コールセンターで労働組合をつくって闘う日本IBMビジネスサービス労働組合(IJBS労組)
富田晋委員長(左)と仲宗根光洋書記長(右)
◆富田晋さん(日本IBMビジネスサービス労働組合委員長)
周知の通りですが、10月27日に安倍政権は、辺野古の新基地建設の本体着工を開始した。ふざけるなと言いたい!
ぼくは16で沖縄に行ってから16年間、辺野古新基地建設を止めるために闘ってきました。今安倍は、安保法案でグラグラになったから辺野古基地建設でなんとか巻き返そうとしている。さらには、「5015」計画に沿って、沖縄を最前線の基地に固定化するための攻撃として、この辺野古新基地建設が強行されています。
しかしながら、ぼくが言いたいのは、これこそ安倍の終わりの始まりだってことですよ! 98歳で座り込みを続けてきたヨシおばあは、ぼくに、「今までの闘いは勝てていないが、負けていない」と言った。今回はもう勝つ時代が来たでしょう。安倍を倒す時が来たんだということです。
この中で、最も問われ、求められているのが、我々労働運動の者たちです。
安倍政権は、安保法案、辺野古新基地建設を強行するとともに、知っての通り、派遣法、労働法の改悪に踏み切った。これは、すべての労働者を非正規に突き落とし、一生非正規を固定化する、同時に、半失業状態の非正規労働者を戦争に動員するための政策です。さらに、沖縄でTPPが開始されれば、沖縄の農業はすべて壊滅するという事態にまで発展します。
その中で、辺野古基地建設を阻止する力は、米軍の基地内にある基地の労働者の闘いと存在にあります。基地内には、戦争に反対し、ストライキを打った経験を持つ労働組合である全駐労が存在します。その全駐労の団結を破壊しない限り、やつらは戦争は絶対にできない。だからこそ、やつらは新基地建設と総非正規職化攻撃を一体にかけてきている。この中で、私たちIJBS労組をはじめ、沖縄の労働者は非正規職撤廃を掲げて組織化を開始しています。基地内でもすでに、部署丸ごと外注化の攻撃に対して、非正規職撤廃の闘いが巻き起こり始めています。その中で、動労総連合を建設し、非正規職撤廃を掲げ、あらゆる合理化に反対する労働運動、労働組合の存在こそが求められているということです。
私たちのIJBS労組は、一年前の3月31日に隣にいる彼、仲宗根書記長が解雇されました。しかし、解雇されたから何だと言うんだ! この解雇を使って、本当に許せないという思いを、ともに闘う仲間を呼びかけ続けました。その結果として、県内外に多くの仲間たちがあふれるように出てきています。ぼくらの職場においても、動労千葉の闘いを継承して、反合理化・運転保安闘争を闘い、闘える労働組合をつくり出すために、今日ここに農民の青年、非正規職の先駆的な労働者がともに立ち上がってくれています。学生もいます。今まさにぼくらは、これから沖縄でゼネストを開始していく。民主労総とともにゼネストに連帯し、安倍を倒す。戦争を阻止し、新しい社会を建設しようではありませんか! 沖縄はその先頭で闘うぞ!
最後に、仲宗根書記長に一言だけいただきます。
◆仲宗根光洋さん(日本IBMビジネスサービス労働組合書記長)
全国・全世界から集まった労働者のみなさん、お疲れ様です。仲宗根光洋と申します。私は、今月の24日に、那覇地方裁判所で自分の解雇が有効だという不当判決がおそらくくだされるでしょう。ですが、その判決がなんだと言うんだ。私は絶対にあきらめない。自分の解雇を撤回させることで、沖縄の労働運動、階級的労働運動を沖縄で甦らせ、ゼネスト、革命へ駆け上がっていきたいと思います。全世界・全国の労働者のみなさん、ともに闘いましょう! よろしくお願いします。
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