がろう!


沖大生からあがる不安の声


 最近、沖大生からこういう声が上がっています。
 「戦争は嫌だし、ストライキはしたほがいいと思う。でも、自分は週5でバイトをしていて深夜バイトも一つ増やすから自分のような弱い立場の人間は関わらないほうがいい」「お金が無く、奨学金をかりている。奨学金が何百万という額になっていて、この先本当に不安だ」
 これが「学生が主役の大学」といわれる沖縄大学の学生の声です! 4人に1人がやめていく高額な学費と奨学金によって、多くの沖大生が苦しめられています。
 沖大当局は「学生を守るため」と称して一貫して学生自治会の活動を妨害してきました。しかし、沖大当局が学生に強いている現状がこれじゃないか! 本当に許せない!

2014年9月3日付『東京新聞』

 文科省内では、奨学金を返せない学生を自衛隊に行かせる経済的徴兵制が議論されています。こうした中で、沖大生に高額な学費と借金を強制している大学のあり方は、沖大生の戦争反対の思いを押しつぶし、こうした学生を戦争にすら引きずり込むものです!
 何より、沖大当局は2年前、ビラまき一切禁止の学則をつくり、学生だけの施設使用を禁止して、全沖大生から声をあげる権利を奪っています。また、反戦集会を主催した学生自治会執行部に訓告処分を下すことで沖大生が戦争反対で立ち上がることを押さえつけようとしています。こうした大学のあり方は、安倍政権の戦争政策に最悪の形で協力するものです。一方で「辺野古新基地建設反対」と言いながら、学生の未来を奪い、反戦の声をつぶす仲地博学長は、最悪の戦争協力者です! 沖大から戦争を止める闘いを巻き起こそう!

大学・学生の戦争動員阻止しよう


 12月1日、文部科学省は、年間約54万円の国立大学授業料について、運営交付金の大幅削減によって2031年度に93万円に上がるという試算を発表しました。なんと16年間で40万円、毎年2万5千円にも及ぶ大幅値上げです。絶対に許せない!
 値上げは必ず私立も含めた全大学に波及します。今ですら多くの学生が学費に苦しみ、未来を奪われている中で、2倍近くの学費の吊り上げは、学生と家族を地獄に突き落とすものです。
 運営交付金の削減は、学生値上げで学生を突き落とすだけではなく、大学の軍事研究をも促進するものです。

9月25日付『琉球新報』

 04年の国立大学法人化以降、大学運営の基盤となる運営交付金は毎年削減され、多くの大学では研究費の調達すら困難になっています。こうした状況をついて、防衛省は今年から3億円の予算を用意して軍事転用可能な研究の募集をはじめ、16大学が応募、4大学が採用されています。戦争の反省から軍事研究に反対してきた大学をつくりかえ、安倍政権が進める戦争や武器輸出に大学を動員しようとしているのです。

 また、辺野古基地建設を進めるための環境監視活動を国から請け負った京大や東大の教授らが、「研究費減るなか貴重」と基地建設受注業者から1100万円の寄付金をもらっていたことも発覚しています。
 大学に行くのに、巨額の借金や自衛隊行きすら覚悟しないといけない。研究者として生きていくために軍事研究をしないといけない。私たちは未来を奪われ、また人の命を奪うために大学に来たんじゃない!

大学を学生の手に取り戻そう!


 安倍政権が大学の戦争動員を狙うなかで、大学の本質が変質しようとしています。
 本来、大学とは、社会の次の担い手である学生が、社会を動かしている勤労大衆と連帯して未来をつくっていく場のはずです。イラク・シリア空爆や朝鮮半島有事などに参戦を狙う安倍政権は、大学をそれに向けた研究機関にしようとしています。そして、これを貫徹するために、学生を学費・就活・奨学金で追いつめ「自分は弱い立場だ」と思うまで徹底的に疎外しています。絶対に許せない!
 しかし、安倍政権がどんなに否定しようと、学生は「戦争は嫌だ」「ストライキがしたい」と世界の仲間と連帯し、未来を展望して行動する存在です。
 フランスの労働者は、デモ・集会禁止の戒厳令の中で反戦デモとストライキに立ち上がっています。韓国・民主労総は、11月14日の民衆総決起大会で放水を乱射する機動隊と7時間に渡って実力闘争を闘い抜きました。
 決死の思いで立ち上がる世界の労働者と連帯して立ち上がろう! 戦争に絶対反対で闘い、大学を学生の手に取り戻そう!

 京都大学全学自治会同学会は、全国学生とともに、吉田南キャンパスで反戦ストライキを打ち抜いた【10月27日 京都】

 韓国でも軍事政権時代を賛美する教科書改訂に反対して中高生が立ち上がった。
 「私たちも正邪を区別できます」のボードを掲げる女子中学生【10月17日 ソウル】

 10月10日の首都アンカラでの反戦デモを狙った爆弾テロで友人を失ったトルコの大学生たちは12日、トルコ政府の戦争阻止を訴えてストライキに立ち上がった。
(以下はトルコ語新聞の翻訳サイトhttp://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20151013_070833.htmlから引用)午前11時40分:メルスィン大学の学生たちがボイコットを行った/午前11時20分:イズミルで何千もの人々がバスマネ広場に集まり始めた。混雑が進行している/午前11時8分:何千もの中東工科大学(ODTÜ)の学生たちがデモ行進を行った/午前10時30分:ボアジチ大学の人々がボイコットのために集まった/午前10時20分:ミマル・スィナン大学でボイコットが始まった/午前10時5分:アンカラ大学の医学部でも追悼集会があった。

「学生の未来を奪う大学を変えよう!」

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